ブラシ

靴磨き用の高級手植えブラシを求めて【#革靴デート】

[Loose & Colorful] For ladies page
ブラシ

 

春ですね。
卒業があり、新生活があり、そしてなんやかんやで恋がある、そんな季節です。

 

 

 

「き…気になってるブラシ屋さんがあるんですけど、よかったら今度一緒にいきませんかッ///」

 

「はい、よろしくお願いします///」

 

から始まる恋、アリだと思います。

 

 

 

お互いの共通の趣味が靴磨きでなければ全ッ然楽しくないデートコースですが、そんなカップルがいることを願ってこの記事を書かせていただきます!(強引
いるといいな!

 

 

結論をご覧になりたい方は、ザーッと読み飛ばしてください!
いろんなブラシに触れて思ったことを最後にご紹介してます!

 

 

東京駅で待ち合わせ

 

僕はこの日、インスタで知り合った男性とデートでした。東京駅で待ち合わせ。卒業式シーズンですね。

 

いえ、別にそういうのじゃないです。お互い既婚。

 

 

 

でも、いろいろ話をしてると感じる居心地の良さ…。はじめて会うのになんか全然気をつかわない…
あれ、なんだろう。この気持ち…///

 

 

 

 

あ、今回はそういうのいらないすか?そうすか…

 

どうもはじめまして、くすみ(kusumincom)と申します。好きな映画のジャンルは洋画のラブコメです。よろしくお願いします。

 

というわけで、歩いて1件目の江戸屋さんに向かいます。お互いの話をしながら、日本橋の歩道の広いオフィス街を歩くこと25分程度。

 

 

江戸屋

 

 

住所 東京都中央区日本橋大伝馬町2-16
営業時間 平日 9:00〜17:00
定休日 土日祝
電話番号 03-3664-5671

 

1軒目のお店、日本橋にある江戸屋さんに到着です。
去年で創業300年を迎えた老舗中の老舗のブラシ屋さん。

 

江戸屋さんのwebサイトを拝見すると、靴ブラシは店頭にもネットショップにも在庫がないようなので購入は諦めていましたが、歴史のロマンに想いを馳せつつ入店。

 

 

300年の歴史が滲み出る店内。

 

 

 

店頭の数点ブラシの展示品がありました。(購入不可)
プロの靴磨き職人さんが使われてたりするのでよく見かける、あの毛足が長くコシのある豚毛ブラシです。

 

 

 

これはブラシ屋さんにもよると思うので必ずしもそうとは言い切れないのですが、店舗に在庫が無いのはもしかすると、期間限定で行われている百貨店の催事などで展示されているからかも、とのこと。

 

以前、福岡の百貨店の催事場で江戸屋さんのブラシが展示されていたこともあるようですので、江戸屋のブラシが喉から手が出るほど欲しいという方は、そういうところを調べてみるといいかもしれません。
※過去の話なので確証はございません。

 

江戸屋さんを出て、徒歩数分の小伝馬町駅から日比谷線で上野駅へ。
上野駅から10分程度で、大通り沿いの宮川刷毛ブラシ製作所へ。

 

♨︎ ランチ ♨︎

とその前にちょうどお昼になったので、お昼ご飯を食べてからブラシ巡りをしようという流れに。

 

えー何にする?何がいい?みたいなキャッキャウフフはなく、お互いに尊重し合いながら食べたいものを聞くという落ち着いた大人のデートです。

 

 

宮川刷毛ブラシ製作所

 

 

住所 東京都台東区元浅草2丁目10‐14
営業時間 平日 9:00〜17:00
定休日 日(不定休:土祝)
電話番号 03-3844-5025

 

宮川さんに到着。
お店に入って靴のブラシを拝見したいとお伝えすると、棚からいろいろ出してくださいました。

 

 

 

宮川さんは、店頭で購入は可。
もしくは電話でこれが欲しいとお願いをすれば、発送していただけるそうです。

 

馬毛、豚毛っていうくくりだけじゃなくて、その中にもいろんな種類があって単純におもしろい。

 

 

 

ただ、持ち手の木目にもいろいろ味があったり、漆のようなものを塗って仕上げられているものもあるので、実際に触ってみて購入されるのが一番いいと思います。

 

 

 

また、馬毛でも若干毛の長さが違うブラシがあったり、毛の種類もしなやかなたてがみの毛、コシのある尻尾の毛と種類もあるので、是非お好みと用途で選んでみてください。
持ち手の大きさが違ったりすると、持ちやすさも変わってきますしね。

 

 

 

しっかり毛にコシのある馬毛ブラシも欲しいなぁ…。種類が多すぎて困った…。笑

 

 

藤本虎

 

 

住所 東京都台東区雷門2丁目19 – 4
営業時間 平日・土 10:00〜18:00
日祝 13:00〜17:00
定休日
電話番号 03-5828-1818

 

続いては、都営浅草線の出口すぐの、藤本虎さん。
残念ながら豚毛のブラシは在庫が少ないようで、6〜7月か夏頃には入荷?制作?ができるかもとのことでした。もちろん馬毛ブラシや山羊毛ブラシも数点在庫がありました。

 

 

 

浅草寺からも近く、観光地の中にあるようなお店なので、外国のお客さん向けの商品が多い印象。お化粧用のブラシやヘアブラシ、他にも日用品としてのブラシが多いお店でした。

 

 

手植えブラシの作り方を教えてくれました。
簡単に図にするとこうなってます。笑

 

 

説明難しいので、どうにか理解してください。笑

 

こうなります!

 

 

これは縦型という毛と同じ向きに針金を通していく方法。
他にも横型(っていう名前じゃなかったかもしれませんが)という、針金を毛の向きに対して垂直に通すものもありました。

 

 

ちなみに、ご一緒させていただいた方は馬毛の歯ブラシを購入されました。
是非カップルで、お揃いの歯ブラシを買って、なんやかんやイチャイチャしてください。

 

 

かなや刷子(ブラシ)

 

 

住所 東京都台東区浅草1丁目に3店舗
(台東区の本社は卸のみ)
営業時間 10:30〜17:00
定休日 年中無休
電話番号 浅草伝法院通り店:03-3841-8848
浅草新仲見世通り店:03-3841-8848
かっぱ橋道具街店:03-3841-1113

 

かなやブラシさん。
こちらも浅草の観光地ど真ん中にあります。かっぱ橋の店舗も合わせると浅草周辺だけで3店舗。近かったので、計2店舗にお邪魔してみました。

 

 

 

こちらも業務用のブラシからお化粧用のブラシまで、本当にいろんなブラシがありました。
さすが観光地って感じ。

 

 

 

靴のブラシもありますが、全体の割合としては少量という印象。もちろん馬も豚も山羊もそれぞれありますよ!

 

 

 

こちらで僕も馬毛の歯ブラシを一本購入しました。こちらは¥320。
触った感じなかなかに硬そうですけど、マッサージ効果があることを期待します!笑

 

 

♨︎ 純喫茶で休憩 ♨︎

 

おすすめのコーヒーがあるということで、浅草のロイヤル珈琲さんにお邪魔しました。
こんな感じの純喫茶。

 

 

昭和生まれの血が騒ぎます。
純喫茶で味もわからないくせにコーヒーを飲みながら宮本輝さんの小説を読みふけった、エネルギッシュで世間知らずだった20代半ばの自分を思い出したり、思い出さなかったりしながら。

 

名物、ロワイヤル珈琲をいただきました。最初からミルクが入ってます。というかバターくらいの濃厚さ。

 

 

 

宇野刷毛ブラシ製作所

 

 

住所 東京都墨田区向島3-1-5
営業時間 平日 9:00〜18:00
定休日 土日祝不定休
電話番号 03-3622-9078

 

桜の咲き始めた隅田川を渡り、宇野ブラシ製作所さんへ。

 

 

 

宇野ブラシさんは、2017年で創業100年の老舗ブラシ屋さん。
事前に電話で今日行くってことを伝えてもらってたんですけど、お店には担当の方がいらっしゃらず。笑

 

電話をしたら日本橋三越の催事場に出展されてるとのことでしたので、浅草へ戻り銀座線で日本橋前駅へ。

 

 

 

宇野ブラシさんでも、やはりたてがみの馬毛としっぽの馬毛と、同じ馬毛でも種類があります。サイズも大きいものから小さめのものまで。ほんとに様々。

 

 

購入した豚毛ブラシ

 

というわけで、今回僕は豚毛ブラシを探していたのですが、毛の長さとコシで宮川刷毛ブラシ製作所の白豚毛ブラシを購入しました!

 

 

 

幅も狭いのと広いのと2種類あったんですが、僕の握り方をイメージしながら幅の広い方にしました。

 

しばらく使ってみて、また別の記事で詳しくレビューをさせていただきたいと思います。手にブラシを当てたときのコシがかなり気に入っています。
決して硬すぎず、しっかり程よい弾力がある。こちらは、¥6,500(税抜)でした。

 

靴のブラシだけで言わせていただくと、馬毛も豚毛もちゃんと在庫があって、さらに毛足の長さやブラシの大きさも種類も豊富なのは宮川さんでした。
なので、今日は絶対買って帰るんだ!という強い意志でお買い物に行かれる方にはおすすめかもしれません。
※一応お電話で確認されることをおすすめします。

 

あ、あと、宮川さんは現金支払いのみです。カード導入すると手数料かかるので、ブラシの値段上げなきゃいけないからねとおっしゃってました。
いえ、そのままで大丈夫ですよ。

 

 

最後に

 

ブラシにそれほどこだわってこなかった僕が偉そうに書くのは甚だ恐縮ではございますが、ブラシはコシ!
特に豚毛はコシが重要かと。

 

僕は今まで割と安価な毛足の短いブラシを使っていました。
毛足が短いので弾力もあるだろうから、それなりに革をマッサージしてくれるんじゃなかろうかと思っていました。でも、毛の硬さとコシは別。
でも豚毛はコシがあることによって、クリームを革の内部に押し込んでくれるのだそうです。

 

 

また、毛足の長さでもブラシの感触が違うし、馬毛の場合はたてがみの毛かしっぽの毛かでも弾力が変わってくるし…。
好みや用途によっても、選ぶブラシが変わってくると思います。

 

あとは持ち手。
豚毛は結構強くブラッシングをするので、持ち手をしっかり握ることが多いですね。となると各々手の大きさも好みも違ってきますから、選ぶ持ち手のサイズもそれぞれ変わってきます。

 

 

最初は安価に買えるブラシを使ってもらって、ご自分の好みをしっかり認識してもらった上で、こういう手植えの高級ブラシを買ってもらっても全然いいのかなって思います。
もちろん高級ブラシも使ってみないと良さがわからない部分もありますが、ブラシも長く使うものだし特に手植えのブラシは高級品ですから、慎重に選んでもいいのかなぁなんて思いました。

 

 

 

「毎朝、僕の靴紐を結んでいただけませんかッ///(片膝ついて婚約指輪)

 

「はい、よろしくお願いします///」

 

このプロポーズはナシですかね。笑

 

 

 

靴磨きのブラシの使い分けについては、こちらの記事でご紹介していますので、よければ参考にしてみてください!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

靴磨き用ブラシの違いと種類の使い分け方を徹底的にご紹介!【おすすめブラシ】
...

 

 

今回お付き合いいただい方には事前にデートプランを立てていただき、お世話になりっぱなしでした。楽しかったです!
僕はカメラのバッテリーを忘れてきたので、全部彼に写真をお任せしました。笑
ありがとうございました!

 

東京靴屋さんマップにブラシ屋さんを加えました!

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  1. Nao より:

    内容と全然関係無いですがチラッと写ってる腕時計がとても素敵です。
    どこのものか宜しかったら教えていただいてもいいですか?

    • くすみ より:

      Naoさま、コメントありがとうございます!
      こちらはSEIKOのDOLCEでございます。シンプルな文字盤に憧れて、10年以上前に購入しました!

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