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1cm刻みでオーダーができる、累計5,000本販売した靴紐専門店【#多様な革靴の世界 No.6】

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『多様な革靴の世界』第6回目となる今回は、革靴の靴紐の多様性について、靴紐専門で販売をされている MONDSHOELACEさんにお話を伺います。

 

靴紐の合わせ方や選び方もご紹介いただいてますが、めちゃめちゃおもしろいです。

 

 

色や長さの選択肢

 

累計5,000本も販売されてる靴紐専門店さんなんですね!
どうして靴紐の専門店をはじめようと思われたのでしょうか?

 

靴紐選びに困った経験があり、同じような悩みを持つ方の助けになりたいと思いはじめました。
その経験ですが、革靴に興味を持ち始めた頃に同じ趣味を持つ友人に「そろそろ靴紐を新しくした方が良いのでは?」とアドバイスがあったので家に帰ってネットで探してみました。

 

ところが、これという商品が見つからずどれを買って良いのかわからなかったんです。Amazonなどで中国製のものが多く安心できるブランドを探せなかったんだと思います。

 

 

ネットでは解決しなかったので次に百貨店の靴売り場に行ってみました。
この靴の紐を新しくしたい(ダークブラウンのフルブローグに平紐を希望)と店員さんに聞いたところ、提案されたのが1つだけ。確かに売り場を見ても種類は限られており、例えば色のバリエーションはブラックとダークブラウンの2色のみといったところ。

 

提案された蝋引きの平紐に決め、長さを選んでもらいましたが自分の靴には少し長いものと少し短いものしかなく、ぴったりの長さがありませんでした。10cm区切りの展開で、自分の靴にはちょうど展開のない真ん中の長さが合っていたんです。(結局少し短い方を選びました。)

 

以上のような経験があり、安心できるブランドがない点、色や長さなど選択肢が少ない点に気付き、「気軽に簡単にベストな靴紐を買えるブランド」を自分で作ろうと思いました。

 

 

長さについてはとっても共感します。
僕は靴紐は少し短めが好きなのですが、ちょうど良い長さのものを見つけるのって簡単じゃないですよね。

 

ちなみにブランド名にある”MOND”というのは、どんな意味合いなのでしょうか?

 

ピエト・モンドリアンという画家の作品が好きでそこからMONDを取りました。
彼の有名な作品で「コンポジション」シリーズというものがあり、家に飾ってあるその作品のポストカードを見ていたら、描かれている黒いグリッド線が紐に見えたという理由です。

 

かっこいい意味づけじゃなくてすみません笑

 

 

1cm刻みのセミオーダーが可能

 

セミオーダーで長さが選べるのがすごく魅力的です。色も豊富ですよね。
ドレスシューズだと4〜6ハトメが多いと思いますが、長さは70〜80cmを選ばれる方が多いでしょうか?

 

おっしゃる通り70〜80cmが多いですね。
1cm単位でオーダーできるので、1回目に77cmを2回目に78cmを選ぶ方などもいて、微妙な長さの違いを楽しまれている様子も伺えます。

 

あと、130cm前後も人気でブーツ需要も多いですね。

 

いやぁ、1cm単位でっていうのがめちゃめちゃ親切ですよね!僕なら逆にその1cmで迷ってしまいそう。笑

 

 

さらに、紐の両端には金属のセルもつけてもらえるんですね。
金セルはやはり圧倒的に高級感ありますね!

 

 

 

丸紐と平紐がありますが、結構見た目の印象が変わっておもしろいですよね。
どちらが人気でしょうか?

 

丸紐も平紐も人気の大きな差がなく、靴の雰囲気に合わせてお選びいただいてるんだと思います。
靴紐をサイトで選ぶ際に「靴のメモ」という、どの靴に通すか入力できる項目があるのですが、ドレス寄りの靴には平紐、カジュアル寄りには丸紐が多い印象です。

 

 

オンラインショップの写真も、丸と平が視覚的にわかりやすくなってて、こういう細かい気遣いとっても素敵。笑

 

 

 

蝋引きの靴紐は艶感が魅力

 

蝋引きの靴紐はやはり耐久性的なメリットがあると思っていますが、他にもメリットはありますか?

 

コーティングがないガス紐などと比べると耐久性はありますね。
蝋引きの靴紐の最大のメリットは、艶だと思っています。きれいに磨かれた艶のある革靴には、同じように艶のある靴紐を通した方がかっこよく見えますので。

 

紐メーカーの方から伺ったのですが、そもそも革の見た目に近い安価な紐として綿の蝋引き紐があるという話も。革紐は高価ですからね。

 

 

 

通常のロウビキとプレミアムがあるようですが、どう違うのでしょうか?

 

蝋の加工の種類が異なります。
「蝋引き靴紐」は一般的なツルツルとした蝋引き加工で発色が良く艶が特徴です。
「蝋引き靴紐プレミアム」は蝋やオイルが紐の中まで浸透していてベタつき感があるのでほどけにくいのが特徴です。

 

一般的にあまり知られていない言葉ですが、前者はパラフィンワックス、後者はゴルフワックスなんていいます。

 

 

おすすめの靴紐の選び方

黒や茶の靴が多いので、同じ色の靴紐が人気なのではないかと勝手ながら思っているのですが、「こんな革にはこんな靴紐」みたいな、おすすめの合わせ方なんかあったりしますでしょうか?

 

おっしゃる通り革に近い色を探される方が多いですね。
基本的には靴やその他の身につけているアイテムから色を拾うとまとまると思います。具体的にいくつかおすすめの合わせ方を紹介します。

 

シボ革に編み目がはっきりとした紐を合わせる

 

コバの色と紐の色を合わせる

 

ソックスと紐の色を合わせる

 

鳩目やアクセサリーの色と金属セルの色を合わせる

 

これはおもしろい!ソックスやコバに合わせるのもわかりやすいし、靴の楽しみ方の幅が広がりそうですね!
アイデアとしてすぐに試せそうなものばかりでめちゃめちゃ参考になりました!ありがとうございました!

 

 

MONDSHOELACE 公式サイト

 

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