メンズ革靴の種類、つま先のデザイン、靴底やヒールの仕上げまとめ!

 

革靴の種類とのデザイン、仕上げの方法などについてご紹介します!
いやほんとに、世の中にはいろんな種類の靴がありますよね。

 

なんだか横文字が飛び交ってよくわかんなかったので、何より僕自身が知らないとまずいなぁと思った次第です!笑
よければお付き合いください!

 

 

代表的な革靴の種類

まずは代表的な靴の種類をご紹介します!
ここに掲載していないものもありますので、あくまで参考程度にご覧ください。

 

オックスフォード(内羽根)

紐付の足首下までの浅い靴の総称。
内羽根の短靴をオックスフォードと呼びます。

 

内羽根式・外羽根式の違い?

ちなみに内羽根式の靴というのは、靴紐を通す『鳩目』の部分が、アッパー(靴の甲の部分)より内側に入り込んでいるデザインのものを指します。
逆に次にご紹介する外羽根式の靴というのは、『鳩目』の部分が、アッパーより外側に出ているものを指します。

 

内羽根式の靴の方がフォーマルで品があり、外羽根式の靴の方がよりカジュアルというのが、一般的な認識になります。

 

 

ブラッチャー(ダービー・外羽根)

履き口外に開く、外羽根式の紐付き靴の総称です。
ダービーと呼ばれることもあります。

 

 

また、外羽根のウィングチップの靴も同じくブラッチャーと呼びます。
ウィング飾りが後方に向かうものをロングウィングチップと呼びます。アメリカンタイプに多い形です。

 

 

バルモラル

 

内羽根のウィングチップの靴です。
同じウィングチップでも、内羽根の方がよりドレッシーな印象になります。主に英国調のクラシックタイプに多い形です。

 

穴飾りの種類によって、クオーターブローグ、セミブローグ、フルブローグなどと呼び方が変わります。
ブローグの種類について

 

 

モンクストラップ

 

修道僧(モンク)が履いていた靴にヒントを得た尾錠(びじょう)留めの短靴です。バックルシューズと呼ばれることもあります。
モンクストラップとダブルモンクストラップが主流です。

 

 

スリッポン

 

靴紐や留め具がなく、足を滑り込ませるだけで簡単に履ける靴の総称です。

 

 

ローファー

 

「怠け者」という意味の簡易靴です。
U字型のモカにコインストラップという飾り革が付いているものがコインローファー。また金属の飾り具がついているものはビットローファーと呼ばれます。

 

 

チャッカーブーツ

 

機能的なアンクルブーツで、元は英国のポロ競技に由来するという説から、その名前がつきました。

 

 

サイドゴアブーツ

 

両サイドにゴムを織り込んだ生地を挟み込んだ深靴です。アルバートブーツ、チェルシーブーツとも呼ばれています。

 

 

 

 

靴のデザイン

次に靴のデザインについてご紹介します。

 

ストレートチップ

つま先に縫い目や線があるデザインの靴です。最もフォーマルなのでビジネスから冠婚葬祭すべてのシーンで使えます。汎用性が高いので、迷ったらストレートチップで間違いなしです!

 

プレーントゥー

つま先からアッパーの部分に装飾がないデザインの靴です。
ストレートチップの次にフォーマルといった具合で、内羽根は外羽根よりフォーマルであるとされています。

 

ホールカット(ワンピース)

一枚革で作られたシンプルなデザインの靴です。装飾がなく上品なので、ビジネスでも使えます。

 

Uチップ(Vチップ)

アッパー部分がU字型(V字型)の縫い目が特徴的なデザインの靴です。
ドレッシーではありますがややカジュアルな靴という位置付けになります。

 

スワールモカ(スワールトゥ)

つま先からアッパー部分が3つにわかれるような縫い目が特徴的なデザインの靴です。
ドレッシーな印象なので、ビジネスならまだ問題無いのですが、お葬式のような場合だと相応しくないかもしれません。

 

メダリオン

つま先部分に穴飾りが施されたデザインの靴です。
ドレッシーな印象が強いですが、ビジネスでもよく見られる靴です。

 

ウィングチップ

アッパー部分に羽根のような縫い目があるデザインの靴です。クラシカルでカジュアルな位置付けになります。

 

センターシーム

つま先からアッパー部分の真ん中の縫い目が特徴的なデザインの靴です。
伝統的なデザインですが、物によってはカジュアルな用途が強くなってしまうものが多い印象です。

 

モカシン

アッパー部分がU字型に縫い付けられている靴です。
元々はインディアンの革靴だったこともあり、カジュアルな要素が強い靴になります。デッキシューズやローファーに多いデザインです。

 

キルト

ギザギザの切り込みがあるデザインが特徴的なデザインの靴です。
伝統的でゴルフシューズなどによく見られるデザインです。

 

タッセル

房飾りが特徴的な靴です。
ドレッシーな要素の強いデザインになります。ローファーに多く、かつてアメリカでは弁護士の靴という印象が強いようです。

 

ビット

馬具の一種である轡(くつわ)の形をした飾りが施された靴です。
ローファーやモカシンに多く、ドレスシューズの代表とも言える靴です。

 

 

つま先の形状

次に、つま先の形状についてご紹介します。
なかなか見分けるのが難しい場合もありますが、好みの形状を認識してもらうという意味では知っておいて損はないと思います!

 

アーモンドトゥ

オーソドックスなアーモンドトゥは英国の伝統を感じさせるデザインで、よく目にするタイプの形状のひとつです。

ラウンドトゥ

ラウンドトゥも英国の伝統を感じさせるデザインですが、アーモンドトゥよりは丸くサービスシューズなどによく見られる形状です。

 

スクエアトゥ

ソールのつま先部分が四角く角が張ったような形状になったデザインです。スタイリッシュな印象になります。

 

チゼルトゥ

チゼルトゥ(chisel:たがね、彫刻刀の意)もスタイリッシュな印象でソールだけでなくトゥのアッパーも四角く釣り込まれているデザインです。
イタリアやスペイン、日本で好まれる形状です。

 

オブリークトゥ

足の形に忠実なオブリークトゥはドイツ系に多い健康靴やウォーキングシューズによく見られる形です。

 

ポインテッドトゥ

ポインテッドトゥは本来婦人靴に多いデザインで紳士靴に使われるのは稀です。

 

 

ソール(靴底)やヒール(かかと)のデザイン

最後に、ソール(靴底)やヒール(かかと)のデザインや仕上げについてご紹介していきます。

 

テーパードヒール(ピッチドヒール)

 

ヒールが先端に向かって細くなっている仕上げです。
通常の垂直のコバが安定感のあるどっしりとしたつくりと表現すると、こちらのテーパードヒールは華奢な雰囲気になり、ドレッシーな仕上げ、という印象になります。
ピッチドヒールと言われたりもします。

 

また、ヒールカップからつながるラインが滑らかで美しいカーブを描くので、後ろからのルックスに特徴が出ます。
それほど目立つ仕上げではありませんが、ドレッシーな装いには非常に合わせやすい仕上げです。

 

ダブルソール

出典:Church’s GRAFTON – amazon

 

アウトソールとウェルトとの間にミッドソールを挟んで仕上げた靴底です。
ミッドソールを2枚入れるとトリプルソールになります。靴としての丈夫さが増すだけでなく、見た目にも重厚感のある、ワイルドな仕上がりになります。

 

しかし、単純に重くなったり返りが悪くなって、足なじみが悪くなってしまうというデミリットもあります。
ワークシューズやカントリーシューズなどで多く見られる仕上げです。

 

カラス仕上げ

 

このようにソール前面を黒く染めた仕上げをカラス仕上げと言います。

 

 

 

また接地しないウエストの部分のみを黒く染める仕上げを半カラス仕上げと言います。

 

黒染めのアッパーが最もフォーマルになるのと同様に、ソールも黒く染めて仕上げることによって、よりエレガントな印象になります。
引き締まったシャープな印象になるのが特徴で、元々は絨毯や床を染料で汚さないための処置だったと言われています。

 

べヴェルドウエスト

出典:阪急メンズ館ブログ

 

ウエストの両サイドが土踏まずの形に沿うようにカーブを描いていて、センターラインが盛り上がったような仕上げのことをベヴェルドウエスト(beveled:面取りされたの意)と言います。

 

靴全体を引き締めて凛とした印象を持たせることと、はき心地の良い足を包み込むようなホールド感がメリットの仕上げです。
ウェルト部分の出し縫いがミシンでは難しい仕上げなので、高級ラインやビスポークに多く見られる仕上げの方法になります。

 

ラスターヒール

 

最も磨耗して削れやすいヒールの後ろ側のみラバーが埋め込まれたものがラスターヒールです。

 

写真のように三日月型ものや、他にはくさび形やV字型のものもあります。近年では大抵の紳士靴には紳士靴に付けられている定番のヒールでもあります。

 

確かに多くの靴で見るかかとです。さらにかかとの修理屋さんなどでもこのタイプのヒールを取り扱っているお店もありますね。

 

ヒドゥンチャネル

 

アウトソールを縫い付けたときの出し縫いの糸を隠す仕上げです。

 

革に切り込みを入れ、その内側を縫うことによって、縫い終えた後に縫い目を接着して隠します。
見た目がすっきりと美しくなるだけでなく、磨耗で糸が切れたり、水の染み込みを防止する役割も果たします。

 

糸で縫ってあるとは思えないほどの美しさです。

 

トゥチップ

 

ソールの先端に取り付け、磨耗から守るものです。
金属のものだけでなくラバーのものもありますが、金属製の製のものはヴィンテージスチールとも呼ばれており、つま先を磨耗から守ってくれます。

 

人によっては、歩くときの金属音が好まれない場合があるようです。

 

 

最後に

個人的には別に名前なんて知らなくてもいいんじゃないかなって思ってます。
ただ、いつかビスポークシューズを作るときに、デザインの種類や仕上げの方法を知っておいた方が選択肢が広がる気がしますよね。
あと、靴が好きな人たちと共通の言語で話ができるのも、楽しさのひとつじゃないかと思います。

 

靴底の製法についても詳しくご紹介しています。
靴底の製法まとめ

 

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
革靴の磨き方もご紹介していますので、よければこちらの記事もご覧ください。

 

初心者でも簡単!靴磨きの方法【革靴手入れ・クリーム仕上げ・おすすめの道具】

よかったらこちらもどうぞ!

Share the post? シェアすんなよ!絶対すんなよ!
Related Posts 関連記事
Comments コメント

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

コメントは送信いただいてから表示されるまで時間がかかることがありますのでご了承ください。

Popular Categories 人気のカテゴリ
Instagram 革靴コレクション
僕の靴一覧はこちら
Profile プロフィール

レザーシューメディア・くすみ
東京
1986.9.25 愛知県生まれ
趣味で靴を磨いて8〜9年。革靴・靴磨きに関して情報発信をしています。自分のやりたいことをして生きる人生を模索しています。
音楽と甘いものも好きです。
詳しいプロフィールはこちら

月間最高41万PV
webサイト設計・制作・seoコンサル
お問い合わせ