リグロインって靴・革に対して実際どうなんだろう?

 

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、鏡面磨きのワックスを落とすための溶剤としてリグロインが使われることがありますね。

 

ワックスを落としやすいことで有名なリグロインですが、実際どうなんだと。
革への影響とかどうなんだと。
そのあたりを検証してみようと思った次第です。

 

よければお付き合いください!

 

 

リグロインとは

まず、リグロインって何?って方のために、リグロインとはなんなのか?ってところからご紹介しましょう!

 

石油エーテルの一種。飽和炭化水素からなる無色透明の軽質ガソリン。溶剤として用いられる。ベンジンと同意義にも使われる。

沸点が約摂氏60~120度のガソリン。実験室用の溶剤として用いる。主成分としてペンタン・ヘキサン・ペプタン・オクタンなどを含む。普通、ベンジンのことをいうことが多い。
引用:コトバンク

 

つまり溶剤です。あと、ベンジンと一緒。

 

ほら、僕は物理専攻だったので、化学の授業は受けてないんですよね。
なので、この程度のご紹介です。笑

 

 

あ、ちなみにリトマス試験紙でpHを調べてみると、中性でした。

 

 

 

リグロインで革靴の鏡面を落とす

こちらの記事でご紹介していますが、以前ワックスを一番早く落とすクリーナーはどれだ?って検証してみたわけですが、結論から申し上げると圧倒的ですね。

 

早いです。

 

 

 

これが…

 

 

 

こうなって…

 

 

 

こうです!

 

 

以前検証したクリーナーはこちらの3つ。

 

・ブートブラック:ハイシャインクリーナー
・東急ハンズxコロンブス:ポリッシュクリーナー
・サフィールノワール :クレム1925(ニュートラル)

 

それぞれのワックスを落とす回数を検証してみた結果…

 

ブートブラック:ハイシャインクリーナー 6回
東急ハンズxコロンブス:ポリッシュクリーナー 3〜5回
サフィールノワール :クレム1925(ニュートラル) 4回
リグロイン 2回

※回数はワックスの量によって変わるのであくまで目安とお考えください

 

乗っていたワックスの量が多少違う可能性もあるのでフェアな検証ではありませんが、リグロインは2回。

 

 

 

 

ただ、リグロインに触れた手は若干白い成分が残っているようです。もしくは手の油分が持って行かれて、白く見えるのか。
指紋が白くなっていますね。

 

 

 

じゃあ実際革にどうなのか。
ようやく本題でございます。

 

 

リグロインが革に及ぼす影響を検証

革に影響を与えそうなことをいろいろやってみたいと思います。

 

 

適当な革の端切れを用意します。
それに対して、リグロインを塗ったり、こすったり、浸したり…

 

 

1. 革に塗ってみる

まずは、革に塗ってみます。

 

 

革にシミができましたね。
液体による一時的なシミの可能性も高いため、まぁまぁ一旦放置しましょう。

 

 

2. 革に塗って擦る

次に、リグロインのついた布で革の表面を擦ってみます。

 

 

パッと見、そこまでの変化はみられません。

 

違う革でも試してみます。

 

 

こちらは、黄色の染料が抜けた感がありますね。
しかし、革の表面がすごく荒れているというような印象はありません。

 

 

ちなみに、以前パティーヌの時に使用したアセトンだと表面が擦れて溶けたような感じになります。
アセトンをクロスにつけて、同じように表面をこすってみました。

 

 

 

 

 

それぞれ乾くとこんな感じです。

 

左:リグロイン、右:アセトン

 

左:リグロイン、右:アセトン

 

少々荒々しく表面をこすったので、リグロインも革の表面が若干荒れてなくもない気がします。でもそれ以上にリグロインは、色が落ちた印象です。

 

逆にアセトンは、革の表面が荒れているのがわかります。光沢もなくなって、銀面が荒れ、若干変色しているようにも見えます。

 

 

3. 革に浸す

こんな革の切れ端を半分リグロインに浸してみます。

 

 

 

 

 

成分が揮発するのを待って、革の状態を見てみます。

 

 

特に革が硬化したとか、表面の光沢が失われたとか、そういうことはなさそうです。
ただ、やはり染料が溶けたせいか若干の色ムラができているようですね。

 

 

結論

『リグロインの革への影響は、見た目には分かりづらい。』

 

こう結論付けました。
すごく曖昧な結論で申し訳ないのですが、革への影響が正直どうなのかもっと長く使ってみないとわかりません。

 

 

 

リグロインを革に塗った、染み込ませただけだと、それほど大きな変化はわかりませんでした。
なので、ちょっと革に塗ったくらいであれば、正直そこまで大きな影響はないんじゃないかと思います。

 

しかし、先ほどご覧いただいたように手が白くなる現象があるのも事実です。
あれは、揮発しなかった成分が残っているのか、手の油分が奪われ過ぎたものと思われますが、もし白っぽい成分が革に残っているとしたら、それによってどんな影響があるのかは目ではわかりづらいというのが正直な感想です。
他のクリーナーであっても成分が多少残るのは間違い無いと思います。

 

別に問題ないかもしれないし、革には有害かもしれません。

 

染料の話は、黒の靴に使う分には多分それほど影響はないかと思われます。
色の薄い革や茶靴に使うときはちょっと注意が必要かもしれませんね。

 

 

 

ただし、ベンジンを摂取して自殺を図ろうとした女性の症例がネットにあって、肺浮腫と出血や、心筋繊維の断片化などが見られたそうです。
※ソース:日本医薬品添加剤協会

 

この例は極端ですが、摂取すると体に害が無いわけではない液体です。なので、実際のところよくわからない。目には分かりづらい。という結論としました。

 

 

リグロイン販売店

リグロインを購入するときに、近所の薬局に電話をして聞いたのですが、大手のチェーン薬局には売ってませんでした。
いや、薬局って判断がわるかったのかわかりませんが、結局amazonで購入しました。

 

ホームセンターとかには売ってるかもしれませんね。

 

 

 

最後に

引火性があったり、換気の良いところで使うなど、使用上の注意が製品に記載されています。
便利なのはいいことですが、それなりに危険があることもご理解いただいた上で、使用してくださいね。

 

安全に使っていただくことが何より大事だと思います。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

雨だって悪気があって降ってるわけじゃない…

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くすみ
東京
1986.9.25 愛知県生まれ
趣味で靴を磨いて8〜9年。革靴・靴磨きに関して情報発信をしています。自分のやりたいことをして生きる人生を模索しています。
甘いものと音楽も好きです。
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