ジャズという音楽をもっと知ってもらいたいので、まずは『おしゃれ』という印象を打破したい

 

さて。

 

 

『 ジャズ = オシャレ 』

という認識。

 

 

これはいかがなものかと思っているのです。

 

 

 

 

たまにこんなやりとりが。

 

くすみさん、ジャズやってるらしいですねぇ

 

そうなんですよぉ

 

オシャレ〜

 

そうなんですよぉ(モヤモヤ)

 

 

 

やっぱり一般的にはそう思われてますよね。

 

 

『オシャレ』に違和感

 

やはり、オシャレって言われることに違和感を覚えます。
僕は必ずしもそうではないと思っているからです。

 

もちろんプロのミュージシャンの方が演奏したらオシャレな場合もあるとは思いますよ。
でも、オシャレっていう一言でジャズを表現してほしくないのです。

 

 

 

僕はジャズの楽しさを多くの人にしってほしいなと思っています。そういう想いで演奏活動もしてます。
ただ、ジャズがオシャレであるという認識が、なんだか『とっつきにくくてよくわからない音楽』だと印象付けてしまっているのではないだろうかという気がしているのです。

 

 

だから、そこを打破したいのです!

 

 

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そもそもオシャレって

[名・形動](スル)服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。洗練されていること。また、そのさまや、その人。「お洒落な若者」「お洒落な店」
出典:goohttps://dictionary.goo.ne.jp/jn/31148/meaning/m0u/

 

 

もちろんオシャレと思ってジャズをやってる人もいるかもしれないし、そりゃ見た目がオシャレな人がジャズをやってるかもしれないです。
でもジャズ自体はオシャレではないと思います。

 

 

 

ちなみに、僕も『 ジャズ = オシャレ 』だと思ってはじめましたけどね←

 

モテたい盛りでしたので

 

 

 

 

ここからは僕の勝手な想像です。
落ち着いた雰囲気のバーやレストランで、ムーディーなジャズが演奏されてるイメージありません?

 

そんなムーディーな雰囲気とジャズのイメージを混同してしまい、結果『ジャズ = オシャレ』という認識が一般化していく。みたいな感じだと思うんです。

 

 

 

もちろんジャズによって、その雰囲気を演出しているということはあると思いますが、それはあくまで雰囲気。別に、その雰囲気を演出するのが目的ならジャズじゃなくてもいいワケです。

 

あと、多分オシャレなのはジャズじゃなくて、そのお店かそのお店に来ているお客さんです。笑

この場合、ジャズはあくまでBGMですね。

 

 

オシャレじゃなければ

 

じゃあなんなのかって話ですよね。

 

ひとことで表現するのはとても難しい音楽です。ジャズにもいろんな種類がありますからね。

 

 

 

 

でもあえて表現するとしたら、ジャズってすごく人間味溢れる音楽だなって思うのです。

 

そのミュージシャン個人の人間性が存分に表現される音楽だと思うのです。

 

 

 

 

 

 

というのも、ジャズを演奏してる人を見ると、その人の性格とか、その人の周りに対して在り方、みたいなのがなんとなくわかるからです。

 

この人はユーモラスなだなとか、この人は空気読むタイプだなぁとか、この人はちょっとクセあるなぁとか、この人は八方美人だなぁとか、この人は負けず嫌いなんだろうなぁ、自分の道を貫く人なんだなぁ、とかね。
そういうのをうっすら感じます。

 

 

 

アマチュアほどわかります。僕の場合リズム楽器担当なので、ベースとかピアノとかドラムの方だとよりわかります。

 

プロの方だと、正直アマチュアよりはわかりにくいです。演奏技術やテクニックの方に気が行ってしまうので。
そもそもプロの方の場合、演奏が上手いのでそんなことを気にしてる暇はないんです。こっちはお金払って演奏を見てますからね。笑

 

 

 

というのもジャズという音楽は、正解がない上に、自由度が高い音楽です。
だから余計に、演奏者自身の人柄や性格がにじみ出るんだと思います。

 

正解がないということは、その人が良いと思う演奏をしてるわけですから、その人自身の感性や性格までもが存分に表現されるわけです。

 

 

これが僕が思う、オシャレという言葉が相応しくないと思う理由です。

 

 

ジャズの魅力

ミュージシャンのその人間性でもって、ジャズの演奏曲目をどう解釈してどう演奏するのか。それがジャズの一番の魅力であり醍醐味です。

 

 

ジャズにはこんな要素があります。

リズム(グルーヴ)
アレンジ
即興性

 

それぞれ簡単にご紹介していきます。

 

 

リズム(グルーヴ)

 

いわゆるノリです。
というのも、ジャズはもともとダンスミュージックだったという背景もあるのです。

 

 

ドラム、ベース(そしてピアノやギター)などのリズム楽器はもちろんですが、それ以外の楽器も、ジャズにおけるグルーヴには大きく関係してきます。

 

いかにノリを出すか、流れているリズムのどこで自分が演奏するか、いかに音符だけじゃなくて休符を意識するか、みたいなことを日々研究するんです、我々ジャズメンは。

 

 

また、ロックやポップスは一拍の捉え方が明確ですが、ジャズは拍の捉え方が自由です。
それによって表現の幅も広がり、音楽自体もより自由な表現が可能になります。

 

 

アレンジ

 

ジャズって頻繁に演奏される曲が決まってるんです。
それをジャズスタンダードと言って、スタンダード曲を国内外問わず有名なミュージシャンが演奏しています。もちろんアマチュアが行くセッションなんかでもよく演奏されます。

 

みんなが頻繁に演奏している曲を、それも毎回同じアレンジで演奏してたら飽きちゃいますよね。
人間はね、欲深い生き物なので。
ずっと同じだと飽きちゃうんですよ。

 

なので、同じ曲をいかに違ったアレンジで演奏できるかってところに注力するんです。

 

 

 

もし曲のアレンジがかっこいいと思えば、ミュージシャンだけでなくリスナーもスタンダード曲知ってる人ならきっと「この曲がこんな風にアレンジされるのね!」と理解を示してくれるはずです。
そこがジャズの魅力のひとつですね。

 

 

即興性

 

いわゆるアドリブです。
ご存知このアドリブがジャズの醍醐味です。

 

 

即興性についてはいろんな捉え方があると考えています。
決まったコード進行の中でどのようにアドリブを演奏するか、そこに我々ミュージシャンは皆腐心するのです。

 

スポーツのように即座に複雑なフレーズを組み合わせて演奏したり。
芸術のように繊細なメロディーを演奏したり。逆に何かを叫び訴えるように激しく演奏したり。
パズルのように拍を分解したり組み直したりしてトリッキーなフレーズを演奏したり。
あえて、コードの構成音とは違う音を演奏してみたり。
さらには、他のミュージシャンが演奏したフレーズに対して、何か受け応えをするような演奏してみたりと。

 

いろんな捉え方とアプローチの方法があるのです。

 

 

アドリブに正解がありません。
他のミュージシャンやお客さんがかっこいいと思う演奏ができることが正解というべきかもしれません。いや、正直それが正しいかどうかはわかりません。
人のために演奏しようと思う人もいるだろうし、人には評価されなくても自分のスタイルを確立することを目指している人もいるかもしれないし。

 

 

とにかくまずは自分が最高にかっこいいと思える演奏を目指すことが大切なのかもしれません。

 

 

 

というように、リズム・アレンジ・即興性という要素を各々ミュージシャンが解釈して演奏するわけです。きっとこの3つ以外にもジャズの魅力はあるはずです。

 

ただ、先ほどもお伝えしたようにジャズはその人個人を表現する音楽だと考えているので、これと言った正解がなく多様で曖昧なものだと考えています。
それがジャズのおもしろいところです。

 

 

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とっつきにくさ

 

しかしながら、とっつきにくさもあるわけです。

 

 

 

彼らは一体何をやってるんだ?と。笑
ジャズを初めて聴い方で、何やってるか理解できる方はいない自信があります。

 

知ってる人しか受け付けない感じ、さらにはそれを許しちゃってる感じがジャズをとっつきにくい音楽だと印象付けているように思います。またそれが逆にジャズを高尚で洗練された音楽だと印象付ける結果となっているんだと思います。

 

僕はすごくもったいないことだと思ってます。ジャズをもっと多くの人に知ってもらいたいし、もっと楽しんでもらいたいと思っているので。

 

 

せめてジャズのスタンダードナンバーを知っていると、曲中に何をやっているかがもう少し理解できて楽しめるようになるはずです。

 

 

 

 

そんな中、個人的にとてもいい試みだなぁと思うのは、Platina Jazzというバンドです。

 

日本のアニメの主題歌をジャズアレンジされてます。CMソングとしても使われてたりするのでご存知の方も多いのではないかと思います。

 

 

我々日本人には特に馴染みのあるアニメソングをジャズで演奏することで、ジャズとしてではなくてあくまで知ってるアニメソングのジャズバージョンとして聞くことができます。

 

ジャズをご存知ない方にも、ジャズのノリや雰囲気を知っていただくとても良い試みだと思ってます。これをきっかけにジャズをもっと聴いてみたいとか、あの楽器やってみたい、なんてこともあるかもしれませんしね。

 

 

入門編

 

とっつきにくい部分もあると思いますが、もしジャズに興味を持った方がいらっしゃれば、まずはよく演奏されるジャズスタンダード曲を聴き比べてみてほしいです。

 

 

例えば、映画「白雪姫」のテーマ、『いつか王子様が』という曲。
洋題では、”Someday My Prince Will Come” というタイトルですが、この曲ならご存知の方も多いんじゃないかと思います。

 

この曲をいろんなジャズミュージシャンが演奏していますので、それを聴き比べてもらうと違いがわかっておもしろいと思いますよ。
演奏する人によって、バンドによって、もしくはアレンジによって、同じ曲でもこんなに違うんだということが感じていただけると思います。

 

そしてディズニー映画の有名な曲だからなおさらね。

 

 

 

同じ曲を演奏しているわけですから、こんなに違うのに基本的なコード進行は一緒なんですよね。もちろんミュージシャンによっては代理のコードを使ったりしてますが、基本的には一緒です。

 

それがまたおもしろいところですよね。

 

 

最後に

ジャズ = オシャレとは限らないというところから、僕の思うジャズの魅力を好き勝手述べさせていただきましたが、これはあくまで個人的な意見です。

 

僕はとにかく、オシャレのひとことでジャズという音楽を片付けてほしくなかっただけなんです。

 

 

 

高校生から年配の方まで、老若男女がプレイするジャズです。逆に言うと、老若男女が一緒に演奏できる音楽でもあるわけです。
いろんな解釈が存在し、いろんな演奏が存在します。

 

 

ジャズって何?って思ってる方にそんな方にこの記事が届いてくれたら嬉しいし、そんな方が少しでもジャズに興味をもっていただけたら嬉しいなぁと思います。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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