先日、シューキーパーのサイズは妥協したらアカン!という記事を書かせていただいたわけですが、これ以外にも靴に関する失敗って今までたくさんあったなぁということを思い出したのです。
次から次へと。
まぁたくさん出てくるもんですね。笑
まぁ済んだことなので今更どうしようもないことばかりです。
でも、もしまだ体験されてない方がいらっしゃったら、その方には同じ過ちを体験してほしくない!と思うわけです。
そのためにブログ書いてますからね!
もし参考になれば…よければお付き合いください!
①シューキーパーが小さい
最近書いた記事でもありましたが、シューキーパー のサイズが合ってなくて靴の甲の部分にかなり履きジワが入ってしまった靴がありました。
※こちらがビフォーです
結構深くシワが入ってしまっていたので、かなり残念な見た目だったわけですが、違うサイズのシューキーパーを入れてしばらく寝かせたらこの通り!
※そんなにわかりませんか?笑
シワがかなり伸びて、自分好みの形によみがえりました!
靴がこんなにも理想的な形で保てるのであれば、もっと早く気付けばよかった…と自分の過ちを悔いるばかりです。
シューキーパーのサイズ選びは慎重に!
これだけ!ホントにこれだけは絶対に覚えて帰ってください!
②逆にシューキーパーが合ってない
逆のパターンもありました!
こう言ったバネタイプのシューキーパー。
これって靴の形にそったデザインではないので、局所的に大きな負担がかかる部分が出てきます。
そうなるとどこかでその負担のしわ寄せが発生し、こんな風に靴の形が崩れてしまうことがあるんですよね。
硬い靴だったら問題ないのかどうなのか…
わかりませんが、この靴は比較的柔らかくこんな残念な見た目になってしまいました。
単純に靴によっても合う・合わないがあるかもしれませんね。
このタイプのシューキーパーをお使いの方は、時々こんなシワが入ってないか、靴に極端な負担がかかっていないか確認されてはいかがでしょうか?
③クリーナーでこすりすぎた
クリーナーによっては落としやすいクリーム、落としにくいクリームがあります。
例えば、革靴用クリーナーの定番『ステインリムーバー』は、水性の汚れ落としなので、モウブレイの水分の多いクリームやデリケートクリームを落とすときは効果的ですが、クレム1925のような油性クリームを落とすのはそれほど向いていません。
昔、靴磨きの知識がそれほどない頃、靴からツヤが出るのが嬉しくて大好きなクレム1925を塗りすぎていたことがありました。
そのクレムをステインリムーバーで落とそうと、何度も革をこすってしまった結果、銀面(革の表面)が傷み、ツヤが全く出なくなってしまったのです…
クリーナーを使う際は絶対に革を強くこすりすぎないこと!
これだけは絶対に覚えて帰ってください!
④クリーム・オイル塗りすぎ
逆にクリームを塗りすぎたり、オイルを塗りすぎたりというのも失敗の1つでした。
クレム1925を塗りすぎたことも多々ありますが、一番塗りすぎたのは間違いなくタピールのレーダーオイルです。
このオイルを買ったばかりのとき、革があまりにオイルを吸うのでそれが楽しくて楽しくて、思わず塗りすぎてしまったことがあります。
そうすると革がオイルでベタベタになってツヤもでないし、クリームは乗らないし、ホコリはくっつきやすいしで。笑
さらには、レノマットリムーバーのような強力なクリーナーでも塗りすぎたオイルをさっぱり落とすことはできず、サドルソープで丸洗いをしたりいろんな方法を試した結果、靴にかなり負担をかけていまいました…
もうどうしてもダメな場合はプロのお願いするのが一番です!
さすがにこれはまずかったなと反省しましたが、レーダーオイルの適量を把握できて良い付き合い方がわかったので、まぁ良かったかなと思うことにしています。
とにかくクリームもオイルも塗りすぎない!
なんでもそうですが、健康食品もお酒も過剰摂取は体に毒ですよね。ほどほどがいいんです、ほどほどが。
靴磨きから人生を学んだ失敗でした。
体は資本ですからね。
⑤ステッチにクリームの色ついちゃう
革とステッチ(縫い糸)の色が違う靴ってありますよね。
この靴はそれほど違うわけではなかったんですが、ちょっと革より明るい糸が使われてました。
そこに僕はクレム1925のネイビーをガッツリ塗り込んでしまい、縫い糸の鮮やかな色がクリームで埋まってしまうという悲劇が起きました。
別にそれでも良いという方はそれでもいいんですが、僕はちょっと違う気がして…
なんか…
なんか個人的には靴をデザインした方の意図を尊重したくて…
糸だけに。
これも覚えて…というか使っていいですよ?
これが言いたかっただけでした。
⑥中古で買った靴が大きかった
これはまぁ仕方ないんですが、割とサイズがちょうどいい靴と同じものをヤフオクで落として、まぁ多少のサイズ差は許容するつもりでいたんだんすが、その中古靴はホールカットのスリッポン。笑
紐靴やモンクストラップがあるわけではないので、サイズ調整は一切できません。笑
こんな当たり前のことに気付けない僕。笑
危険予測が甘いと良く言われます。笑
結果、革を切ってインソールを作って隙間を埋めました。
革のインソールを足すと柔らかくなるので、単純に履き心地はいいです。
ただ、スリッポンの中古履を買うときはサイズ選びは慎重になった方がいいです!
もちろん、紐靴やストラップの靴なら多少の誤差は許容できるかもしれませんね。あと、自分の足に合う木型とサイズがわかっているものだったらそれほど心配することはないかもしれません。
⑦ワックスをドライにしすぎた
ご覧ください。
これ、ワックスです。
一応、指でとって靴に塗ることもできますが、乾燥しすぎているため全然革に定着してくれません!
塗り重ねると、ポロポロ剥がれる始末…。
こればっかりは僕の技術ではどうしようもないわけです。
なので、新品のワックスは1週間乾かして使うと良いなんて言ったりしますが、やりすぎは禁物です!
個人的には絶対1週間以上乾かした方がやりやすいと思っていますが、それも好みですし、いろいろ試してご自分のやりやすいやりやすいワックスの硬さをいろいろ試してもらうのが一番良いと思っています。
まぁそれが靴磨きの楽しいところだと思うんですよね。
失敗してもいいじゃないですか。
ワックス感想させすぎちゃうくらいで靴が1足ダメになるわけでもありませんからね!
鏡面磨きにも正解はありません。
何より楽しんで靴を磨いてもらえることを願っています!
これも覚えて帰ってください!!
⑧かかと・つま先の修理遅すぎた
かかとの修理、つま先の修理が遅すぎて削れてはいけないところで削れてしまったことも昔は多々ありました。
修理屋さんに持っていくと修理してもらえるのですが、修理が高くついてしまいます。
かかとは比較的わかりやすいかなって思いますが、つま先って案外盲点だったりしませんか?
僕だけですかね??笑
そう、そもそも靴底のお手入れが盲点なんじゃないかと思ってるんです。
ソールって柔らかいほど履き心地もいいし、反りが良くなるのでつま先も削れにくくなるんです。靴底の革も柔らかい方が摩耗しにくいんですよね。
なので、ソールガードとかミンクオイルを塗ることで雨水の浸透を防ぐと同時にソールを柔らかく保つという靴底のお手入れも気にしてみるといいかもしれません。
靴の中で一番消耗するところはどこですか?そうです、もちろん靴底です!
今日はこれだけは絶対に覚えて帰ってくださいね!
⑨下駄箱が小さすぎる
今使っている下駄箱、こういう開くタイプのもので合計12足しか収納できない、収納美人ならぬ収納ブスです!
これだけのスペースがあったら絶対もっとたくさん靴置けるはず。
さらにこの下駄箱、靴のつま先が下駄箱の木材に当たって跡がついてしまうという…。
鏡面した靴は怖くて絶対に入れられないです。
そうなると必然的に階段に並べることになり…
すごく残念な結果に。
まだまだ靴は増えると思うので、ちょっと下駄箱の買い替えを前向きに検討します!
靴が増えても収納を追加できるタイプの下駄箱だといいですよね。
⑩グッズが増え続ける
もう、この見出しでお気づきかと思いますが、ネタ切れです!笑(数かせぎです)
いや、でもこれも案外切実な問題です。
こんなに増えると思っておらず。
今では着ない服を断捨離して、その空いたクリアケースに100均の収納ケースを入れてなんとか収納しています。笑
これからも増えるのは間違いありません。
だって靴が増えると単純にその色に合わせてクリームと豚毛ブラシが増えますよね。
なんなら、持ってないクリームもまだまだあるし、グッズは永遠に増え続けると思います。
あと、問題なのはクリームとかワックスってそうそうなくならない、ということ。笑
クレム1925のブラック、かれこれ4〜5年使っていますが一向に無くなる気配がありません。笑
最近僕は白シャツにジーパンで過ごせればもうそれでいいし、さらに服は断捨離することになると思います。
シューケアグッズの断捨離はあんまり考えてないので。笑
失敗から学ぶことって多い
失敗から学ぶことって非常に多いです。
僕が常々思ってることなんですが、靴を育てるというという考え方がある一方、人が靴に育てられてるという考え方もあるんじゃないかと思うんです。
靴はいつも人の足元を支えてくれています。
天気も関係なく、我々人間は靴に支えてもらっているのです。
これはまさに靴と一緒に人生を歩んでいるような感覚なんじゃないかと思っています。
仕事にいく時も、人に会う時も、お祝いごとや葬儀の時も。靴に支えてもらっているからこそ、それができるんですよね。
何言ってんの?って思われるかもしれませんが、僕はそう思ってます。
別に靴磨きしてるから偉い・偉くないとか、おしゃれ・おしゃれじゃないとか、そういうことを言ってるんじゃないです。
僕は趣味の一環として靴磨きに魅力を感じていて、靴と向き合うことですごくいろんな経験をさせてもらってます。
今となっては『靴のおかげで』という思いが強いです。
僕はそんな風に思ってるって、ただそれだけのことです。
僕もみなさんの失敗をお聞きしたいです!
もしこんな失敗が!っていう武勇伝(?)をお持ちの方、是非教えてください!
そんな場になれば嬉しいなぁって思ってます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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靴や靴磨きを通して気付かされたことは多くありますよね、、
自分はこんな足してんだ、こんな歩き方なのか、左足の方がデカイのか、、というか左右同じじゃないのね、、
一つ一つが今の自分の行動を変えていると思います。歩き方や背筋も意識するようになったのは靴を鏡で見るようになってからでした。
人に見られてるからとか、綺麗な靴・高価な靴だから良いということではなくて、自分自身を見直すとても大事なチャンスだったと思います。
少し記事の趣旨とはズレるかもしれませんね。
いつも更新、配信楽しみにしています
はらさんさま、素敵なコメントありがとうございます!
わかりますわかります、おっしゃる通りです!気づくことが多いです。
歩き方にも影響ありますよね。僕の猫背はなかなか治りませんが…笑
いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!