はじめてでも簡単!鏡面磨きの方法と失敗しないコツをご紹介!

 

鏡面磨きの『3つのステップ』をご紹介します!

 

鏡面磨きとは…
(ロウ)を主成分とした鏡面磨き用ワックスを使い、革靴のつま先やかかと部分に鏡のようなツヤを出す仕上げのことです。
ハイシャインって言ったりもしますよね。

 

慣れない方には意外と難しいこの鏡面磨きですが、ちょっとしたコツなんかもご紹介してみますので、是非試してみてください!

 

 

また、鏡面磨きをする前に靴の汚れを落としたり革に栄養を与え、状態を整える下準備を是非済ませておいてくださいね。

はじめてでも簡単!革靴の磨き方

 

 

鏡面磨きに必要な道具

 

鏡面磨きに使う道具はこの3つです。
左から順に…

 

①ワックス
②コットン素材のネル生地
③水

 

そして、こちらもあるとさらに便利ですがなくても大丈夫です。

④コットン素材のカット綿
⑤山羊毛ブラシ

 

 

水は、ハンドラップと呼ばれる容器に入っています。

ハンドラップのご紹介

 

 

STEP1 ワックスで下地(ベース)づくり

 

指でワックスを直接靴に塗って、鏡面の下地(ベース)を作っていきます。
つま先かかと部分に広く伸ばすようにワックスを乗せていくイメージです。

 

足の甲の部分は革の屈曲がおおいため鏡面磨きに向きません。
あくまでワックスを塗る範囲は、つま先かかとがメインです。

 

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また、布を使わず指で直接塗る理由は2つあります。
布につけると布にワックスが染み込んで塗る効率が悪くなってしまうのと、布の繊維で塗ったワックスを剥がしてしまう恐れがあるからです。

 

 

こんな感じで、革表面の凹凸を埋めていくようなイメージで、ワックスを薄く塗り伸ばします。
革の状態にもよりますが、4〜5回程度を目安にワックスを塗り足します。

 

POINT!

ワックスが柔らかい場合は、ワックスを乾燥させて塗り足したほうが革表面に定着します。
なので、右足のつま先 → かかと → 左足のつま先 → かかと → 再び右足のつま先 …
という流れで、ワックスを乾かしながら塗り重ねていきましょう。

 

 

STEP2 水とネル生地の布を使って磨く

 

次に指にネル生地の布を巻き、ワックス表面を整えていきます。

 

指に巻いたネル生地は、指の腹の部分を水で湿らせておくようにしましょう。水は多すぎる必要はなく、全体的にうっすら湿っている程度で大丈夫です。

 

水を使う理由

 

水を使う理由は、ワックスに布が直接触れてしまうと、布がワックスを拭き取ってしまうからです。
水がワックスと布の潤滑油的な役割を果たし、綺麗な鏡面を作ることができる、というわけです。

 

ワックス表面を整える時、表面に一滴水を垂らします。
そこから優しく布で表面を整えていきます。

 

決して強くこすらず、優しく円を描くようにワックスを整えます。

 

POINT!

指に巻く布ですが、革へ触れる部分にシワがあると磨きムラができて思うように光ってくれません。なので、シワのないようにしっかり布を伸ばすのがコツです。

> 布の巻き方はこちらでご紹介しています

 

ワックスを塗り足して表面を整える

 

この後、ある程度鏡面が整ったら、布に少量のワックスを取り鏡面に塗り足していきます。
このとき、ベースに塗ったワックスを剥がしてしまわないように気をつけましょう。

 

POINT!

この時も水を乾かすために、
つま先 → かかと → つま先 → かかと
というように交互に磨いていくのもひとつのコツです。

 

納得のいくツヤが出るまでこの工程を繰り返します。

だんだん塗り足すワックスの量を減らし、水分だけで鏡面を整えます。

 

 

STEP3 山羊毛ブラシやコットンで仕上げ

 

もしお持ちの方は、山羊毛のブラシで靴全体をさらっとブラッシングしたら完成です。
優しくブラッシングして表面を整えるイメージです。

 

初心者の方にはコットンがおすすめ

 

初心者の方におすすめな、鏡面をさらに輝かせる方法をご紹介します。
脱脂綿やコットンなどに水を含ませて、ワックスを塗った部分をさらに整えていきます。

 

ふわふわのコットン素材で鏡面を磨くと、さらに透明感のある輝きを出すことができます。

ひとつ上の輝きを手に入れるための道具

 

 

鏡面磨きのメリット・デメリット

鏡面磨き(ハイシャイン)は要するにお化粧と一緒です。

 

なので定期的に落としてあげる必要があります。
というのも、ワックスで革表面に薄い膜をつくることになるので、革の通気性を損ねるというデメリットがあります。

 

また、ワックスを乗せたままにしておくと、次第に革の栄養が損なわれます。
定期的にワックスを落とし、クリームなどで革に栄養を与えてあげましょう。

 

 

しかし逆に、鏡面磨きには防水効果を高めることと、革に膜をつくるので傷から守ってくれるというメリットもあるのです。
見た目にも美しい仕上がりになるので、革靴が好きな方には是非一度挑戦してみていただきたいと思います。

 

 

決してワックスが悪いわけではありません。
革が乾燥してしまったり栄養を損なってしまうことが革にとって負担になることを覚えておいてくださいね。

 

 

鏡面磨きをした後のお手入れ

鏡面磨きをしてしばらく靴を履いていると、だんだん細かいヒビが割れがはいったり、つま先やかかとをぶつけたりして傷がついてしまうことがあります。

 

そうなるとワックスを落としてあげる必要があります。

 

鏡面磨きの落とし方

 

鏡面磨きを落とすのはちょっと大変です。
革靴の汚れ落としなどではなく、ワックス専用のクリーナーがあるのでそちらをご利用ください。

 

片足につき、3〜5回程度塗り足してワックスを溶かし、拭き取ってあげる作業です。

鏡面磨きを早く落とすクリーナーのご紹介

 

鏡面磨きを落とす頻度

鏡面磨きを落とす頻度は、8〜10回靴を履いたらというのを目安にしてください。

 

もちろん傷やヒビ割れができたら落としてあげてもいいのですが、過度にクリーナーで革を擦ってしまうと、革の表面に負担がかかったり傷つけてしまう可能性もあります。

 

鏡面磨きは靴磨きの醍醐味ですが、やり過ぎは革に負担がかかるということも覚えておいてください。

 

鏡面磨きの傷やヒビ割れを補修する方法

 

小さな傷であれば、クリームなどでワックスの表面を再び整えることもできます。

 

革靴用クリームの代表格、クレム1925を使って傷ついたワックスの表面を整え直します。
この時、クレム1925は無色のものを使います。

 

クレム1925の無色は他のクレムと成分が若干異なり、ワックスを溶かす成分が多いようです。

鏡面磨きのキズ補修の方法

 

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ワックスの柔らかさ・硬さを使い分ける

 

ブランドやメーカーによってワックスの硬さは違います。
指でちょっとこするだけでヌルッと溶けるワックスもあれば、新品の状態でも割と硬めのワックスなど様々です。

 

柔らかいワックスで下地づくり

柔らかいワックスは革表面の凹凸を埋めてくれますが、乾くまでに時間がかかります。
また、乾いて定着する前に塗り足してしまうと、前に塗ったワックスを剥がしてしまうことがあります。

 

なので、初心者の方には、柔らかめのワックスを買っていただき、3日〜1週間蓋を開けて乾燥させてから使うのがおすすめです。

そうすれば、下地がある程度作りやすくなります。

新品のワックスは蓋を開けて乾燥させる

 

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乾燥させ過ぎてしまうとドライワックスといって、乾燥は早い代わりに革に定着しにくい状態になってしまうので、ご注意ください。

 

硬いワックスで仕上げ

硬いワックスは乾くのが早いため革表面に定着しやすいですが、革の細かい凹凸を埋めるのにはあまり適していません。

 

革の凹凸が十分埋まらないとワックスと革の凹凸に隙間ができ、白い点々が残ってしまう、なんてこともあります。

 

なので、柔らかいワックスで下地を十分作った上で、硬めのワックスを重ね塗りして鏡面を整えていくと、両方の良いところを活かしながら、弱点もカバーできるという磨き方もあります。

硬めのワックスを2層目に使う鏡面磨き

 

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色をグラデーションに仕上げる

 

鏡面の色をグラデーションに仕上げるアンティーク仕上げという方法もあります。

 

茶色の革靴などに見られるもので、つま先の色が濃く、徐々に薄くなっていく仕上げです。

 

こういった仕上げも鏡面磨きの醍醐味だと思います。
気になった方は是非チャレンジしてみてください!

アンティーク仕上げのやり方

 

 

鏡面磨きがうまくできない場合

なるべく丁寧にご説明をさせていただいたつもりですが、なかなか鏡面磨きができない!とか、うまくいかない!という場合に考えられる原因を考えてみました。

 

①ワックスが固すぎる/柔らかすぎる
②布でワックスを拭き取ってしまっている
③布を湿らせる水の量が少ない
④革自体がワックスが乗りにくい状態になっている
⑤靴が新品

 

このようなことが起こってしまうと綺麗な鏡面をつくるのは難しいかもしれません。

 

こちらの記事で詳しくご説明していますので、よければ読んでみてください。

鏡面磨きに失敗したりうまくいかない原因と成功のコツ

 

 

鏡面磨きの動画

 

 

嗜みとしての鏡面磨き

鏡面磨きに水を使う代わりにウイスキーなどのアルコールで磨くという『モルトドレッシング』という、大人の遊びがあります。笑

 

僕はまだ試したことはありませんが、アルコールが水よりも揮発性が高く乾きやすいため、鏡面磨きに向いているという理論のようです。

 

 

ただ、ウイスキーの成分で革にシミができてしまうこともあるようですのでご注意ください。

 

僕もウイスキーが飲めるようになったらやってみます。笑

 

 

ワックスは100均にも売っています

 

ご紹介した道具を全て揃えるのはハードルが高いという方は、ダイソーなどの100均でワックスを買ってみてください。

 

ちょっとニオイがキツいですが、安価に手に入るので初めての方にはおすすめです。

100均の道具で鏡面磨き

 

 

最後に

 

輝く革靴を履くのは本当に気分がいいものです。
気持ちよく歩けるし、磨いた鏡面をぶつけて傷つけたくないので、歩き方や所作にも品がでると思います。

 

意外にも鏡面磨きはご自宅で簡単にできてしまうので、フォーマルなパーティーやビジネスシーンでも、ここぞ!という気合の入る時に是非お試しください!

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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靴磨きの動画 汚れ落としから鏡面磨きまで

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