時計

初心者向けミリタリーウォッチの楽しみ方【キュリオスキュリオ】

靴磨きセットまとめ記事
時計

 

先日、別件の取材で伺った青山のヴィンテージウォッチ専門店キュリオスキュリオ(Curious Curio)さん。オーナーの萩原さんは靴がお好きでいらっしゃるようで、時計についても靴についても、いろいろとお話を聞かせていただきました!

 

ヴィンテージウォッチのショップって全国で見ても少なく、さらにミリタリーウォッチに強いショップはほとんどないんですって。なのでかなり濃いお話もあったのですが、スーパー初心者である僕のためにかなり噛み砕いてお話ししてくださいました。笑

 

 

そもそも僕は時計について全く明るくないので、これをきっかけにいろいろとお勉強をしていこうと思います!

 

興味はあるけどよくわからない…という方は是非読んでみてください!
キュリオスキュリオさんおすすめの時計と一緒にいろいろとご紹介させていただきます!

 

一緒に勉強しましょう!!笑

 

 

そもそも軍用時計(ミリタリーウォッチ)とは

必勝ハチマキ!

 

そもそもミリタリーウォッチって何?っていうところからご説明していきます。

 

第一次世界大戦以前から腕時計は使用されていたみたいで、その時は市販品を使っていたそう。本格的なミリタリーウォッチが登場したのは第二次世界大戦からで、各国の軍が仕様を決めてメーカーに作らせたとのことです。それらには、軍の管理番号などが裏蓋に刻印され、それにより、どの国の何軍に支給されたのか分かっちゃうんですって。
さらに軍の支給品だったため、国の持ち物という扱いなのがおもしろいところ。基本的には国に返さなきゃいけなかったもの…でもあります。

 

軍事用に作られたものなので、特殊な機能や特殊なモデルのものがあります。
フライバックっていう機能がついたりとか、ハックという秒針を止める機能がついてたり。当時、軍の作戦を実行する上で、秒単位で時間をはかる必要があったんでしょうね。

 

 

一般的に販売はされていないものなので、そこもミリタリーウォッチのおもしろさのひとつだったりします。

 

 


ロンジン・リンドバーグ 1940年代
文字盤のローマ数字と、時計の下部についたアームみたいな金具が特徴的です。
この時計は単独大西洋無着陸横断飛行に成功したチャールズ・リンドバーグが改良を重ねて作り出したパイロットウォッチの一つです。近年復刻された名機です。軍用としては使用されていません。

 

 

まだ腕時計の歴史って100年程度です。

 

なので、軍用の時計だからと言って、ものすごく耐久性が高いとか、ものすごく防水性の高い時計かというとそれほどではありません。
もちろん当時の時計としてはそうだったんだけど、今の時計と比べてしまうとどうしても今の時計の方がそう言った性能は高いのだそう。

 

 

少しずつ値段が上がり続ける時計


レコード・イギリス軍 1940年代
すごく似ていますが、文字盤が違うのがわかります。
なぜ文字盤のデザインが変わったのか、みたいな話を聞けるのもこう言った専門店ならではの楽しみかたなのではないでしょうか。

 

 

高級時計にもそういうものが多いですが、時計って購入後に値段が上がるものが多いです。
ただ、ヤフオクとかで売ってるジャンク品みたいなのって、部品が正規のものから取り替えられたりしている場合は、一ッ気に値段が下がるんです!

 

僕みたいな素人だとパッと見わかんないけど、やっぱり見る人が見たらわかるんですね。
なので、ミリタリーウォッチに限らず時計全般に共通して言えるのは、ちゃんとしたものを買うんだったら、ちゃんと専門店に行って話を聞いて買いましょう。

 

ここで失敗しちゃうと、中古品として売りたいなぁって思っても全然値段がつかなかったりするみたいなので注意が必要です。

 

希少価値が高い時計


ハンハルト・ドイツ軍 1940年代
これは単純に数字のフォントがかわいい時計です。
2とか6なんて特に。小さい子どもが書いたみたいなフォントです。これが軍の仕様だっていうのだから、おもしろいですよね。

 

 

ミリタリーウォッチはそもそも大量生産品ではなく、さらに時間を経て数が減っていく時計なので、とても希少価値が高いです。

 

さらに、各国の軍の特徴が出たりもするので、例えばどの国の軍が好き!みたいなミリタリー好きの方はもちろん、単純に好みのデザインや雰囲気の時計を見つけてハマっていくという方もいらっしゃるようです。

 

ミリタリーウォッチの価格


ロンジン・チェコスロバキア空軍 1940年代
ロンジンってブランド名、よく目にしますね。
こうやって見ていると、ひとつ前の時計と針の形が似ています。何かこう、定番と言われるようなデザインがあるんでしょうね。

 

 

安いものだと10万円未満から。高いものだと100万とか、何千万するものもあるみたいです。
高級時計はいろんな要因で急に値段が上がったりすることもありますが、逆に上がりすぎたのちいろんな要因で価格が下がってしまうこともあるようです。

 

でも、ミリタリーウォッチは数が増えることがない時計なので、安定してゆるやかに上がり続けているようです。
なので、投資という口実…いや、大義名分なら奥さまの許可を得られそう…。

 

 

キュリオスキュリオさんについて

オーナー萩原さん

 

キュリオスキュリオさんは、簡単に言うとヴィンテージウォッチをトータルコーディネートしてくれるお店です。

 

というのも、こう言ったヴィンテージの時計って劣化などの理由でベルトがついてないものが多いです。
さらに、ヴィンテージウォッチに合う革ベルトを作っているところがなかったので、今ではそれに合う革ベルトのブランドも立ち上げられてるほど。
特にミリタリーウォッチにマッチする革ベルトを豊富に取り揃えていらっしゃいます。

 

オリジナルべルト販売

なので、いきなり時計を買うのはハードル高い!と言う方には、逆に革ベルトを交換して楽しむっていうのもありなんですね。
時計をひとつ買うよりはるかに安価だし、チャレンジしやすい楽しみ方かもしれません。

 

 

こういう鮮やかなベルトもありますが…

 

 

 

こんな渋い色のベルトもありますね。
渋めのベルト、いいですねぇ。すごくいい!

 

軍ごとのミリタリーウォッチ

僕はまだわかりませんが、恐らく国ごとにも時計の作りに特徴があったりするんじゃないかと思います。恐らく、陸軍なのか海軍なのか空軍なのかとか、軍の違いによっても仕様が違ったりするんでしょうね。

 

イギリス軍

 

 

アメリカ軍

 

 

ドイツ軍

 

その他のヴィンテージウォッチ

ミリタリーウォッチ以外にも、ヴィンテージウォッチを見せていただきました。
こちらも素敵な時計ばかりです!

 

ヤダ…かっこいい…

 

 

ロロロロ…ロレックス

 

 

四角いのもあるよ

 

 

シンプルで素敵…これ欲しい!

 

 

色の薄いベルト、お上品で素敵。欲しい…

 

こちらの写真は全て僕が個人的に気になったものばかりなので、これ以外の時計は是非お店でご覧になってみてください!
すごい数の時計が並んでますからね!

 

萩原さんは革靴もお好き

オールデン・タッセルズ別注

 

最初にご紹介したように、キュリオスキュリオ・オーナーの萩原さんは、革靴もお好きな方でした!オールデン、クロケット&ジョーンズ、エドワードグリーンなど15足ほど所有しており、季節や服装によって履き分けていらっしゃるようです。

 

時計の買い付けの出張で香港に行くと必ずタッセルズに行って、気に入ったものがあると購入されるそうです。(うらやましい…
取材時に履かれていたプレーントゥもオールデン。タッセルズ別注でラストはバリー、990よりも薄型ですっきりした木型でした。色も渋いですよね。素敵です!
ミリタリーつながりでタンカーブーツもお好きなようですが、日本では買えないバリーラストのコマンドソールの靴を3色お持ちのようです。

 

 

靴磨きはブリフトアッシュに依頼されていて、長谷川さんもキュリオスキュリオさんのお客さんで、何本か時計を買われてます。お店が近いこともあって、お互いたまに顔を出しあってるそうです。

 

さらにキュリオスキュリさんでは、ホーウィン社・シェルコードバンの原皮を取り寄せて革ベルトも作られています!カラーはブラック、バーガンディ、ネイビー、グリーン、ダークコニャック、バーボン、そして、製造中止になったウィスキーも少し残っています。
オーダーにはなりますが、手持ちの時計に合った革ベルトが製作できるようです。

 

アクセス

東京都港区南青山4-26-7 +8ビル 302

 

表参道駅から徒歩8分。
ちょっとわかりにくいところにありますが、キュリオスキュリオさんのwebサイトに詳しい道が載ってます!

キュリオスキュリオ webサイト

 

 

最後に


ハミルトン・USN BUSHIPS キャンティーン 1940年代
りゅうずの部分に金具がついてます。
これはアメリカ海軍特殊部隊仕様の時計で、水中での作戦を遂行するために防水性を高めるためのものだったみたいです。

 

 

時計には興味がありましたが、まぁその時が来たら少しずつ勉強していけばいいかなぁなんて思ってました。でも実物に触れてみるとすごく興味が湧いてきました!

 

希少性の高いものなんて言われちゃうと余計に。笑

 

 

例えば新しい洋服を買ったりしたときって、すごく気分が高まったりするじゃないですか。
必要かとか必要ないとかそういう話じゃなくて、やっぱり気分が上がるものを身につけるのって単純にすごく良いことだと思うんです。
気に入ったものを身につけて今日も頑張ろうとか、前向きな気持ちになるのって素敵なことじゃありませんか?

 

正直以前は、洋服も時計もそんなに興味なかったんですがいろんなものを知ると、それはそれで人生に良い影響をもたらしてくれる気がしています。
知らなかったものを知れるのって単純に楽しいですしね!

 

 

さて、これは困った…
欲しいものがいっぱいだ。笑

COMMENTS コメントを投稿する

タイトルとURLをコピーしました