革靴のつま先のデザインとソールやヒールの仕上げをまとめてみました

 

こちらの記事では、靴底の製法についてご紹介しましたが、今回は靴のつま先とソールについてお勉強したいと思います。

 

案外知らないデザインがあったり、メリット・デメリットがあったりしますので、よければご覧ください。

 

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つま先のデザイン

まずはつま先のデザインからです。
大きく分けてつま先の種類には次の6つがあります。

 

・アーモンドトゥ
・ラウンドトゥ
・スクエアトゥ
・チゼルトゥ
・オブリークトゥ
・ポインテッドトゥ

 

順番にご紹介していきます!

オーソドックスなアーモンドトゥやラウンドトゥは英国の伝統を感じさせるデザインで、グッドイヤーウェルト製法との相性も良いです。

 

 

また、スタイリッシュなスクエアトゥやチゼルトゥ(chisel:たがね、彫刻刀の意)はイタリアやスペイン、日本で好まれる形状です。
マッケイ製法と組み合わせることで、シャープな印象をより鮮明に与えることができます。

 

 

また、足の形に忠実なオブリークトゥはドイツ系に多い健康靴やウォーキングシューズによく見られる形です。

 

ポインテッドトゥは本来婦人靴に多いデザインで紳士靴に使われるのは稀です。

 

 

ソール(靴底)のデザイン

次はソール(靴底)のデザインや仕上げについてご紹介していきます。

 

テーパードヒール

 

ヒール(かかと)が先端に向かって細くなっている仕上げです。
通常の垂直のコバが安定感のあるどっしりとしたつくりと表現すると、こちらのテーパードヒールは華奢な雰囲気になり、ドレッシーな仕上げ、という印象になります。

 

また、ヒールカップからつながるラインが滑らかで美しいカーブを描くので、後ろからのルックスに特徴が出ます。
それほど目立つ仕上げではありませんが、ドレッシーな装いには非常に合わせやすい仕上げです。

 

ちなみに上の写真は、紳士靴です。(雨の日用なのでちょっと傷んでますが…)

 

 

ダブルソール


Church’s GRAFTON(amazonより出典)

 

アウトソールとウェルトとの間にミッドソールを挟んで仕上げた靴底です。
ミッドソールを2枚入れるとトリプルソールになります。靴としての丈夫さが増すだけでなく、見た目にも重厚感のある、ワイルドな仕上がりになります。

 

しかし、単純に重くなったり返りが悪くなって、足なじみが悪くなってしまうというデミリットもあります。
ワークシューズやカントリーシューズなどで多く見られる仕上げです。

 

 

カラス仕上げ

 

このようにソール前面を黒く染めた仕上げをカラス仕上げ、また接地しないウエストの部分のみを仕上げる仕上げを半カラス仕上げと言います。

 

黒染めのアッパーが最もフォーマルになるのと同様に、ソールも黒く染めて仕上げることによって、よりエレガントな印象になります。
引き締まったシャープな印象になるのが特徴で、元々は絨毯や床を染料で汚さないための処置だったと言われています。

 

履くのがもったいないくらい美しい靴底です…(ため息)

 

 

べヴェルドウエスト

阪急メンズ館ブログより出典

 

ウエストの両サイドが土踏まずの形に沿うようにカーブを描いていて、センターラインが盛り上がったような仕上げのことをベヴェルドウエスト(beveled:面取りされたの意)と言います。

 

靴全体を引き締めて凛とした印象を持たせることと、はき心地の良い足を包み込むようなホールド感がメリットの仕上げです。
ウェルト部分の出し縫いがミシンでは難しい仕上げなので、高級ラインやビスポークに多く見られる仕上げの方法になります。

 

 

ラスターヒール

 

最も磨耗して削れやすいヒールの後ろ側のみラバーが埋め込まれたものがラスターヒールです。

 

写真のように三日月型ものや、他にはくさび形やV字型のものもあります。
近年では大抵の紳士靴には紳士靴に付けられている定番のヒールでもあります。

 

確かに多くの靴で見るかかとです。さらにかかとの修理屋さんなどでもこのタイプのヒールを取り扱っているお店もありますね。

 

 

ヒドゥンチャネル

 

アウトソールを縫い付けたときの出し縫いの糸を隠すデザインです。

 

革に切り込みを入れ、その内側を縫うことによって、縫い終えた後に縫い目を接着して隠します。
見た目がすっきりと美しくなるだけでなく、磨耗で糸が切れたり、水の染み込みを防止する役割も果たします。

 

塗ってあるとは思えないほどの美しさです。
これも履くのがもったいない…

 

 

トゥチップ

 

ソールの先端に取り付け、磨耗から守るものです。
金属のものだけでなくラバーのものもありますが、金属製の製のものはヴィンテージスチールとも呼ばれており、つま先を磨耗から守ってくれます。

 

歩くときの金属音が好まれる場合とそうでない場合があるようです。

 

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最後に

それぞれちょっとずつ特徴があることがご理解いただけたのではないかと思います。

 

僕もいつか、ビスポークしちゃう時までに知識を十分蓄えておこうと思います。
せっかくだからこだわり抜いて自分だけの一足を作っていただきたいですよね。

 

いや、1足と言わずにね、7足くらいは作りたいと思ってますよ。週一でローテできるくらい。

 

 

ストチは2足あってもいいですね。履く用と観賞用に。
あ、そうなると8足必要になります。

 

そうなると今履いてる靴履かなくなるのかぁ…それはそれで悲しいなぁ、なんて…
ビスポークに対する想いを馳せるばかりです。笑

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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