青空磨きの会@南池袋公園にお邪魔してきました！

本日は池袋の公園で昼間から靴を磨くという、なんとも素敵な会に参加させていただきました。

南池袋公園という公園で各々靴を持ち寄って、好き勝手に磨くというとてもシンプルな会です。
平日の公園ってすごくゆったりした時間が流れていて、お仕事中お昼休みを取られている方や、昼寝をされている方、若いカップルの方、子連れのお母さんなどなど、すごくいろんな人たちが各々の時間を過ごされています。

このイベントは8月にも開催されそちらもお邪魔したのですが、その時は公園の芝生に寝そべっている方がいたり、平和そのものでした。（今回は芝生養生のためにビニールシートが張られていましたが）

暑い真夏に野外で靴を磨くのも、秋の肌寒くなった季節に野外で磨くのもどちらも違った楽しさがあります。夏は外で酒を飲む理由がほしいだけ、というのもありますが。笑

とにかくフリーな空間、フリーな時間なので、お酒を飲んでもよし、別に磨かなくてもよし。こう言った靴が好きな人たちのコミュニティがあって、そこにいられることによる満足感を味わえる場所です。

いつも貴重なお酒ありがとうございます

靴好きの方からよく聞く話ですが、会社で靴の話なんてしない、というあるあるの話題があります。多くの靴好きの方がそうだと思いますが、磨くこと以外にも、ある種社会のマイノリティである我々の居場所を提供してくれるのがこういうイベントの素晴らしいところでもあると思っています。

別にSNSでいつでも簡単に人と繋がれる時代ではありますが、実際にその人とお会いすることでその人の機微に触れると言いますか、普段やりとりしているその人のことをより知ることができる、より好きになれるという機会だと僕は捉えています。
幸い僕は自営業で時間の融通が効きやすいので、こう言ったイベントには積極的に参加させていただくようにしています。

文字だけでのやりとりって、相手の顔が見えないから不安だったりするので、SNSがそんなに得意じゃないっていうのもあります。

人様のチェルシー

また、小さくて内向きなコミュニティではあると思いますが、人数が少ないことによって人との会話も密になるし、自分の心の拠り所というような価値を感じられる場所なのではないかと思うのです。
こういう会は、靴以外にもきっといろんなところで行われていると思うし、必ず需要があるものだと思っています。

内向きっていう表現を使いましたが、別に誰が参加してもいいわけだし、むしろ熱量を持った人たちが集まる会だからこそおもしろい企画や活動が生まれたりするわけです。そこからまた世の中に新しい価値を発信していく人が増えるかもしれない、と思うとオープンな会でもあるのかなぁと。

みたいなことを考えながら家路につきました。
だから革靴や靴磨きの文化がもっと世の中に浸透するためにも、こう言った会が少しでも増えたら良いなぁという思いで文章を書かせていただいております。

公園だとタダ。
レンタルスペース借りても、3時間で¥3,000程度です。今、簡単に場所も借りれますからね。シェアの時代ですね。

あと、いつも室内で磨いているので自然光の下で磨くことで、革の状態がより鮮明に見えるというおもしろさもあったり。また、人が使っている道具を見たり使わせてもらったりと。いろんな楽しみ方があります。

今日も4時くらいになると、すでに池袋のビル群に日が沈んでしまい肌寒くなってきてしまうのですが、それでも日中は陽が当たってあったかいし、人も多くてすごく平和な空間なんですね。
これもまた季節の移り変わりを感じられると言いますか、あぁもう11月も半分終わったんだなぁなんていう気分に浸ることのできる貴重な時間だったりするわけです。