ガットやメッシーナに通ずるスタイル・古幡雅仁さんのオーダーに立ち会ってきました!

 

先日、またビスポークのオーダーに立ち会わせていただきました。
こちらの記事でもお世話になったマックスさん@sgymaxorz
今回は古幡 雅仁(ふるはた まさひと)さんという靴職人さんのビスポークオーダーで、 ご存知青山のBrift H さんの一角で行われました。

 

古幡さんは、以前 ガット [Gatto] で靴作りを学び、メッシーナ [Messina] 、ファブリ [Fabbri] 、コモッリ [Comolli] 、スティバレリア サヴォイア [Stivaleria Savoia] 、マリー二 [Marini] で靴職人として仕事をされていた方です。
所謂、ガットやメッシーナのようなイタリアン クラシックが特徴で、決して派手すぎない色気があるような気がします。

 

ちなみに、2000年から2002年までの2年間 浅草のギルド ウェルテッドフットウェアカレッジ(現在のサルワカフットウェアカレッジ)に在学し、2002年にローマのガットに行かれたそうです。

 

 

靴の特徴

 

このつま先、プレーントゥの状態にキャップトゥの部分の革を上から追加で貼られている仕様です。
また、もしつま先にがっつりキズが入ってしまった場合などは、ソールを全部剥がしてキャップトゥの部分の革を取り付け直して、もう一度釣り込むことも可能なのだそうです。

 

それも目的のひとつですが、オーダーシューズって必ずしも右足と左足のサイズ(木型)が同じではありません。
なので、もう一枚革を設けることで見た目の左右差を緩和して左右で同じように見せるという目的もあるわけです。

 

おもしろいですね。ビスポークならではの仕様です。

 

 

 

ちなみに、こういうところにステッチが入っていたりします。ヴァンプの革の継ぎ目の部分。
こういうディティール、しびれます。

 

このステッチは機能としてのステッチではなく、装飾としてのステッチと勝手に解釈していますが(機能だったらすみません)、こういう一見人が気づかなさそうなところにちょっとした装飾が入っているの、個人的にはすごく好きです。

 

革の選定

 

革の種類もすごくたくさんありました。
このサンプルのすべての革の在庫があるわけではないようですが、かなりテンションの上がる光景です。

 

大人しくしてましたけど、ほんとはすんごい口出ししたかった…笑

 

 

 

珍しい色の革もありました。
マックスさんは茶色系で迷われているご様子。シボの革もよかったですね!

 

非常に楽しい時間です!

 

 

20年後履ける靴

 

先ほどもお伝えしましたが、飽きのこないクラシックな靴という印象です。
しかし、既成靴とは一線を画す厳かな雰囲気が漂います。

 

古幡さんがおっしゃっていたのは、「20年後30年後に、品質的には問題ないのにデザイン的に履けない靴はもったいない」ということ。特にマックスさんはとんでもない数の靴をお持ちですから、どう考えても一生かけても履ききれないわけです。(断言

 

体型が極端に変わるようなことがなければ、手製靴はしっかり手入れをしていれば長く履けるわけですから、20年後30年後にも履ける靴を、というお考えでいらっしゃいます。

 

 

 

確かに、マックスさんには遠く及びませんが、僕も一靴好き、一コレクターとして40、50歳になったときにその靴を履いていられるかということを気に留めて靴を選ぶというのは非常に重要なことです。

 

もちろん、今しか履けない靴やファッションもありますが、未来になりたい自分を予想しながら選ぶ靴って、ロマンがある気がしませんか?

 

 

ちなみにですが、靴を持ってみてすごく軽いなぁって思ったら、シューツリーはこんな感じです。

 

 

すごい、通気性良さそう!笑

 

 

丁寧な測定・採寸

 

立会いをさせていただいてすごく興味深かったのは、採寸がすごく丁寧だったこと。

 

このようにテープを細かく切って足に貼り、その部分を基準に足囲などを測っていきます。さらに、立位と座位で両方計測されます。かなり細かく測定をされている印象でした。

 

また、マックスさんの足の特徴的な部分を確認され、立位と座位とでその位置が変わるとか、そういう部分などを細かく確認していきます。

 

 

 

ちなみに仮縫い靴はダミーシューズとして一足仕立ててもらい、しばらく履いた上でその履き心地をフィードバックして、本番の靴に反映させるという流れです。

 

しばらく履いてフィッティングを確認できるというのはやはり親切ですよね。長く履くことを考えたら、是非その試し履きの期間を経て本番に着手していただけるのは嬉しいことです。

 

 

結果、こんな採寸用紙が仕上がりました。

 

 

 

マックスさんのご希望のデザイン、パンチドキャップトゥで、シームレスヒールというのが古幡さんのイラストに記されています。

 


かわいい

 

古幡さんのお茶目な一面も垣間見れます。

 

 

最後に

 

こんな感じの和やかな雰囲気でオーダーが進んでいきました。
また是非完成したときに拝見させてください!楽しみにしております!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

いい笑顔!

ネルチャン登録よろしくネ

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くすみ
東京
1986.9.25 愛知県生まれ
『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。
前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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