革靴に合う木製シューツリー種類・選び方と入れるタイミングについて

 

 

シューツリーには、革靴を本来の形に保ってくれるという役割があります!

 

 

つまり、シューツリーを入れることで靴の反り返りや甲の履きジワを伸ばしてくれるということです。履きジワを予防することで、革のひび割れ防止にもつながります。

革にヒビが入ってしまうと修復はとても難しくなってしまいますからね…

 

 

 

というように、靴を長く履くためには、シューツリーは無くてはならないものなのですが、慣れていないと選びかたも難しいものです。

そんなシューツリーの素材や選び方や、入れるタイミングについてご紹介させてください!

 

 

シューツリーを入れるタイミング

 

まずは、シューツリーを入れるタイミングについてです!

 

一般的によく目にする説としては「汗による湿気を抜くために、シューツリーは翌朝に入れる」というものではありませんか?
もちろん、足は1日でコップ一杯分の汗をかくと言われているので、その考え方も間違いではないと思います。

 

 

少し前は、湿気や水分は革靴にとっての大敵である、という認識が一般的でしたが、それは雨水に濡れた時のシミやカビをケアする方法がなかった時代の話のようですね。
逆に今では『革にとって水分はある程度は無くてはならないもの』という考え方の方が認知されつつあります。

 

革が変形しやすいのはいつ?

さらに、革がいちばん変形しやすいのは、汗や雨水による水分が蒸発するときなのです。
なので、シューキーパーを入れない状態で革靴を翌朝まで寝かせてしまうと、履ジワや反り返りができやすくなってしまうのです。

 

 

という意味では、靴の形を保つことを優先したいのであれば、帰宅後靴を脱いですぐシューツリーを入れるのが良い、という意見があるのも確かです。以前、雑誌か何かでもそういう意見の方のコラムを読んだ記憶もあります。

 

少なくとも僕は今までその方法を試してきて、何か問題が起こったことはありませんでした。
カビが生えたこともありません。

 

ただ、僕の場合は、3〜5足の靴を履き回しているので、毎日同じ靴を履き続けないことが前提になります。

 

 

 

要するに、何を優先するのかという話ですね。
水分の蒸発を優先するのか、革靴の形を優先するのか、ということに尽きると思います。

 

 

昨今の認識であれば、水分に対してそれほど神経質になる必要もないように思います。

 

なので、個人的には帰宅後、すぐにシューツリーを入れて形を保つという方法をおすすめしています。
あと、そのタイミングで馬毛ブラシでブラッシングして土やホコリを落としてあげてください。

 

 

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シューツリーの選び方・合わせ方

先にご説明したように反り返りや履きジワを防ぐために、シューツリーを選ぶときに気にすべきポイントがあります。

 

靴を買う時店員さんに選んでもらえることもありますが、念のためご自分でもこれからご紹介するポイントを満たせているか確認されることをおすすめします。

 

 

①親指の付け根と小指の付け根がしっかり張っているか

 

親指の付け根から小指の付け根のラインは、歩行の際一番屈曲するところです。

 

ツリーがその屈曲部分にフィットしているかというのは、履きジワ予防のために大切なポイントです!

 

 

②羽根の付け根部分とツリーが密着しているか

 

こちらも履きジワ予防のために、ツリーがアッパーにフィットしてシワを伸ばせているかが大切です。

 

逆に圧迫しすぎていてもよくないので、ツリーとアッパーの形が似ているかどうか、というところで判断してください。

 

 

③かかとを面で捉えているか

 

かかとも靴の曲面とツリーの曲面がしっかりフィットしているかということも大切です。

 

シューツリーにはバネが使われているものが多く、面で捉えているかどうかで靴への負担が軽減できます。

 

 

 

こちらのコルドヌリ・アングレーズのシューツリーは高級靴に合うように設計されているようです。
僕は持っていないので、安易におすすめはできませんが、シューツリーで有名なブランドなので名前だけでも覚えていただければと思います。

 

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コルドヌリ・アングレーズ ツインチューブ シューツリー
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素材

シューツリーには主に木製のものが多いのはご存知かと思いますが、実は木製でも様々な木が使用されています。

 

素材ごとの特徴や説明をご紹介します。

 

シダー

一番の特徴は香りです!

 

耐久性に優れた針葉樹の素材として有名でもありますが、シダーツリーは香りも特徴で、防臭効果・殺菌効果が期待できるシューツリーをよく見かけます。その理由から、シューツリーはシダー!というシダーユーザーが多い素材でもあるようです。

 

ブナ

一番の特徴は耐久性です!

 

イギリスの靴メーカーが革靴の木型に使っていた広葉樹の素材でとして有名です。その木型は何十年も使われるものなので、耐久性に優れていて朽ちにくく腐りにくいという特徴があります。

 

カバ

一番の特徴はコスパです!

 

フローリングなどの建築資材にも使われる落葉広葉樹です。
耐久性もありながら、軽さも十分なコストパフォーマンスの高い素材です。

 

ライム

一番の特徴は軽さです!

 

ブナに近い耐久性もありながら、その軽さで人気を集める落葉高木の素材です。軽いので、靴を持ち運ぶ際には重宝します。

 

 

シューツリーの種類

市販されているシューツリーの主な種類をご紹介します。
それぞれの特徴などもご理解いただくと、シューツリーが選びやすくなると思います!

 

 

シューツリーの種類はこの辺りが主流です。

 

・シングルチューブ
・ダブルチューブ
・ネジ式
・バネ式
・プラスチック製可変式

 

それぞれ簡単にご紹介していきますね。

 

シングルチューブ

 

つま先が割れています。
これは、靴の中に入れるとスプリングの力で先が開くので、縦方向だけでなく横方向にもテンションがかかる仕組みになっています。

 

主につま先部分に木材が使われているため、細身で高さが低めの靴に適しています。
ローファーや紐のない靴に適したシューツリーです。

 

値段は¥2,000〜¥5,000が相場といった感じです。

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ダブルチューブ

 

こちらもつま先が割れており横方向のバネのテンションあるのと、中間のチューブが2本あるので縦方向に均等なテンションをかけることができます。

 

また、シングルチューブに比べて、靴の甲やかかとにしっかり木材が使われているため、靴全体形にテンションをかけられるシューツリーです。

 

値段は¥2,000〜¥7,000が相場といった感じです。

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ネジ式

 

ネジで前後の木材の幅を調整することができるため、靴に対して過度にテンションをかけることはありません。

 

つま先部分にバネが使われていますが、甲やかかとだけでなく、靴全体に沿って木材がつかわれているので、しっかり靴を固定することができます。
汎用性が高いシューツリーです。

 

ただし他のシューツリーより比較的お値段は高め、という印象です。
¥6,000〜¥9,000が相場といった感じです。

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バネ式

 

かかと部分とつま先部分にテンションをかけられますが、縦方向に過度なテンションがかかります。

 

なので、柔らかい靴には不向きです。

 

値段は、数百円〜¥2,000が相場といった感じです。

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プラスチック製サイズ可変式

 

こちらもネジ式のようにツリーの長さが調整できるので、靴に過度なテンションをかけることなく靴の形を整えます。ネジ式のものより調整幅が広いです。(21〜27cmほど調整できます。)

 

また、木製のものよりも軽量で携帯できるので、出張や旅行のときに重宝するツリーです。

 

さらに、木製のものより通気性が確保できますし、何より安価です。
ときどき高いものもありますが、値段の相場は数百円です。

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テンションの目安

靴に対してテンションをどの程度かけていいのかというのが難しいところですよね。

 

靴にある程度テンションがかかってもそれほど簡単に革は伸びません。なので、ある程度はしっかりテンションがかかるシューツリーを選んでも大丈夫です。

 

もちろん靴に入らないほどのシューツリーではいけませんが、ツリーを入れるときに力がかかるものを選んでも、サイズに支障をきたすことはありません。

 

 

ダイソーの安いシューツリー

しかし、僕の経験上、バネタイプのものはテンションがかかるところとかからないところが極端なので、靴に側面に伸びシワがついてしまったことがあります。
割と柔らかめの革の靴だったこともありますが、それ以来バネ式を使うのは避けています。

 

こんな感じです。

 

 

ちなみにこれはダイソーのひとつ150円のシューツリーです。(両足買ったら300円です!安い!)

 

靴のサイズを伸ばしたいという場合は専用のストレッチャーを使うわけですが、0.5〜1サイズ伸びるのが限界と言われています。

 

ストレッチャーでさえそれくらいしか伸びないので、シューツリーではほとんど革は伸びません。
シューツリーを入れっぱなしでも問題はありませんので、ご安心ください!

 

 

シューツリーの値段について

 

シューツリーには、数千円のものから1〜2万円のものまで、いろんな種類があります。
写真のような、靴の形にしっかり沿う木の素材のものであれば、5,000円から高くて1万円が相場という感じです。

 

 

もちろんブランドもあれば、素材や仕上げなど、価格を決める様々な要因がありますが、基本的に高いものは職人さんの手作業によって磨き上げられ形を整えているものが多いです。
そういった高価なシューツリーは、靴にフィットして形を保持するという役割を果たしてくれるものが多いです。

 

 

また、シューツリーの入れやすさ・取り外しやすさも機能的には重要なポイントです。

 

靴には完ッ璧にフィットしているのけど、取り外しに10分かかるシューツリーがあったとします。完璧にフィットしているのはもちろんいいんですけど、それでは会社に遅刻します。笑
いや、さすがに10分は極端ですけどね。

 

値段の高いものはこの入れやすさ・取り外しやすさも職人さんの手でしっかり調整されている、ということも覚えておいていただきたいと思います。

 

 

コスパ的にもおすすめのシューツリー!!

もう少し安価でお求めやすいのがこちらのスレイプニルのシューツリーです。
2種類あって、僕はどちらも使っていますが靴にほぼフィットしていますし、すごくおすすめです!

 

1つ目がこちら!

 

※Sleipnirのシューツリー、リーズナブルな割に形が綺麗で、さらにサイズ展開(24〜28cm)も豊富でとってもオススメです!

 

 

2つ目はこちら!

同じスレイプニルのシューツリーですが、若干形やサイズが違います。

 

 

スレイプニルのシューツリーがおすすめな理由はこちらの記事でまとめています。
参考記事:値段的にも機能的にもおすすめのシューキーパーをご紹介します!【スレイプニル】

 

 

 

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最後に

シューツリーの選び方や特徴についてご理解いただけたのではないでしょうか?

 

 

最初は、全ての靴に高級なシューツリーを買わなくてもいいかもしれません。でも、やはり個人的にはいい靴を購入されるタイミングで一緒にシューツリーを買ってもらいたいです。

 

その方が絶対長持ちするし、きっと愛着も湧きますからね。

 

 

是非お持ちの革靴に合うシューツリーを探してみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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