ウッドベースのアドリブソロを効率的に練習・上達するためのアプローチを考えてみる【ジャズ】

アドリブソロ上達

 

ピアノトリオを組ませていただき、夏に地元のジャズフェスでMoanin’を演奏することに!

 

 

2年前くらいから楽器をちゃんと弾いてなかったので、単純にバンドを組めることが嬉しく、実家からアップライトベースを持ってきて毎晩少しずつ練習しています。ウッドベースは狭いマンションには置けないので…

 

 

限られた時間の中でどうやって練習すれば効率が良いか考えてみたいと思います!

 

 

ベースソロ上達のためのアプローチ

僕の考えるアドリブソロを上達させるためアプローチは次の4つです。

 

 

1. 指のコンディションを整える
2. ソロのフレーズの引き出しを増やす
3. フレーズを組み合わせて全体を構成する
4. フレーズを丁寧に練習し精度を上げる

 

 

それぞれのアプローチについて細かくご紹介していきます。
でもまず結論から先に申し上げると、言葉は悪いけど下手クソなうちは結局巨匠たちのコピーをするというのが一番効率の良い上達方法だと信じています。

 

 

 

もう一度言いますね。

まずはコピーです!

とりあえず最初はコピーが近道です。

 

 

 

というのも、音楽は感性で語られるものです。
ガッチガチの理論だけでつくられた旋律は聴いてもおもしろくないですよね?(理論に基づいていても、歌心のあるメロディーならいいと思いますが)

 

 

なので、理論を学ぶのはナンセンスだと言っているわけではないのです。理論はやってもいいけど、効率良く上達したいならまずコピーをしたほうがいいんじゃない?ってことが言いたいのです。

 

 

やっぱりね、コピーは面倒です正直。
でも、この面倒なコピーをたくさんやった人が絶対上手くなってます。他の楽器でも同じです。「この人なんかソロ微妙だなぁ」という人は、いつまでたってもなんとなく雰囲気でやってます。

 

 

 

あと、少しだけタブ譜あるからよかったら使ってください!

 

ジャズのベースソロTAB(タブ)譜、よければ使ってみませんか?

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先日、人前で演奏させていただく機会があったので、YouTubeを見ながら久々に一生懸命ベースを練習してました。YouTubeを見てて思ったのは、結構名盤のベースソロをコピーしてる人多いんだ…

記事を読む

 

 

1〜4のアプローチについても、それぞれ説明していきますね。

 

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1. 指のコンディションを整える

まず楽器に慣れることが大切です。特に僕の場合はブランクが長いので。
普段から楽器に触れてる方は指のコンディションは整ってると思うので、ここは飛ばしてくださって結構ですよ。

 

 

ウッドベースをしばらく弾いていないと、左手で弦を押さえるタイミングと右手で弦をはじくタイミングがズレて、音の立ち上がりが悪いわけです。音も小さく、なんというか音の抜けが悪いですよね。
単純に左手の握力が落ちているので、しっかりと弦を押さえられるように鍛え直さなければいけません。

 

 

楽器のセッティングも自分の体格や腕の力に合わせて調整してみてください。弦高が高すぎるとか、弦のテンションが高すぎるとか、弾きにくいセッティングになっていませんか?

自分の出したい音を出せるような音作りもテクニックのひとつです。

(参考記事:ウッドベースの音作りを総合的に考える。

 

 

 

弦をしっかり押さえて、しっかりはじけるようになると、指先が硬くなるのでまずはその状態を目指しましょう。それが指のコンディションがいい状態。そしてその状態をキープしたいところです。

 

そのコンディションの良い状態で運指やフレーズの特訓をした方が、僕の経験上、上達が早いです。コンディションが良いと、自分の表現したい音が出しやすいので、運指やフレーズのメロディに集中して練習ができます。指が動かなかったり指が疲れてしまうことによるストレスを感じることがないので、上達が早いです。

 

 

 

毎日何となく楽器を触っていれば指のコンディションは整うんだけど、ただなんとなく練習するだけじゃなくて、4ビートを遅めのテンポで一音一音しっかり丁寧に弾く練習をすると、より効率的に指のコンディションを整えられます。
このときメトロノームを必ず使って、弦を弾いたときの音の立ち上がりとメトロノームの音を合わせるよう心がけましょう。

 

やっぱりメトロノームは正義ですよね。

 

 

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こちらのチューナー兼メトロノームは定番です。ラインインもあるのでチューニングもしやすいですし、イヤホンジャックもついているので練習用には最適です。

 

 

 

2. ソロのフレーズの引き出しを増やす

最初はフレーズの引き出しが少ないので、とにかくそれを増やす必要があるわけです。

 

アドリブとは言ったものの、練習もしていないのにいきなりかっこいいフレーズが自分から出てくることはまずありません。ミュージシャンの方々がアドリブをさらっとこなすのは、練習に練習を重ねた努力の賜物なのです。

 

 

ちなみに僕の場合、ジャズの理論とかスケールは全くわからないので、Moaninみたいな曲はFmっぽいスケール一発でソロをやることが多いです。Bメロは別ですけどね。
そして、よくやるスタンダードの曲であれば僕が持っているⅡ-Ⅴ(ツーファイブ)のフレーズが使えるんだけど、Fm一発の場合はそれがほぼ使えなくなってダサダサなソロになってしまうわけです。

 

 

なので、いろんなミュージシャンのコピーをすることにします。
先にもお伝えしたように、理論とかスケールも大事なんだけどひとまず「効率的なソロの上達」という目標とすると、かっこいい演奏を模倣してそれをなるべく忠実に再現するのが手っ取り早いのです。

 

 

 

コピーをするにあたり、重要なことは自分の口で歌えることだと思います。

 

ソロのメロディーが歌えたら楽器で弾くのは難しくないです。音さえ取れてしまえば、自分が歌いたい通りに練習をするだけです。
楽器を触る前にまずソロを何度も聞き、正しい音程でそのフレーズを歌えるようになれたら、あとは音を探して譜面に書き起こすとか、録音するとか、動画とるとかしておくと忘れなくていいかもしれないですね。

 

 

ちょっと余談

YouTubeでいろんなMoanin’を聞いていると、やっぱりピアノトリオばかり聞いてしまいます。やっぱりピアノトリオが好きなので。

 

 

Benny Green のピアノトリオで Christian McBride がソロをとっていたり、坂道のアポロンというアニメのサントラに出会ったりすわけです。笑
(坂道のアポロンは1話から全部見ました。超感動した!)

 

 

でもでも、Art Blakey Jazz Messengers のMoanin’を聞くと、トランペットやサックスのソロもかっこいいなぁって思うんですよね。
今まであまりMoanin’を演奏することがなかったので、聞き込んだことがなかったんだけど、Lee Morgan Benny Golsonのソロってこんなにファンキーなんだって正直驚きます。今さら感がハンパないんですけどね。

 

 

さらにさらに、Moanin’のBメロ部分で Lee Morgan が吹いているソロを、Benny Greenがピアノでオマージュしていたりする。ここがやりたかっただけちゃうんか!って思うほど。笑
そういう発見もジャズならではのおもしろさだと思うのです。

 

 

というような感じで、いろんなミュージシャンのソロを自分が気に入ったところだけコピーしていきます
もしかしたら、いろんな人のコピーをすることでソロのテイストが雑多なものになっちゃうことを懸念されるかもしれないけど、とにかく気に入ったところだけコピーすればいいと僕は思ってます。

 

というのも、結局演奏するのはその人自身なのだし、各ミュージシャンの音色や特徴まで全てを正確に完璧に再現するのは難しいのです。きっと、模倣を繰り返しているうちに曲によってフレーズを使い分けられたり、自分の好みの音色が出せるようになるので大丈夫です。

 

 

コピーしたフレーズは僕は譜面に起こすのがめんどくさいので、録音したり動画に残して備忘録にしておくといいでしょう。
動画は運指も確認できるしおすすめです!
自分が変顔になってないかも確認できますからね!

 

今はiPhoneで本当に高画質・高音質の動画が簡単に撮れる時代なので、恵まれてます。
ちなみにスタンドがあると便利ですよ。

 

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3. フレーズを組み合わせて全体を構成する

好きなフレーズが増えたらそれを組み合わせて、ソロ全体の構成を考えていきます。

 

 

 

初心者のうちは、マジメにソロをやろうと思ったらフレーズを全部決めて、あらかじめ構成まで全部組み立てて「決めソロ」にしておくくらいじゃないとダメだと僕は思っています。

 

 

それくらいしないとセッションやライブでお客さんに聴いてもらえる演奏にならないはずです。きっとこのトレーニングを繰り返した結果、引き出しが増え、場慣れして、ようやくアドリブができるようになるのではないでしょうか。

 

 

うまくなるまでは地道にやるしかない!
なんでもそうです!

 

僕の経験だと、フレーズをいくつかコピーしてなんとなく弾いてると、ソロの流れや構成も自然と決まってくることが多いです。

 

 

 

ただ、ここで注意したいのは終始音数の多いソロになってしまいがちなので、「弾かない」を意識するということ。特にソロの1コーラス目は、音数の少ないフレーズを選ぶことを心がけます。
それ以降も、余裕がないときのペデルセンみたいにならないように、弾きすぎないことを心がけます。笑

 

 

逆に、盛り上げるところもなんとなく考えながらソロ全体を構成します。
フレーズをコピーする段階で、音数の少ないフレーズ、盛り上がるフレーズをそれぞれ意識してコピーしておくといいかも。

 

要するに、ベースは音数を増やしても音量や盛り上がりに限界があるので、音のレンジを広げるために『下』を作りましょう、ということです。

 

 

 

このときもメトロノームを使って一定のテンポの中でフレーズを弾く練習をします。
僕の場合は、焦ったり、逆にアツくなったりすると、走ることが多いのでグルーブを出すためにも、メトロノームを使ってゆっくりなテンポから地道にコツコツ練習をします!

 

 

 

4. フレーズをゆっくり丁寧に練習し精度を上げる

コピーしたばかりのフレーズをセッションとか曲中で使うのって案外難しかったりします。それは、きっとまだフレーズが自分のものになってないからです。
それを練習で自分のものにしていくんだけど、そんなときはゆっくり練習するするのが効果的だって話を聞いたことがあります。

 

 

それも、テンポ60くらいでやるのがいいらしいけど、これはかなりしんどいです。笑
僕は100くらいでやっています。

 

 

 

ベース以外の楽器もそうなんだけど、ピアノもギターも、特にドラムなんかも同じ。力が入っていると絶対に硬い音が出るし、何より疲れます。ベースは特にそう。上半身がめっちゃ疲れてガッチガチになる。

 

ベースで早いパッセージを弾くときやハイポジションで演奏するときは必ずと言っていいほど余計な力が入ってしまうので、力を抜いてメトロノームを使ってゆっくりゆっくり丁寧に練習します。

 

 

どういうわけだかその方が早く上達するらしいのです。
力が抜けるようになるっていうのも大切な練習かもしれないですね。

 

 

 

まとめと練習風景動画!

フレーズをコピーすることでジャズの共通言語を知り、それを使いこなせるようになれば、まずはそれなりに見えるんじゃない?ということです。
理論はそのあとに存分にやったらいいと思うのです。

 

 

でも本当はもっとジャズの理論を理解した上で巨匠たちのフレーズをコピーすることができれば、他の場面で応用ができたり、また違った解釈ができたりしておもしろいんだろうと思います。
でも僕は理論を勉強するつもりはないので自分の好きなウッドベースの音やフレーズをこれからも探していけたらいいなと思っています。

 

 

 

あと、動画撮影は自分を客観的に見ることができておすすめです。ときどき顔がイッてたりするので、ほんとに恥ずかしいのですが。笑

 

 

できることならかっこよく弾きたい!内容も見た目も!
こうやって自分の演奏を見ると、普段どれだけメトロノームを使って練習してないかがよくわかります。笑

 

 

 

 

 

また、ジャズのベースソロのフレーズを集めたサイトをつくりました!まだ作ったばかりなので、フレーズの数は少ないのですが、毎日ひとつずつ追加していきます!

> ジャズベースのフレーズに溺れたい

 

 

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