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僕が初めてのビスポークシューズをお願いするのはカタオカケンさん

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今、僕にとってはじめてとなるビスポークシューズをつくってもらっています。
先日その仮縫い靴のフィッティングをさせてもらってきたので、興奮の冷めぬうちにそのときの様子をお伝えさせていただきます!

 

よければお付き合いください!

 

 

カタオカさんとは?

ツイッターをやられている方ならご存知だと思いますが、こちらのツイートシューズ。

 

 

 

長くなるので詳しいご説明は割愛しますが、いろんな方が関わられている中で、この靴を実際に作られた方がカタオカさんです。
こんな見たこともない美しい靴を超短期間で仕上げられたのが驚きです。

 

そんなカタオカさんとはSNS経由で知り合い、シューシャイナーミーティングで実際にお会いしてから、何度か靴関係のイベントの度にお会いすることになりました。

 

ちなみにですが、カタオカさんにハンガリーのVASSというブランドの靴を見せていただいたのがすごく衝撃で、ご本人にはしつこく何度もお伝えしてきましたが、その靴はいつか手に入れてやろうと目論んでいます。笑

 

 

 

そんなとにかく靴が大好きなカタオカさんに僕の靴を作っていただくことになったのと、はじめてのビスポークの流れを経験させてもらうので、その貴重な体験を記事にしたい!と、いろいろお話を聞いてきました!

 

 

ローファーを仕立ててもらう

今回は、こんな素敵なコインローファーを作っていただくことに!

 

 

こちらはフィッティングを確認するための仮縫い靴です。
なので、まだ完成ではありませんが、すでに美しい立体感と色気を放っています!

 

親バカでしょうか?
それでも結構です!

 

 

僕にローファーを選んでいただいた理由は大きくふたつあって、まず、くすみのスタイルを見るとローファーが合うだろうと思われたこと。
他にも紐靴だとダービーとかオックスフォードがいいかなとも思ったけど、内羽根だとフォーマルすぎ、外羽根だとカジュアルすぎるかなと。

 

くすみのスタイル的に『きれい目カジュアル』が似合うだろうということで、ローファーを選んでいただきました。
というのがひとつめ。(自分で書くのは照れる

 

 

あと、カタオカさんご自身もローファーつくりたい思われていたことがふたつめ。
ローファーの木型って紐靴に比べると難しいと言われていて、ビスポーク一足目はローファー断られることもあるらしいです。
そんなローファーの木型に是非挑戦したいなという思いで、というのがふたつめ。

 

ローファーの木型が削れたら紐靴の木型も削れるだろうなと。

 

 

実は僕自身もカタオカさんにすべてお任せしたいという思いがもともとあって、こちらからの要望は伝えずデザインから何からすべてを委ねさせていただきました。
カタオカさんの作りたいものを楽しんで作っていただければ嬉しいなぁと思っているからです。

 

 

コインローファーのデザイン

ちなみに、今回はこのようにコインローファーにしていただいたわけですが、なぜこのデザインにしていただいたのかお聞きしました。

 

カタオカさんに送ってもらった写真…写真までオシャレか!

 

サンクリスピンのローファーがもともとお好きなようで、それを模したものを作ってみたいということでした。

 

ローファーって、バンプ(靴の甲の部分)が短ければ短いほど、ドレッシーなイメージになるようです。
なので、短すぎず長すぎずちょうどいい感じのローファーにしたいと。
それがくすみのスタイルに合うんじゃないかと。

 

というカタオカさんのイメージでデザインしていただきました。

 

 

また、今回のデザインで特徴的なシャドウステッチとモカステッチに挑戦したいということで、こういうステッチを施してもらいます。

 

トゥとUチップの部分のステッチに注目

 

シャドウステッチ(スキンステッチとも言うみたい)は、縫い目が表に出ないように革の裏側と革の断面のみで縫い合わせる非常に手の込んだステッチの技術です。

 

また、モカステッチは、革の片方を立てもう片方をそこに添わせる形で縫い合わせるステッチです。
ちなみに、エドワードグリーンのドーバーもモカステッチとシャドウステッチで作られているそうですね。

 

 

カール・フロイデンベルグ社の革

また、今回はドイツのカール・フロイデンベルグ社の革を使って靴を仕立てていただきます!

 

 

カタオカさんにいただいた革サンプル。
一番左がカール・フロイデンベルグです。ちょっと薄くて実際すごく柔らかいです。

 

 

革をなめすときって特殊な薬品が使われるのですが、環境への影響から規制が強くなって今世紀になくなってしまったタンナーで作られた革です。
なので、今となってはなかなか手に入れるのは難しく、さらにすごく質の高いカーフとして名の知れた革なのだそうです。

 

ボックスカーフという言葉は今となっては一般的なカーフの名称として知られていますが、もともとはカールフロイデンベルグ社の革の名前だったようですね。

 

 

 

贅沢の極み。
僕の一生の宝物となることは間違いなさそうです!

 

 

仮縫い靴フィッティング!

僕の足は事前に計測してもらって、さらに何度かの触診を経て、木型を徐々に削り始めてもらっていました!
それを元に仮縫い靴を作っていただき、フィッティングの確認をさせてもらいます。

 

 

すでにフィット感がすごいです!
僕は足がむくみやすい体質ではありますが、このときはそこまでむくんでいるというわけではありませんでした。

 

ちょっと痛いくらい締め付けられるのが好きなので、そのあたりの要望もお伝えしながら、フィット具合を確認していただきます。

 

 

この仮靴のフィット感を見て木型の修正を行っていくので、足の甲やかかと、土踏まず、ボールガースなど、いろんな部分のフィット感や革の当たり具合を確認していただきます。

 

 

 

ああだこうだ言いながら、もう一度仮縫い靴を作りましょうという流れに決まりました。

 

 

 

ただ、驚いたのはここから!
イギリス流の方法らしいのですが、作ってもらった仮縫い靴に穴を開けて内部の足の位置やフィット感を確認します。

 

 

革包丁で切り込みを入れてしまいます!
せっかく作っていただいたものを切ってしまうのは、切ない…

 

 

でもより良いフィット感を得るためには仕方がないことなのです!
涙を飲んで、見届けることに。

 

 

あぁ、そんな…涙

 

 

でもこうすることでわかることもたくさんあるようです。

 

 

 

 

 

ちなみに、これが先ほどご紹介したシャドウステッチです。
革の内側で縫われているのがわかりますね。

 

 

 

木型の修正箇所などを記録していただき、次回を待つことにいたしましょう!

 

 

最後に

もう一度仮縫い靴でフィッティングを調整させてもらい、その次に本番の革で本番の靴を作っていただく流れとなります。

 

 

 

 

 

やっぱり今回の靴は、

 

 

 

 

靴だけに、履かないんだなぁと

 

 

 

 

どした?
みんなどした??

 

今年もこういうおもしろいことを言っていこうと思ってますが

 

 

 

 

一旦仮縫い靴のご紹介でした。
完成したらまた詳しくご紹介をさせていただきますので、ご期待ください!

 

また、カタオカさんのブログには靴に関する有益なコンテンツがたっくさんあります!
是非チェックしてみてください!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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  1. 通りすがり より:

    イギリス流ではないです。
    むしろ、切って中を見なきゃいけないほどフィッティングがおかしいのか?とすら言われます。

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