あえて補色せずお手入れを続けてきた革靴の経年変化のはなし

 

こちらの革靴、2014年にISETANのメンズ館で購入したローファーです。
基本的には夏に履く靴です。
すごく楽なので。

 

なので冬はお手入れが疎かになりがち…
ということで久々にお手入れをしてみました。

 

 

今回使ったのはこちらのクリームです。
サフィールノワールのレノべイタークリーム。

 

 

レノべイタークリームは光沢のある革用のクリームで、ツヤ出しだけじゃなくて栄養補給もできます。
乳化性クリームなのでさらっと仕上がり、革靴以外の革製品にもお使いいただけます。

 

 

 

最近、デリケートクリームと無色のクリームを使うことが多く、いろんなブランドの無色のクリームを買いあさっていたせいか、レノべイタークリームの存在をすっかり忘れていました。
こんなにもすばらしいクリームがあったのに…という自戒と備忘も込めて、今この記事を書いています。

 

買ったばかりのころはこんな感じの革だったんです。

 

 

緑っぽい青のような色味だったんですけど、基本的にずっと無色のクリームを使ってお手入れをしてきました。

 

 

ほとんど補色をしてこなかったのは、クレム1925のネイビーを使ったとき、このステッチの部分にクリームの色がついてしまうからなんです。
ステッチの糸の色も緑っぽい青です。糸にそこそこ濃いネイビーが乗ってしまい、それが嫌でこの靴は無色でお手入れをしようと決めたのでした。

 

 

 

これ汚れ落としでは落ちないんですよね。
あまり強い汚れ落としを使って革に負担をかけたく無いので、そのままにしていますけどね。

 

 

 

そして今はこう。

 

 

買った当初ほどの色の鮮やかさはありませんが、いいツヤとシワが出てると思ってます。

 

もちろん、色のついたクリームを使っても問題はないんですけど、こうやって補色しないであえて無色のクリームを使うことで、もともとの革の色が変化していく過程を楽しむことができます。

 

ところどころ色が抜けてしまったり、履きジワがついたりして歴史を感じるような仕上がりになってきています。
仕上がりって良く言い過ぎましたね。笑

 

 

履きジワが嫌いだった

はじめはアッパーにつく履きジワが嫌だったんです。
なんというか、靴がすごくくたびれているようで、みっともないと思ってたんです。

 

 

ただ、やはりどうしてもシワはついていきます。

 

僕はすごくたくさんの靴を持っているわけではありません。さらに、季節によって履く・履かないがあり、この靴は割と夏専用なので、夏は結構負担をかけてしまうんですよね。
なので、こんな風に深いシワがついてしまったのかもしれません。

 

 

 

でも最近はちょっと違います。
こうやって靴を磨いた靴を眺めていると、履きジワもいいなぁと。だんだん深くなってきた履きジワすらも愛おしく思えるようになってきたんです。

 

ずっと無色のクリームをメインでお手入れをしてきたこの靴が、今すごく良いツヤと深い色味と風合いを醸していることがすごく嬉しくなっただけなのかもしれませんけどね。

 

 

履きジワが消える瞬間

とは言え、履きジワはできるだけ無い方がいいのは間違いないと思います。
履きジワが深くなると、そこからひび割れ(クラック)が入ってしまう原因になるので。革にひび割れが入ってしまうと、もう治りませんからね。

 

 

ただ、靴をクリームでお手入れされる方ならおわかりいただけると思いますが、靴にクリームを塗り込んでブラッシングをすると細かい履きジワが無くなります。
この履きジワが消えた瞬間はいまだに心地よい感覚を覚えます。

 

すごく正しいことをしている気分に肩までどっぷり浸ることができます。
自分の人生を肯定しているような気持ちにさえなるのです←

 

 

補色をほとんどしなかった結果

この靴は、基本的にクレム1925の無色か、このレノべイタークリームでお手入れをしてきました。
時々デリケートクリームも使いました。

 

 

雨に打たれて、汚れ落としを過度に使ってしまった結果、このように一部色褪せてしまった部分もあります。
つま先の上の部分、色が褪せてるのがわかりますよね。

 

 

 

 

こういうのを経年変化って言うんでしょうか。

 

よく言えば、ですかね。笑

 

 

 

もしかしたらみっともないと思われるかもしれませんが、僕は今この感じがすごく気に入っています。このままずっと無色のクリームを使い続けたいという気持ちでいます。

 

他の靴もあえて補色しないものと、がっつり補色していくものとを分けてお手入れをしています。

 

こっちの靴は、クレム1925のネイビーを使ってます。

 

 

昔はもっと明るい色だったんですが、ちょっと履きこなせなかったので色を濃くしてます。

 

 

 

あと、こちらの靴。

 

 

中古で買った靴なんですが、クレム1925のエルメスレッドのような色でちょっとずつ赤っぽくしていきたいなぁなんて考えてます。
もしかしたら、自分でパティーヌ(染め替え)に挑戦してみてもいいかもしれません。
てかやりたいです。やります。笑

 

 

 

革靴のお手入れにはそんな楽しみ方があってもいいんじゃないかなぁなんて思ってます。

 

サフィールノワールのレノべイタークリームはこちらの記事でもご紹介しています。
> レノべイタークリームのご紹介

 

 

黒の靴だけは、がっつし黒で色を乗せていきますけどね。

 

是非、ご自分の好みに合わせて靴磨きを楽しんでいただきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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