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革靴のいろんな楽しみ方や魅力を模索したい【#多様な革靴の世界 No.0】

靴磨きセットまとめ記事
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革靴に興味がない方々とお話しをすると、革靴ってかしこまった印象やビジネスシューズというポジションとして認識されている方が多いように感じます。

 

やっぱりスニーカーの方が価格的なメリットが大きいし、革靴は硬くて痛いと思われている方が多いこともあって、そりゃ当然かなぁとも思います。
しかし、革靴は単なるビジネスシューズというわけではなく、種類も案外多くて履き方にも付き合い方にも「いろんな楽しみ方」があるのになぁと僕自身は思っていまして、そこに魅力を感じています。

 

ということもあり、最近では「定番モデル」と呼ばれるような靴への興味関心が一旦落ち着きました。
硬派なドレスシューズももちろん好きですが、逆に今は独創的な靴やパターンオーダーのおもしろい革を使った靴へ、僕の時間とお金と労力は注がれています。

 

ただ、一応役に立つ情報を発信したいと思ってやらせていただいてますので、僕の個人的な趣味ばかりを発信してもなぁという思いが強まり、去年はかなり発信をサボりました。笑

 

 

 

稀に「いろんな楽しみ方」みたいな話を人様にお話させていただくと、共感してもらえることがありまして、「そういう稀有な人もいるもんだなぁ」なんて思ったのでありました。
でも実際そういう人って、自分のこだわりをめちゃめちゃ強く持っている人だったりするので、話を聞いていておもしろい。笑

 

僕は自分なりの「革靴における多様性」をこれからも追求していきたいと思います。
でもそれだけじゃなくて、どうやら同じような思考を持った人や、強いこだわりを持った人が少なからずいるみたいなので、そういう人たちに話を聞いて発信をしていくのっておもしろいんじゃないかと思ったわけです。
僕はあくまで自分の興味関心を解き明かすことに注力しているのですが、靴業界で活動されている方にはもっといろんな専門家がいらっしゃるわけで、いろんな目線・いろんなテーマでお話を聞けたらおもしろそう!と思ったわけです。

 

それによって、革靴の多様性に共感してくださる人がいたらそれはそれで嬉しいし、いないならそれはそれで仕方ない…。
いや、むしろ各々がご自身の好みや強いこだわりを見出すきっかけになってもらえたら嬉しいなぁなんて思う次第です。

 

そんなわけで、いろんな角度から「革靴の多様な魅力」を掘り下げて発信していくシリーズ企画「多様な革靴の世界」のスタートです。
初回となる今回は、定番とか名作と言われる革靴の是非について、僕からの問題提起です。

 

 

革靴の価値とは

 

そもそも革靴ブランドは数多存在しているにも関わらず、昔からある同じようなデザインの靴が今も存在します。

 

ずっと変わらないこと、すなわち時代や流行に左右されないのが革靴における不変性であり、実際ストレートチップ、ブローグ、プレーントウなど、多くのブランドが同じ呼び方で呼ばれる似た靴を作っています。

 

また、靴は歩くための道具としての側面もありますので、洋服のように過度にゆったりしたものが流行ったり、急に2cmだったヒールが10cmになったりということもありません。
流行に応じて多少のデザインバランスが変わることはあるようですが、デザインそのものが大きく変わったりどんどん新しいものが生まれるかというと、そうでもないようです。

 

しかしこれこそが、革靴の不変性に価値があると考えられる所以でもあります。

 

イギリスには歴史ある革靴メーカーがいくつもあるわけですが、なぜどのメーカーも似た靴を作っているのか。
シャツやジャケット、それ以外の多くのものにも同じことが言えると思いますが、そのデザインが時代を経て一般化したからという理由以外にも、製造面でも機能面でもそれが優れたものだったからと考えるのが良さそうです。

 

 

万人に当てはまるとも限らない

 

そんな似た見た目をしている革靴には、定番や名作と呼ばれる靴があります。
それにはそう呼ばれる理由があるわけで、例えば履き心地だったり木型だったりスタイルだったり作りの美しさだったりするんでしょうけど、革靴において残念ながらそれが万人に当てはまるとも限らないはずです。

 

理由は簡単で、その靴が足に合うとは限らないからです。

 

しかし、フィッティングを無視して、「結局はコレ」というように、定番モノや古典作品を肯定し、さもそれが正しいかのような表現をされることって結構あります。
話がこじれるので足に合う・合わないという話は一旦置いとくとしても、それでも全員が同じゴールに行き着くはずはないと思っていますし、それって少々退屈だなぁとも感じます。

 

ただ、僕は個性を履き違えたくありません。
デザインが尖りまくった靴を履くことが個性だと思ってないし、奇抜な靴がいいということを言いたいわけではありません。
「名作だから」とか「定番だから」という理由だけで、いいものと決めつけるのはやっぱり違う気がしますよね、ということです。

 

 

いろんな楽しみ方を模索したい

 

こういう活動をしているとおすすめの革靴教えて!というご質問をいただくことがあります。
僕にとってのいい靴はあなたにとってのいい靴とは限らないということを前提に、いくつか選択肢をご提案させていただいてます。

 

いくら僕がおすすめしても、実際自分で履いてみないとわからないことが多いのが革靴の難しさでありおもしろさです。しかし、それを全ての人に強要するつもりはありませんし、その経験や過程を経ずして正解を知りたいという人がいても全く間違いではありません。
逆に正解がわからないからこそのおもしろさもあると思っています。

 

わからないからこそ、革靴のいろんな楽しみ方や付き合い方を模索していきたいし、それ以前にもっと多様な選び方やデザインがあってもおもしろそうじゃありませんか?

 

そういう定番や名作と言われる靴以外にフォーカスをしたり、僕以外の靴に携わる人のこだわりなどを幅広く取り扱っていきたい、そんなシリーズ企画です。
革靴においてもそれ以外においても、いろいろな経験をして、ときには失敗もしながら、僕がジジイになったときに定番に落ち着く…。そんな遠回りな人生も悪くないんじゃないかと思っています。

 

 

次回は、親しくさせていただいてる靴磨き職人さんにお話を伺います。
ご期待ください。

 

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