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もはや靴は装飾、タッセルが本体、そんな靴を通してお届けしたいコト

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暑くてダルい夏の日は、パリッとクリースの効いたトラウザーズは気をつかうし、汗をかくからボタンのついたシャツも面倒。なんならジーパンとTシャツで済ませたい…そんな日が週に6日はあります。

 

服を選ぶことに極力脳を使いたくないか、そもそも頭が働いていないか…。
そんな日に、軽い気持ちで履けるローファーがあったらいいのになぁと思っていました。

 

いくらローファーといいましても、ドレスすぎると気をつかうだろうし、普通すぎても物足りないし…。
その間くらいで、ジーパンとTシャツでキマる靴ってどんなんだろうかと、日々考えていました。

 

 

タッセルという遊び心を存分に

 

軽い気持ちで履くのであれば、素材はお手入れが楽なものがいい。
チゼルの効いたドレス木型でも、スエード靴ならシルエットを主張しすぎず、軽い気持ちで履けそう。

 

ジーパンに合わせるなら黒でもいいけど、スエードを使うなら茶系。
使いにくさを損ねない色となると、無難なのはミディアムブラウン。濃すぎないほうが素材感も引き立ちそう。

 

あとは個人的な好みでタッセル。

 

そもそもタッセルは装飾で、履き心地や靴の機能に影響するものではないはず。であれば一般的なタッセルではなく、遊び心を存分に盛り込んでみてはどうか…。
こういうふんわりしたタッセルでもいいかもしれない…と思ったのでした。

 

 

ジーパンに合わせたいので、あくまでカジュアルな位置付けは保ちたい。そして、主役はタッセルなので、スクエアを強調しないよう、モカシンなどの装飾も無し。

 

頭が働かない日にはジーパンとTシャツにこのタッセルを合わせて、オープンカフェで濃いコーヒーでもすすりながら、読書でもしていただけたら…そんなイメージで企画しました。

 

 

素材選定

 

アッパーは、英C.F.ステッドのスエード。
タッセルのふわっと感を出すために、銀面は落としています。

 

ライニングはクロムとタンニンのコンビ鞣し。
試し履きをしてキツさを感じても、5〜10分で足に馴染んできます。ですので、設計上はかなりタイトな木型ですが、ちょっとキツいと思われても数分足を入れておくことをおすすめしています。

 

 

底材は、伊CMC社のタンニンのベンズ。
硬い靴を頑張って馴染ませるというよりは、履き初めから柔らかいものが理想でした。なので、耐久性より屈曲性を重視した素材選定です。
新品でも屈曲がよく、かなり楽に履ける素材ですが、トウスチールやトウラバーを取り付けていただくのがおすすめです。

 

 

靴を通してお届けしたいコト

 

靴という道具を通して、どんな価値を提供できるか。どうすれば靴を通して人が豊かになるかということを考えます。
履き心地が良いことや疲れないことという道具的な価値が重要なのは言うまでもありません。ケアによって育まれる愛着や経年変化も革靴の魅力です。

 

しかし、それに加えて僕が魅力を感じるのは、「この靴を履いて出かけたい」と思えることかなぁと感じています。外に出ることことそ、人の人生は豊かなものになるんじゃないかと思うのです。

 

 

 

「素敵な靴は素敵なところへ連れてってくれる」みたいなイタリアの有名なことわざがあります。
半分はホントだなぁと思う反面、もう半分はちょっと違うかなぁとも思っています。
うまい飯は家の外にあり(家の中にもありますが…)、素敵なお店は家の外にあり、素敵な出会いは家の外にあります。

 

つまり、家の外には「人生を豊かにするための、ありとあらゆる選択肢」が転がっていて、それを探しに出掛けることこそが、人生を豊かにすると僕は思っています。
そこに気分がアガる靴があれば言うことなしですが、もしかしたら靴は無くてもいいかもしれない。笑

 

その選択肢が、自分の人生にとって豊かなものであると認識できる「心の余裕」と「ワクワクする気持ち」があれば、そもそも気分がアガる靴すら必要なくて、もはや裸足でもいいかもしれません。

 

…冗談はさておき。
この靴を履いて出かけたい!と思っていただけるような、ワクワクする靴をお届けしたいと思っています。

 

 

 

今まであまり人に話したことはありませんでしたが、日々この完成した靴を見て何ともいえない満足感を味わっています。心底ええなぁ〜と思いニマニマしています。
足に合わない方もいらっしゃるのは心苦しいのですが、合う方にはガッツリ180%合う靴を目指して作りました。

 

もし少数であったとしても、もしこの靴が合う人と出会えたら。
そして、僕が日々感じているこのニマニマが、靴を通してその人にも伝わったら。
そんなに嬉しいことはありません。

 

そういうニマニマや満足感をお届けできる靴を作っていきたいと、本気で思っているんです。
次はどんな靴を企画しようか、そのことが日々楽しみで仕方ありません。

 

今回のローファーはまだ試着サンプルはありませんが、新たなデザインなども随時投稿してまいりますので、SNSやwebサイトもご覧いただけたらと思います。

 

 

 

製品の情報はインスタで随時投稿してまいります。

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試着サンプルの郵送も無料で対応していますので、よければご利用ください。

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