鏡面磨きに失敗したりうまくいかない原因と成功のコツをご紹介!

 

 

「鏡面磨きに失敗した!」とか「できない!うまくいかない!」

という場合に考えられる原因をいくつかご紹介したいと思います。

 

 

はじめまして、くすみ(kusumincom)と申します。
僕も何度も失敗して革にシミができてしまったり、ワックスが乗らなくなってしまったり…いろいろ経験しました。

 

昔買った靴や履かなくなった練習用の靴で練習したので、正直そこまでダメージはないんです。
でも、新しい革靴を買って、さぁ鏡面磨きするぞ!っていう一番楽しくて幸せなときに、鏡面磨き失敗しちゃうと悲しいですよね。

 

 

 

恐らくこの記事を読んでくださってる方も、失敗をされた経験方なんじゃないかと思うのですが、もしかしたら次回からはうまく鏡面磨きができるヒントが隠されているかもしれません!

 

よければ参考にしてみてください!

 

 

鏡面磨きに失敗する原因

原因はこんな感じかと思われます。

 

①ワックスが固すぎる/柔らかすぎる
②布でワックスを拭き取ってしまっている
③布を湿らせる水の量が少ない
④革自体がワックスが乗りにくい状態になっている
⑤靴が新品

 

鏡面は、ワックスの下地をしっかりと作れば、ある程度光ってくれます。
そこから、いかに鏡のような鏡面をつくるかというのは技術や経験の差になってきますが、まずはとにかくワックスの下地を作ることを意識しましょう。

 

とにかく革にワックスの下地をしっかり定着させること。
それが失敗しないコツです!

 

 

原因の①と②は下地を作る上でかなり重要な要因になります。
鏡面磨きがうまくいかない…という方は、まずは①と②を意識して鏡面磨きをしてみてください。

 

①〜⑤をそれぞれご紹介していきましょう!

 

①ワックスが固すぎる/柔らかすぎる

ワックスが乾燥して固すぎる、もしくは新品で柔らかすぎると下地づくりが難しくなります。
先ほどもご紹介したとおり、鏡面磨きにはワックスの下地がとっても重要です。

 

ワックスが乾燥しすぎている場合

 

例えば、ワックスが上の写真のように乾燥しきっている場合、革にワックスがなかなか乗らないことが多いです。
ワックスが革に定着していない状態で上からワックスを塗ると、前に塗ったワックスがポロポロと剥がれ落ちてしまうことがあります。塗る量にもよりますが、乾きすぎたワックスは塗りづらい場合が多いです。

 

 

ワックスが乾燥しすぎてしまった場合は、ワックスを熱してあげると再び使えるようになります。
※火気には十分ご注意ください

 

 

ワックスが新品の場合は乾かす

また、ワックスがまだ新しく有機溶剤を豊富に含んでいる場合。
ワックスの上にワックスを足すと前に塗ったワックスを溶かしてしまうことがあります。ワックスが柔らかい場合は、ワックスを乾かして革にしっかり定着させることを意識しながら塗り足していきましょう。

 

つま先 → かかと → 反対の靴のつま先 → かかと…という順番でワックスを乗せていくと、塗ったワックスを乾かしながら塗り足せるので効率的です。

 

それでもワックスが乗らないとか、毛穴が埋まらないという場合は、1層ワックスを塗ったら10分程度時間を置いてから塗り足してみてください。
ワックスが乾いた後に次のワックスを塗り足せるので、確実に定着するようになります。

 

 

また、ワックスは購入後1週間くらい蓋を開けて放置し有機溶剤を飛ばしてあげると使いやすくなります。
ホコリが入らないように気をつけてくださいね。

 

 

 

②布でワックスを拭き取ってしまっている

まず下地を作る段階では、指で直接ワックスを塗ってみてください。
ネル素材などの柔らかい布でワックスを塗り足すと、布がワックスを取ってしまい下地が定着しにくくなります。

 

また、ワックスの下地をしっかりと作ったら、水を垂らしてネルで磨いていきます。これを水研ぎなんて呼びます。
作った下地水とを布で磨いたり、上からワックスを塗り足すとき、布でワックスを拭き取ってしまうとなかなか綺麗に光ってくれません。

 

 

布でワックスを塗り足す行為は、ワックスを乗せては剥がし、乗せては剥がしを繰り返してしまっている可能性があります。

 

なので、コツと言うとちょっと大げさかもしれませんが、布の、ワックスをつける面と磨く面は分けるとうまくいくかもしれません。

 

 

 

もしくは、布は磨くだけに徹して、ワックスを足すのは布を巻いていない指を使うとよいでしょう。

 

 

僕はこの2つの方法はどちらもうまくいっているのでおすすめです。慣れてくると指先だけで、塗って磨いてができるようになってきます。

 

ただ、鏡面が光らないのは、ワックスに含まれる有機溶剤でせっかく作った下地を溶かしてしまっているということも考えられます。なので、同じ場所ばかり磨かず、つま先 → かかと → 反対の靴のつま先 → かかと、というように場所を変えて磨いてください。
同じところばかり磨かない!これすごく大事!

 

③布を湿らせる水の量が少ない

 

こちらも同じく水を垂らして布で磨いていく時の失敗例です。

 

そもそも鏡面磨きで水を使う理由は、ワックスと布の滑りを良くするための潤滑油的な役割を果たすわけですが、その水分量が少ないと、ワックスと布が直接ふれてしまい綺麗な鏡面ができてくれません。

 

布の繊維がワックスの表面に細かい傷をつけてしまうんですね。それではいつまでもワックスが曇ったままです。

 

ワックスと布が触れ合う部分は常にうっすら湿っている状態がベストです。

 

水研ぎは水が多すぎてもダメ!

逆に、水の量が多すぎて失敗したこともあります。
つける水が多すぎて革が水を吸ってしまい、ワックスが定着しにくくなってしまったというものです。

 

水分量には十分気をつけて試してみてください。
余裕が出てきたら、水研ぎをしているときの指の滑り具合も気にしてみてください。水が少ないと滑りが悪くなります。
滑りで適切な水分量がなんとなくわかるようになってくるように思います。

 

 

④革自体がワックスが乗りにくい状態になっている

 

一見同じような見た目の革でも、ワックスが乗りにくい状態になっているということがあります。

 

これはやってみないとわからないのでどうしようもないというのが対策が難しいところです。左右の靴も一見同じような見た目でも使っている革の部位が違うため、やはりワックスの乗りや仕上がりやすさが違うということもあるわけですね。
革が水を吸っていても乗らないし、乳化性クリームは水分が多いのでワックスが乗りにくいということもあります。なので、ワックスを塗る前は油性クリームで仕上げておいた方がワックスは多少乗りやすいかもしれません。

 

 

とにかく、ワックスが乗らないところを躍起になってこねくり回してもうまくいかないどころか、つい力が入って革を傷めてしまったり、クリーナーなどで変にシミができてしまうなんてこともあります。

焦っていると、ワックスが乾いて定着する前にワックスを足してしまい、結果ワックスを溶かして剥がしてしまいます。

 

 

あ、ダメだなって思ったら一旦手を止めて、コーヒーを飲んだり外の空気を吸う!笑

 

ゆっくり焦らずワックスを定着させることを意識して、ワックスを足してみてください。
それでもダメなら、一度ワックスを落とすか、しばらく時間をおいて一度ロウの含有量が多いクリームで表面に膜を作ってから、再び鏡面磨きにチャレンジするしかないと思います。

 

とにかく焦らないことですね!

 

 

⑤新品の靴は毛穴が埋まりにくい

 

④と似ているのですが、新品の靴は一番ワックスが定着しにくいです。
これはプロの職人さんでも、同じ意見の方が多いようです。

 

正格な理由はわかりませんが、新品の革は毛穴もしっかり開いているので、埋まりにくいというようなことを聞いたことがあります。
時間をかけてある程度厚塗りしてあげれば

 

 

なので、初めて磨く靴は覚悟して鏡面磨きに臨んでください!笑
もしかしたら、新品の革靴を履く前にプロの職人さんに靴磨きをお願いするというのも良いかもしれませんね。

 

 

おすすめのワックスの使い方

 

靴磨きが好きな方は、サフィールノワールと聞けばご存知かと思います。

サフィールノワールの
・ビーズワックスポリッシュ
・ミラーグロス
の2つを使います!

 

ビーズワックスポリッシュは柔らかいワックスなので下地要員として、ミラーグロスは固く乾燥が早いので仕上げ要員として使い分けます。

 

 

ビーズワックスポリッシュを指で塗り下地を作ります。

 

指で直接塗る理由は、布につけると布にワックスが染み込んで塗る効率が悪くなってしまうのと、布の繊維で塗ったワックスを剥がしてしまう恐れがあるからです。

特に、ビーズワックスポリッシュ は柔らかめのワックスなので、指で塗って下地をつくることをおすすめします。

 

 

次に、固く乾燥の早いミラーグロスを塗り足して、鏡面を仕上げていくという流れです。

 

 

 

2つを使い分けるとそれぞれの特徴がわかっておもしろいと思います。
使い分けるといいといいましたが、ビーズワックスポリッシュだけでも鏡面はできます。しかし、鏡面磨きに苦労されている方は、ミラーグロスを使ってみても今までと違う結果になるかもしれません。

 

鏡面磨きの手順はこちらの記事でご紹介しています。

はじめてでも簡単!鏡面磨き(ハイシャイン)の方法
鏡面磨き_メインビジュアル

革靴のお手入れが済んだら、是非鏡面磨きにもトライしていただきたい。鏡面磨きははじめてという方でも簡単な『3つのステップ』をご紹介させ…

記事を読む

 

 

鏡面磨きをいかに短時間で仕上げるかということを理屈っぽく考えてみましたので、よろしければこちらもどうぞ。

鏡面磨きをいかに短時間で仕上げるかを考える

 

 

最後に

何度も何度もやっているとだんだん慣れてきますが、とにかく焦らないこと、楽しむことを意識していただきたいと思います。
鏡面磨きが苦行になってしまうのが何より一番残念ですもんね。

 

 

程よく光らせたり、ピッカピカの鏡面にしたり、是非ご自分の一番好きな鏡面が出せるよう挑戦してみてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

 

その他にも鏡面磨きに関する記事がありますので、よければご覧ください!

ワックスを早く落とすクリーナーのご紹介

 

鏡面磨きの傷補修はこちら

 

アンティーク仕上げの方法はこちら

 

その他のワックスに関する記事はこちら

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Profile プロフィール

くすみ
東京
1986.9.25 愛知県生まれ
趣味で靴を磨いて8〜9年。革靴・靴磨きに関して情報発信をしています。自分のやりたいことをして生きる人生を模索しています。
音楽と甘いものも好きです。
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