NYのレザーケアブランド・クリストフポーニーでもっちり柔らか革に [Christophe Pourny]

クリストフ・ポーニーというレザーケアブランドがあると聞き、使ってみました。
オイル系のシューケアグッズが大好物な僕にとっては、かなりよい使い心地です。具体的には甲の履きジワを柔らかい表情に保ちたいというのが僕の目指すシューケアの理想なのですが、それを叶えてくれるオイルでした。

シワの表情にこだわりすぎた完全なるオレ得コンテンツですが、同じくオイル党の方は是非ご覧になってみてください。



クリストフポーニーとは

まずはクリストフ・ポーニー [Christophe Pourny] について。
もともとはフランスのご出身で現在はニューヨークで活動するクリストフポーニー氏のシューケア・レザーケアブランドです。
今回ご紹介するシューケア・レザーケアグッズ以外にも、ウッドケア用品・ファーニチャーケア用品やフレンチソープと呼ばれる固形の石鹸なども展開しています。

とりあえずパッケージがおしゃれなのが特徴で、化粧品のようなボトルに入っているのも魅力です。
簡単ですがそんな感じ。

シュートニックとレザーセラム

今回購入したのはこちらのシュートニックとレザーセラムの2つです。それぞれ革の栄養補給を目的としたものですが、少し違いがあるようです。

商品名 商品説明
シュートニック ・レザーシューズの保護、ツヤ出し
・皮革の表面を引き締め柔軟性を与える
レザーセラム ・レザーの栄養補給(トリートメント)
・ソファー、バッグ、ベルトなど革全般OK

結論から申し上げると、どちらも栄養補給ができますが、オイル感が強く革がぷっくりして履きジワが柔らかい表情になるのはレザーセラム。
シュートニックはツヤ出し効果を謳っていますが、それほどツヤは感じられず。笑
なので、今回はレザーセラムをメインにご紹介させていただきます。

成分

成分についても一応ご紹介しておきます。成分を並べられても正直効果はわからないですが。
シュートニックは柑橘系とクルミのナッツの香り。レザーセラムはラベンダーとクルミの香りがします。レザーセラム癖がなくて良い香りです。そこも気に入ってるポイントです。

商品名 成分
シュートニック クルミ油
・柑橘油
・ダマール樹脂
レザーセラム 有機アボカド油
・ラベンダー油
・クルミ油

そうそう、タピールのレーダーオイルはオイル系で好きなシューケアグッズですが、レーダーオイルって塗りすぎるとギットギトになるのでなかなか難しさがあるのと柑橘系と酢の香りのキツさが気になっているポイントでした。
レザーセラムは香りはキツくないのと、とろっとしてるオイルだから、ちょっと塗りすぎてもサッと拭き取ればそこまでギトギトになることはありませんでした。結構塗っても一晩寝かせるとある程度馴染むので、そこも個人的には使いやすいポイントかと。

レザーセラムの使い方

  1. 乾いた布に少量とって優しく塗り込む
  2. ひび割れ部分にはスポイトで適量を垂らして染み込ませる
  3. 余分な液を拭き取る
  4. 浸透させるため1日寝かせる

レザーセラムは化粧品のようなボトルに入っていて、フタにスポイトが付いてます。ですが、スポイトだと量の調整が難しいので(これは使ってもらえればわかります笑)、僕はこのスポイトの管についたオイルを直接指に取って、それを塗り足していきます。この方が塗る量の調整がしやすいですし、オイル系は少量を塗り伸ばせば効果は十分です。
あと、ブラッシングが必要ないのもこういったオイル系グッズの魅力。靴磨きと言うと、どうしても汚れ落とし→クリーム→ブラッシング→乾拭きという工程の多さすら楽しみましょうという啓蒙が多いけど、こちらはそんな常識を覆す、塗る→寝かせるというシンプルでイージーなスタイル。

ちなみにセラムっていうのは皮膚の細胞再生をうながす美容液という意味で、化粧品に使われる名前でもありますね。実際は革は再生はしないわけですが、使った感じ栄養補給効果の高さは十分です!これまじ。

使い方の注意点

使用上の注意です。ま、これもよくあるやつですね。一応書きました。

  • スエード、ヌバック、エナメル、エキゾチックには使えません
  • 色落ちやシミになる革もあるので目立たないところで試して使ってください

レザーセラム塗りまくる

レザーセラムをいろんな靴に塗ってみました。基本的に左足(写真右)に塗って、右足には塗ってません。
効果がわかりやすい革とそうでない革はありましたが、効果がわかりにくい革は他のオイル系のシューケアグッズでも効果が出にくいものなので、仕方ないかなと思ってます。

では、ご覧ください。違いがわかって結構おもしろいですよ。

スコッチグレイン

スコッチグレインの靴。ワインハイマーのボックスカーフですが、右足は履きジワの小ジワが目立ちます。
一方でレザーセラムを塗った左足は、革がもっちりしたことによって履きジワが薄くなり、柔らかい表情になっていますよね。
もともとは左右の足で同じくらいのシワがあったんですけど、塗ったらかなりシワが軽減しました。この靴が一番効果がわかりやすかった良い例です。

ジョン・ロブ

ロブ様のミュージアムカーフ。こちらも効果のわかりやすい革でした。

右足の履きジワは細かい小ジワがたくさんあって、全体的に白っぽいシワになっていますが、レザーセラムを塗った方は全くその小ジワが感じられないほど柔らかい表情に。しかも変色もしてない!
さらにこの靴は塗った後に室内で履いて、もう一度シワが出るか検証をしたのですが、レザーセラムを塗った方はシワが出ることもありません。

もともとはこんなシワでした

時間が経ったり何度も履いたりすればまたシワもできると思いますが、ねっとり系のオイルなのである程度この質感が持続することを想定すると、この感じはまさに僕の目指すところです。
良い!

エドワード・グリーン

左:シュートニック / 右:レザーセラム

一応ここでレザーセラムとシュートニックの違いをご紹介しておきます。
先ほども申し上げた通り、シュートニックではあまりツヤは得られずマットな仕上がりになりました。よくよく見ると、シュートニックの右足は小ジワの雰囲気が若干残っています。レザーセラムの左足は小ジワが消えているのもおわかりいただけると思います。

ただ、パキッとした黒光りするのも黒の革の魅力だと思うので、黒の革にはロウ分を含むクリームなどを使った方が良い場合もありそうです。やっぱりオイルだけだとマットに仕上がりますからね。
その点BootBlackのリッチモイスチャーはそのあたりのバランスが良いです。乳化性ですが程よいオイル感もあり、ツヤも出ますね。(リッチモイスチャーのご紹介はこちら

効果を感じられなかった革

ブランドが合わなかったというわけではなくて、あくまで使われている革による差だと思いますが、中にはあまり効果を感じられなかった革もありました。

アンソニークレバリーのチャーチルの革。こちらはもともと表情の硬いシワが入っていましたが、あまり改善しませんでした。栄養を補給できた感はあるのですが、小ジワは取りきれず…。

もうひとつ、ウエストンのネイビーの革。こちらも同様。

動画でもご紹介してますので、よかったらご覧になってみてください。コードバンにも使えそうなのでなかなか良い発見でした。

最後に

完全に僕の好みベースでご紹介をしてまいりましたが、シワの表情が柔らかくなったのはご理解いただけたと思います。あと、塗って寝かせるだけで良い感じに仕上がるという使い勝手の良さも魅力。
あと、パッケージがおしゃれなのもいいですね。靴磨き!っていうと男性名詞的なイメージがありますが、なんとなくシューケアとかレザーケアっていう言葉が似合うような気がするアイテムだと思います。

気になった方はレザーセラム使ってみてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

こちらの、タピールのレーダーオイル!【TAPIR - LEDER ÖL (Leather Oil) 】 これひとつあったら...

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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