靴磨き・お手入れ

初心者でも簡単な靴磨きのやり方【手順・革靴手入れ・クリーム仕上げ・おすすめの道具】

靴磨きセットまとめ記事
靴磨き・お手入れ

 

靴磨きは革靴を美しく保つだけでなく、長持ちさせることにも繋がります。
革靴は決して安い買い物ではありません。だから革靴をお手入れして長く大切に履いていただきたいと思っています。お手入れをして大切に履いた靴が醸す、味のある革の雰囲気は本当に魅力的です。

 

こちらの記事では、革靴を綺麗に保ち長持ちさせるための基本的な靴磨きの『7つのステップ』をご紹介してまいります。

 

 

靴磨きに使う道具一覧

 

まずは靴磨きに使う道具・シューケアグッズのご紹介です。
靴磨きに使う一般的な道具は次の8つです。他にもいろいろありますが、これが揃えば革靴のお手入れはできて靴が美しく長もちするようになります。

 

  1. シューキーパー
  2. 馬毛ブラシ
  3. クリーナー(汚れ落とし)
  4. コットンの布
  5. 革靴専用クリーム
  6. 豚毛ブラシ
  7. フランネルコットンの布
  8. ワックス

 

7と8は革靴の美観を整える「鏡面磨き」をするためのシューケアグッズです。興味のある方はチャレンジしていただければと思いますが、必ずしも必要なものではありません。
最低限 1〜6 の道具が揃えば靴磨きは可能です。

 

ご存知ない方も多いのですが、靴に塗るクリームや汚れ落とし(クリーナー)というものが存在します。スキンケアと似ていますね。革に水分や油分を含ませることで革を柔軟に保ち、長持ちさせることにつながります。

 

靴磨きセットもおすすめ

ただ、グッズをそんなにたくさん買い揃えるのは難しい!という方は靴磨きセットをお手に取ってみてください。安価なもので2,000〜5,000円程度のもので十分です。(ただしシューキーパーは別売りです)
こちらの記事でおすすめの商品をご紹介しています。

 

プレゼントにおすすめな靴磨きセット10選【安いものから高級なものまで】
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靴磨きの手順

こちらが基本的な靴磨きの手順です。

 

  1. シューキーパーを入れて革靴の形を整える
  2. 馬毛ブラシで土やホコリを落とす
  3. 布とクリーナーで汚れや古いクリームを落とす
  4. 革靴用クリームを塗る
  5. 豚毛ブラシで磨いてクリームを馴染ませる
  6. クロスで乾拭きをして磨き上げる

 

 

工程が多いように見えますが、やっていることは靴の形を整えて、汚れを落とし、栄養補給をする、という大きく3つの流れになっています。

 

 

それぞれの手順について、詳しくご説明していきます。

※最後の鏡面磨きは革靴のお化粧のようなものです。今回は詳しくご紹介しませんが、つま先やかかとにワックスを塗って磨き上げる、それはそれで奥の深い楽しい世界です。

 

 

1. 靴紐を解いて、シューキーパーを入れる

靴紐を解きます

 

まずは細かいところまで綺麗にするために靴紐をほどき、その後シューキーパーを入れます。
シューキーパーはシューツリーとも呼ばれ、革靴の形を整えることでシワを伸ばし、革のひび割れを予防する効果があります。
靴の甲の部分は屈曲によってシワができやすい部分で、そのシワが深くなるとひび割れを起こしてしまいます。なので、革靴1足に対して1つのシューキーパーを入れて保管されることをおすすめします。

 

シューキーパーを入れる

 

また、シューキーパーを入れることでシワが伸び、隙間に入り込んだ汚れを落としやすくなり、さらにこの後の工程で塗る革靴用のクリームを行き渡らせる効果が高まります。

 

※Sleipnirのシューキーパーはサイズ展開が豊富で汎用性が高いのでおすすめです

 

おすすめのシューキーパーは、こちらの記事でもご紹介しています。
値段的・機能的におすすめのシューキーパー

 

 

2. 馬毛ブラシで土やホコリを落とす

 

次は、馬毛ブラシで土やホコリを落とします。
馬毛ブラシは毛がしなやかなため、土やホコリを落とすためのブラシとして使われています。玄関にひとつ常備して、ご帰宅後ブラッシングをしていただくと靴を綺麗に保つことができるのでおすすめです。

 

土ふまずや靴紐を通す部分(レースステイ)の裏側など、細かい部分も丁寧にブラッシングしましょう。

 

靴紐を通す部分の隙間もしっかりブラッシング

 

ホコリとは言え繊維です。
ホコリも放っておくと革に含まれる油分を吸い取ってしまうため、ブラッシングは実はとっても大切な作業です。こういったフルメンテナンスだけでなく、帰宅した後に一日履いた靴をブラッシングしていただくと、より靴が長持ちするようになります。

 

 

靴磨きに使うブラシについては、こちらの記事でもご紹介しています。
靴磨き用ブラシの使い分け方

 

 

3. クリーナーで汚れや古いクリームを落とす

 

次は、革靴専用のクリーナーとコットン素材の布を使って、革に染み込んだ汚れや古いクリームを落とします。

 

鏡面磨きがされている靴は先にワックスを落とす

ですがその前に、この靴には鏡面磨きが施されているので、つま先やかかとにワックスが乗っています。なので、今回はワックスを落とす専用のクリーナーを先に使います。(ワックスクリーナーについて詳しくはこちら
鏡面磨きをされない方はこの工程は不要です。

 

 

つま先のワックスを落とすとこんな感じ

 

汚れやクリームを落とす

次はコットン素材の布で靴全体にクリーナーを塗布し、古いクリームを落としていきます。
指に巻いたコットン素材の布に500円玉程度のクリーナーをしみ込ませ、汚れが気になる部分を中心に小さな円を描くようにして汚れを落としていきます。
(この時、色の薄い革の場合は、革にシミができないようにかかとの内側のような目立たないところで試してから汚れを落としてください。)

 

古いクリームを落としてあげることで、新しいクリームを浸透させやすくする効果もあります。逆に古いクリームが残っていると、新しく塗ったクリームが浸透していきません。また、古くなったクリームの成分が硬化して革を傷めてしまうので、汚れ落としの工程は疎かにできないところなのです。

 

 

 

靴磨きに使う布は洗っても汚れが落ちづらく使い捨てるので、古くなったコットンのTシャツで代用していただいてもOKです。
また、大きさも好みのサイズに切って使っていただければ大丈夫ですが、市販の靴磨き用クロスは指に巻くため細長いサイズでカットされているものが多いです。

 

 

靴全体にクリーナーを塗り伸ばして汚れや古いクリームを落としていきます。
強くこすりすぎてしまうと革の表面を傷つけてしまうので、優しく拭き取ってあげてください。決してゴシゴシこすらず、汚れや古いクリームを溶かして落とすイメージです。

 

 

優しく拭き取ってあげると、このようにほんのり古いクリームが落ちました。

 

※ステインリムーバーは水性で中性のクリーナーで革を傷めにくいのが特徴です

 

汚れ落としについては、こちらの記事でもご紹介しています。
用途別・革靴用おすすめ汚れ落とし

 

 

4. 革靴用クリームで革を柔軟に保つ

 

乳化性クリーム油性クリームと呼ばれる、革靴に潤いと栄養を与えるクリームを塗っていきます。
靴磨きは革靴を綺麗にするだけが目的ではありません。革は水分や油分を与えられることで柔軟性を保ち、ひび割れを防いで靴を長持ちさせる効果があります。
栄養補給だけでなく、補色をしたりツヤを出す効果もあります。クリームの成分は水、油脂と蝋(ろう)などでできていて、透明のビンに入っているものがほとんどです。

 

少量ずつ指にとって革の表面に塗り込んでいきます。指で塗る理由は、体温で油分が溶け革に浸透しやすくなるからです。少量が靴全体に行き渡ればよいので、少しずつ塗り足してください。
ここで大事なのは、甲の履きジワが入る部分にしっかり塗り込んであげることです。靴が一番屈曲するところにしっかり栄養補給ができるように塗ってあげてください。

 

※サフィールノワールはエルメスの革ケア用品を手がけるブランドで、クレム1925はこちらの記事でもご紹介しています。

 

無色のクリームは革の色は選ばずいろんな靴に使えますので、あまりお金をかけたくないという場合は、無色のクリームひとつ持っておいていただくことをおすすめします。
靴磨き用のクリームの種類や選び方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

革靴クリームの種類とおすすめなクリーム

 

 

指で塗るのは抵抗がある…という方はクリームを塗る専用のブラシ(ペネトレイトブラシ・アプライブラシ)を使うこともできます。
ペネトレイトブラシはこちらの記事でもご紹介しています。

 

 

5. 豚毛ブラシでクリームを革に馴染ませる

 

次は、豚毛ブラシで靴をブラッシングしていきます。
豚毛ブラシは先にご紹介した馬毛ブラシと比べると少々毛が硬いのが特徴です。ブラッシングをするときの摩擦熱とブラシの毛で細かい隙間にクリームを馴染ませることが目的です。
少し力が強くても大丈夫ですので、しっかりとブラッシングしましょう。

 

ブラッシングをすることで革表面にツヤが出てきます。この時が靴磨きの最も楽しい瞬間のひとつです!

 

 

豚毛ブラシは、黒のクリームなら黒専用、茶のクリームなら茶専用、というように、クリームのごとに揃えてもらうことをおすすめします。
また、上のブラシは安価でお求めやすいのですが、毛足が短いです。毛足の長い手植えのブラシは高級ですが、毛も抜けにくく使い勝手は良いです。

靴磨き用ブラシの使い分け方

 

 

6. 布(クロス)で乾拭きをして、余分なクリームを拭き取る

 

先ほどクリーナーで汚れを落とす時に使ったコットン素材の布を使って、余分なクリームを拭き取ります。乾拭きをすることで革表面にツヤが出てきます。
余分なクリームが残っているとホコリがつきやすくなります。なので、優しくしっかり拭き取りましょう。

 

 

 

このように残ったクリームを拭き取ってあげると、革表面も艶が増してきたのがわかると思います。

 

 

靴磨き用の布については、こちらの記事でご紹介しています。
靴磨きの布のサイズやおすすめの素材、巻き方

 

 

7. 鏡面磨き(ハイシャイン)で仕上げをする

 

仕上げは、油性ワックスを使って鏡面磨きと言われるつま先やかかとをピカピカに磨き上げる工程をしていきます。
こちらは必ずしも必要な工程ではありませんが、ワックスの色や磨き方で靴の印象を大きく変えることのできる、靴磨きの魅力のひとつです。

 

また、見た目が美しく仕上がるだけでなく、つま先をキズから守ってくれるという効果もあります。

 

鏡面磨き用ワックス比較

 

上の写真のようにワックスを少量指に取り、つま先やかかと部分に薄く塗り伸ばします。
この作業を5~6回繰り返すことでワックスを塗り重ねます。
その後、フランネルコットンのフワフワの布に水を少量つけて塗り伸ばしたワックスを磨くと、徐々にツヤが増してくるのがわかると思います。

 

 

 

鏡面磨きの詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。

はじめてでも簡単!革靴の鏡面磨きの方法と失敗しないコツをご紹介!
...

 

 

 

鏡面磨きを施すことで、より靴が艶やかで立体的に仕上がりました。

 

 

靴紐を通して完成です!

 

最初に申し上げましたとおり、靴磨きは靴を綺麗にするだけでなく、靴に栄養補給をして靴を長く美しく履き続けるためのお手入れです。
この鏡面磨きの工程は好みもあるので必ずしもする必要はありませんが、ご紹介したステップ6までのお手入れは是非習慣にしていただけたらと思います。

 

ここまでの流れを動画にしてみました。よければ参考にしてみてください。

 

 

 

新品の革靴にも靴磨き(プレメンテナンス)

 

新品の革靴をすぐにでも履きたいというお気持ちもとってもよくわかりますが、履き下ろしをする前に絶対にプレメンテナンスというお手入れをしてください!

 

革が水分や栄養を吸うことで柔らかくなるので、新品の状態でもかなり履きやすくなりますし靴ズレの予防にもなります。
また、革が柔らかくなるので靴のシワも緩和され、より良い状態を保つことができます!

新品の革靴にはプレメンテナンス!

 

 

その他の靴磨きの道具・シューケア用品

最初にご紹介したもの以外にも、まだまだいろんな道具があります。
こちらでもご紹介してますので、他にも知りたい方は是非ご覧ください。

靴磨きセットのご紹介!

 

セット販売されている靴磨き道具

また、セット販売している靴磨きの道具を価格別・ブランド別にまとめてみました!
靴磨き用品をお持ちでない方だけでなくプレゼントをお考えの方にもとってもおすすめです!

プレゼントにぴったりな靴磨きセットまとめ

 

おすすめの靴磨き用クリーム

おすすめの革靴用クリームをご紹介しましたが、他にもたくさんある中で「結局どれ買えばいいの?」と思われる方へ靴のクリームをまとめた記事をご用意しました。

 

あなたに合った靴磨き用のクリームが、きっと見つかると思います!

 

革靴用・靴磨き用のクリームの種類と選び方、おすすめをご紹介!【初心者様向け】
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100均の道具で靴磨き

革靴の道具もそれなりに種類がありますし、それほど安いものではありません。
なので、『いきなり靴磨きの道具を揃えるのはハードルが高い…』という方には100均でも必要最低限の道具が揃います!
是非試してみてください。

 

向かって左:磨く前、右:磨いた後

 

革に栄養を与えるクリームと、鏡面磨きのワックス、シューキーパーも全てダイソーにあります。全部揃えても500円(税別)です。
クリームはちょっとニオイがきついですが靴は綺麗になりますし、ワックスも鏡面磨きも十分できます。

100均のワックスで革靴を鏡面磨き

 

 

靴磨き・お手入れの頻度

今回ご紹介したような靴磨きは、同じ靴を8〜10回程度履いたら一回やっていただければ十分です。
お手入れをしすぎは、クリーナーやクリームの塗りすぎによって革に負担がかかってしまいます。

 

ただし、1日履いた靴にはシューキーパーを入れ、馬毛ブラシで土やホコリを落としてあげてください。
ホコリとは言え細かい繊維ですので、革の表面から油分を吸い取って乾燥しまったり、また、汚れなどを残したままにしておくとシミになってしまったり、ということがあります。

 

なので、1日履いたら馬毛ブラシでブラッシング、8〜10回程度履いたらフルメンテナンス、というペースを目安にしてください。

 

こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
靴磨きの頻度は月1回で十分ですが履き終わった後のお手入れも

 

靴磨きの時間

クリームで仕上げる工程までであれば全く難しくはなく、慣れてくれば1足・10〜20分程度でできてしまいます。
また、鏡面磨きをすると1足・30〜40分程度かかりますが、それでも無心になって靴を磨いたり、もしくは普段の生活を省みながら磨いたり。とても贅沢で充実した時間になります。

 

個人的にはすごく素敵な趣味のひとつだと思っています。

 

 

プロの靴磨き屋さんに磨いてもらう

 

自分で靴磨きをしてもとっても楽しいです。
でも、もしうまくいかないとかもっと綺麗な鏡面磨きがしたいと思ったら、プロの靴磨き職人さんに磨いていただくこともおすすめしたいです。

 

どれくらいクリームやワックスを塗ればいいのかとか、どうすれば鏡面磨きが綺麗に仕上がるのかとか、すごく勉強になると思います!
有名な靴磨き屋さんを少しだけご紹介します。

 

東京の靴磨き職人さんの料金

靴磨きが好きな方なら、Brift Hさんをご存知だと思います。靴磨き世界選手権でチャンピオンになられた長谷川裕也さんのお店です。
メンズの靴で、当日の靴磨きは¥4,000です。磨いてもらう方のクラスによって料金が¥1,000〜¥2,000プラスになります。
長谷川さんに磨いてもらった時の記事

 

大阪の靴磨き職人さんの料金

2018年の日本靴磨き選手権の1位になられた、石見さんのお店がTHE WAY THING GOです。
こちらもメンズの靴で、当日の靴磨きは¥4,000です。

 

全国どこでも:ミスターミニット

全国に300以上店舗展開されているお店なので、駅や街角で見かけたことのある方も多いと思います。
クイック靴磨きから鏡面磨きまで、コースがあります。鏡面磨きまでやってもらうと¥2,000です。

 

その他にも、有名な靴磨き屋さんの料金をまとめました。
靴磨きをしてくれるお店と料金まとめ

 

 

最後に

 

せっかく気に入って買った革靴です。
丁寧にお手入れしてあげると本当に靴が長持ちします。革靴って決して安い買い物ではありませんからね。

 

汚れて乾燥したカサカサの革靴が、しっとり艶やかになると本当に気持ちがいいです。
お仕事で革靴を履かれている方だけでなく、オシャレが好きという方にも是非チャレンジしてみていただきたいです。
案外他人からは靴って見られているかもしれませんよ。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
かかとの修理も定期的にしてあげてくださいね!

革靴のかかと修理の値段と相場

 

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  1. 臼井なつみ より:

    はじめまして。
    臼井と申します。
    革靴クリーニングのビジネスをしたいのですが、アドバイス等頂きたいです。
    よろしくお願いします。

    • くすみ より:

      臼井さま
      コメントありがとうございました。
      革靴のクリーニングのビジネス、素敵ですね!是非応援させてください!!

      まず、革靴のクリーニングに関する技術はすでにお持ちでしょうか?
      もしお持ちでしたら、すぐにでもビジネスをはじめられることをおすすめします!
      その時、他の人がどうやってやっているか参考にするのはいいかもしれませんね。例えば、ウェブサイトをつくって全国から宅配クリーニングを受け付けるとか。

      参考サイト
      ・www.kutsulenet.jp/
      ・www.takuminuki.com/bikutsu_okzlp/
      ・www.kutsusenka.com/shoe-cleaning/
      ・www.riat-rs.com/service/cleaning.html

      もし技術はまだ…ということであれば、靴のクリーニング店や個人の方に会いに行ってクリーニングの方法を聞いてみるのはいかがでしょうか?

      ご不明な点などあれば遠慮なくご連絡ください。よろしくお願いしますね。

  2. ワイルド より:

    靴磨きクリームの塗り方というか使い方について教えてください。 クリームを塗った後塗ったところを水をしみこませたタオルで磨くと聞いたんですが、効果あるように思いません。 単に縫ってブラッシングしたほうがいいんでしょうか?

    • くすみ より:

      ワイルドさま、コメントありがとうございます。
      鏡面磨きをするとき、ワックスの上に水を垂らして磨くという方法は一般的ですよね。布に水を染み込ませると、水によって布と革との摩擦が少なくなるので、クリームを塗ったときでも同じような効果が得られるのかもしれませんね。クリームにも多少ワックスの成分が入っていてツヤが出るものがありますので。
      ただ、それをやるのはブラッシングをしてクリームを革に馴染ませた後の方がいいのではないかと思います。よければ参考になさってください。

  3. tri より:

    大袈裟に言っていますが。、ビフォーアフターはそんなに変わらないように見えますが…。

    • くすみ より:

      triさま、おっしゃる通りですね。
      僕が定期的に靴磨きをしてるので、靴がそれほど痛んでいないからです。
      ビフォーアフターで比較するのは相応しくなかったかもしれないですね。すみませんでした。
      ビフォーアフターの”アフター”の方だけご覧ください。

  4. 紅牛 より:

    以前にモウブレイの靴磨きキットの詰め合わせを頂いたのに、使い方が分からずこのサイトに辿り着きました。
    参考にさせて頂きながら自分なりに道具を揃えて、今では長く履いている靴もシワを除けば新品のように保てています。
    外に出る事も多いので、日差しを浴びて輝く自分の靴にもちょっと誇らしい気分になります。
    まだ鏡面磨きが上手に出来ませんが、持て余していた道具を上手く使えるようになり、いつも履き潰していた靴を長く綺麗に使い続けられるようになるキッカケを与えてくださったこのサイトに感謝しています。

    • くすみ より:

      紅牛さま、コメントありがとうございます!
      そういっていただけて何よりです。こちらも大変励みになります。
      これからも楽しんで靴磨きも続けていただけることを願っております!

  5. さのたん より:

    はじめまして。素晴らしい記事をありがとうございます。
    カビの出ない長期の靴、鞄の保管方法を教えていただけませんか?
    当方、自宅は海沿いのかなりの高湿地域にあります。
    数ヶ月単位の長期で不在にすることも多く、なかなかしまいっぱなしが多い状況です。
    皮鞄などは、普通に部屋に置いておくだけでもかびてしまいます。
    あまりにカビが多いので、革製品を持つことすら躊躇してしまっています。
    お手隙の時にでも、ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いします。

    • くすみ より:

      さのたんさま、コメントありがとうございます!
      部屋に置いておくだけでカビてしまうのは、革にとってはなかなか厳しい環境ですね。
      一応過去にこんな記事を書きましたので、参考にしていただけたらと思いますが、お住いの環境ではあまりお役に立たないかもしれません。
      ただ、汚れを落として、湿気を吸うか逃してあげるように保管してあげればカビないとは思いますので、乾燥剤などを一緒に入れて保管されるのが良いかと思います。

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