拝啓
どこもお花見は禁止されてるみたいですが、ご自宅で靴のお手入れに励んでおられるご様子、何よりでございます。
ワタクシゴトではございますが2021年の3月の革靴活動報告を、備忘録も兼ねまとめてまいりますのでよければご覧になってみてください。少しでも参考になるものがあれば幸いです。
スコッチグレイン工場見学
スコッチグレインをヒロカワ製靴さんの工場が新しくなったということで、ご案内いただきました。材料の運搬から加工、靴の製造、そして梱包まで全て同じ建物内でできるようになり、生産性が上がったとご説明いただきました。
各製造工程ごとにいろんな機械が登場しますが、個人的にはそれよりも職人さんの感覚やワザによって仕上げられているところもたくさんあって、その対比が興味深い部分でもありました。
今後、工場見学一般公開も検討されているようですのでご期待ください。
バーウィック丸の内店
バーウィックの靴をお借りして、それについて記事にさせていただきました。
以前所有していたタッセルローファー 4340 は大きいサイズのものを履いていましたので、正しいサイズを知るためにバーウィック丸の内店にお邪魔してきました。
木型にもよりますが23.5cmの僕の足にはサイズ4か4.5が合いそうということがようやくわかり、当時は何も知らず5.5を履いていたことを懐かしんだりしました。
そんな思い出深いタッセルローファーと、それ以外に人気のUチップとコインローファーをお借りしてご紹介させていただきましたので、ご覧になってみてください。
春めいてまいりまして、最近はもうローファーを履いていますが、ローファー党のワタクシとしましてはマッケイ製法のベルジャンやスエードのローファーあたりが、すっきりした見た目でお値段も良心的でいいなぁと思っていました。
染めは楽しい
靴を染めてみました。染めはいつやっても楽しい。
どういう服に合わせるかとかファッション的な話はおいといて、黒や茶以外の色の靴が紳士靴にももっとあっていいと常々思っています。今回はレディースの靴なので、履いてもらう方の印象や好みを考えながら染めましたが、そんな想いや自分のイメージする色合いを表現できるというのはやはり楽しい。
カルミーナのカスタマイズでアノネイのナチュラルレザーの靴をオーダーし、サフィールの染料で染めました。今回はムラ染めにしましたが、もっともっといろんな染めに挑戦してみたいです。失敗もできないし染める靴がなかなか無いので難しいところですが。
ただひとつだけ大切なことお伝えしておくと、プレーンなデザインの方が楽ちんです。穴飾りのある靴は苦労します。笑
不思議なクリーナー
すごく落ちますが植物由来の油分が革に浸透して、使った後は革が柔らかくなるクリーナーです。
不思議です。さらっと拭き取るとワックスもがっつり落ちます。
香りは少々強めですがするっと落ちるのでゴシゴシ革をこする必要がないのは嬉しいところ。こちらの記事、ご覧になってみてください。
エイジングについて
最近エイジングという言葉について考えています。
靴を履いて汗をかいて、時には雨に濡れて、ワックスを乗せては落としてということを繰り返すわけですが、つまり靴とどう付き合っていけば長く良い状態を保てるのかということを学びたいと思っております。
わからないことをひとつずつ明らかにして革への理解を深めたい。時間はかかりそうですが、少しずつそういった情報も発信してまいります。
モウブレイのビーズエイジングオイルという名前に惹かれて使ってみました。
オンライン取材
YouTubeで活動されている靴職人・ケンさんにお話をお伺いしました。
シルエットの美しさと靴のデザインの幅の広さに魅力を感じて、そのあたりについて質問をしました。これからは独創性の高い靴なども作っていきたいとお話されていて、すごく楽しみにしています。
隔週でYouTubeで配信をさせていただくことになりましたので、よければご覧ください。見たことのない靴を作りたいという企画です。
マドラス100周年
身長6mの人用の巨大革靴
愛知県の靴メーカー・マドラスさんの工場に100周年を記念したアーカイブルーム「Museo de madras」がオープンしたということでお邪魔してまいりました。
昔、地元愛知県のキリンビールの工場見学(タダ)に行って、確か原液の麦汁の甘さと香りに感動し、そのとき初めてビールをうまいと感じたという思い出があります。
革靴を知らない方にとって工場見学という体験が、同じような機会になってくれたらと思っています。革のハギレを靴の形にかたどって、染めの体験とかできたら素敵だなぁなんて考えながら新幹線で爆睡して東京に戻りました。
今後アーカイブルームと工場の見学をオンラインで受付されるということです。
ローファーとコードバン
恵比寿のショセさんにお邪魔しました。
メンズに僕の履けるサイズはないのですが、あの淡い色のコードバンとローファーも独特な形で素敵でした。
マニッシュなモデルもあるので、レディースなら全然履けるかもと思っています。
#598 ハーフハント
ハーフハントの5Dは少しかかとが抜ける感じがあるのと羽根もかなり閉じてしまうので諦めていましたが、なんかうずうずしたので丸の内のウエストンにお邪魔しました。
ラバーソールだけど5Cがあると聞き、試着させていただくとかかとの気持ち悪さはありませんでした。5Cに出会えたのはほんとにラッキー。
ハーフハントならタンと決めてましたので、タンの5Cをオーダーしました。
4月から値段改定になるので、3月中にと思いまして。到着まで4ヶ月かかるそうですが、間に合ってよかった。
最後に
まだ手元にはありませんが、敷き革を試作してもらいました。
使ってみてサイズがしっくりくるかちょっと不安ではありますが、革の在庫はまだあるのでもう一度くらいは作れそうです。
こうやって身の周りに気に入ったものが増えていくことに楽しさを感じます。
そして気づけば革小物が増えていきます。何を入れるわけでもないのに、レザーのポーチを買ってしまったりします。
無駄なものは増やさないよう意識してますが、リアルマッコイズのぬいぐるみはかなり欲しいです。
写真は小さいサイズですが、抱き枕ほどデカいサイズもあるみたいです。いつか広い部屋に住んだら置きたい。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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