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レザーローションの選び方【オールインワン4選比較】クリーム・クリーナーとの違いを解説

更新: 2026.08.08
レザーローションの選び方【オールインワン4選比較】クリーム・クリーナーとの違いを解説

「靴磨きって道具が多くて面倒…」と感じたことはありませんか?

 

実はクリームやクリーナーを何本も揃えなくても、レザーローションを1本使うだけで汚れ落としと栄養補給が同時にできるお手入れ方法があります。

 

この記事では、レザーローションの中でも「オールインワンタイプ」に絞って、クリームとの違いやおすすめ商品、実際の時短ケア方法をご紹介します。

 

【結論】時短派には「オールインワン」タイプがおすすめ

 

革のお手入れ用品は大きく分けて「クリーム(栄養補給・ツヤ出し)」「クリーナー(汚れ落とし専用)」「オールインワン(両方を1本で)」の3タイプがあります。面倒くさがりな方は、オールインワンタイプのレザーローション1本から始めるのがおすすめです。

 

おすすめのオールインワン4商品

 

それぞれの違いを詳しく知りたい方は、このまま読み進めてください。

 

 

レザーローションとは?クリーム・クリーナーとの違い

 

まずは、レザーローションの位置付けについて。
革のお手入れ用品は、目的によって主に次の3タイプに分かれています。

 

  1. 靴クリーム
  2. クリーナー
  3. レザーローション

 

靴クリームの役割

 

靴クリームの役割は、栄養補給・補色・ツヤ出しがメインです。
ただ、靴クリームは汚れ落とし効果はありませんので、クリーナーとの併用が必須となります。

 

クリーナーの役割

 

クリーナーの役割は、主に古いクリームや汚れを落とすことです。
クリーナー無しでクリームを使い続けると、クリームに含まれるツヤ出し成分(ロウ分)が革表面に蓄積して革表面がゴワゴワになったり、革が硬化してひび割れの原因になったりします。

 

レザーローションの役割

 

レザーローションの役割は、主に革製品を柔軟にし長持ちさせることです。
ここで、是非知っておいていただきたいのは、レザーローションには「オールインワン」をうたった商品が多いこと。
汚れ落とし + 栄養補給 + 軽いツヤ出しを、それ1本で済ませることができるのが魅力です。究極のズボラ靴磨きが叶います!

 

ただし、「レザーローション」という名前の商品の中にも、実はオールインワンタイプではなく、クリーナー専用のものも存在します(後述)。名前だけで判断せず、成分表示や商品説明を確認するのがおすすめです。

 

 

レザーローションでのお手入れ手順

というわけで、オールインワンタイプのレザーローションを使ったお手入れをご紹介していきます。
たったの3ステップ!簡単です。

 

  1. 馬毛ブラシで土・ホコリを払う
  2. レザーローションを布に取って塗り伸ばす
  3. 乾いた布で乾拭きして仕上げる

 

クリーナーで汚れを落としてからクリームを塗るという2段階の作業が、レザーローションであれば1本で完結するのが最大のメリットです。

 

❶ 馬毛ブラシで土・ホコリを払う

 

馬毛ブラシは、1日履いた靴の状態を整えるために使うものです。
脱いだ後は是非ブラッシングをしていただくのがよいので、1本持っておいていただくことをおすすめします!

 

 

❷レザーローションを布に取って塗り伸ばす

 

次はレザーローションを布に少量とって、靴全体に優しく塗り伸ばします。
ローションが伸びなくなったら、また少量とって塗り伸ばすだけ。

 

 

強くこする必要はありません。レザーローションは靴クリームよりも成分が薄いものがほとんどなので、革の表面に古いクリームが蓄積しているということもありません。
さらっと拭き上げるだけで、ローションの水分と油分を革が吸収し、柔軟性を取り戻すことができます。

 

❸乾いた布で乾拭きして仕上げる

 

ローションごとに多少差はありますが、数分待ってローションの成分が馴染んだら、布で乾拭きして完成です。

 

布はコットンのものがおすすめです。
着なくなった古いTシャツをカットして使っていただいても問題ありません。一応靴磨き専用のクロスなんかも販売されていますので、よければご覧ください。

 

 

ナチュラルな革には特におすすめ

 

左足(写真右)だけササっとケアしましたが、ほんの2〜3分で終わったと思います。
革表面もしっとりとして、うっすらツヤがでているのもお分かりいただけるかと。

 

この革はすごくナチュラルでデリケートなシュリンクレザーです。
打てば響くというか、非常にケアのし甲斐がある素材ですが、淡色なのでオイルをガッツリ入れると色が濃くなったりシミになったりします。
なので、成分が薄めのレザーローションくらいがちょうど良いなかと思っています。

 

 

それにしてもめちゃめちゃ良い質感!
夏に短パンと合わせて履きたいローファーです。

 

お手入れの工程は簡単でしたよね。
こちらの記事でも、本格的な靴磨きの方法をご紹介していますが、圧倒的に少ない工程で済むのがレザーローションのメリットです。

 

 

おすすめのオールインワンレザーローション4選

汚れ落としと栄養補給を1本でこなせる、オールインワンタイプのレザーローション。
まだ他にもあると思いますが、僕が持っているを4つご紹介します。

 

①サフィール・ユニバーサルレザーローション

 

サフィール [Saphir] というフランスのブランドのレザーローションです。
ユニバーサルという名前のとおり、革靴だけでなくスムースレザーの革製品全般に使える定番のオールインワンローションです。
水分・油分を与えて革を柔軟にするだけでなく、結構ツヤも出てくれます。汎用性の高さもあって非常に名の知れたレザーローションです。

 

サフィールの商品全般に言えることだと思いますが、結構成分が濃いですね。なので効果もレザーケアとしての効果も期待できるローションです。

 

 

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②サフィールノワール・レザーバームローション

 

サフィールノワール [Saphir Noir] というサフィールの上級ラインから展開しているレザーローションです。
こちらは、ユニバーサルレザーローションよりも成分が濃いのが特徴です。

 

ローションの液体としての見た目はそれほど違わないのですが、油分も艶出し成分も濃いので、例えば革靴のようなコシとハリのある厚めの革素材を使っているプロダクトの相性はよさそうです。
逆にそんなにツヤを出したくないものや、油分を入れすぎたくないものには控えたほうがいいかもしれません。

 

 

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③コロンブス・オールインワンレザーセラム/モイスト

 

こちらも、汚れ落とし・保革・ツヤ出しの3機能を1本で実現。アーモンドオイルなど天然成分を配合しています。
こちらもオールインワンと名のついたローションなので、これ1本でケアができ、さらにボトルにもイラストがありますが、靴だけでなくバッグや革小物など、革製品全般に使うことができる汎用性の高さが特徴です。

 

あと、こちらは1,000円台なので、価格的にも嬉しい。
ちなみに、このオールインワンレザーセラムには、「モイスト」と「シャイン」の2種類があります。
名前からも想像できる通りなんですが、モイストは革の柔軟性重視で、シャインはツヤ重視という成分配合の違いです。
僕はモイストを使ってますが、革の風合いを損なわないすごく良い質感に仕上がります。

 

 

シューケアグッズ全般そうですが、割とツヤ出しをうたっている商品は多いので、保湿重視のローションは割と珍しく、そんなにツヤを出したくない靴や革小物にはすごく相性が良いです。

 

 

④LIBISTE・ALL IN ONE LEATHER CREAM

 

こちらはローションタイプではありませんが、同じ「オールイン」用途のレザークリーム。スティックタイプで手を汚さずに塗布できるのが最大の特徴です。
また、ローションタイプのものは布にとって塗布するのが当たり前でしたが、こちらは布すらも不要。クリームを直接靴に塗ったあとは、ブラッシングをするだけでOK。ここは固形クリームゆえの利点と言えます。

 

小さくて持ち運びにも適しているのですが、成分的には割と本格派といいますか、ホホバオイルやカルナバワックスなど、他のブランドが採用している成分を使っているようです。

 

固形タイプなので、水や溶剤で薄まっていないぶん、成分も濃いのかもしれない、というのが個人的に使ってみた感想で、塗った直後は少々オイリーな質感になりますが、しばらくすると馴染んでさらっとした質感になります。

 

 

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レザーローションのデメリット

ここまでレザーローションがいかに万能で汎用的かをご説明してまいりましたが、デメリットというか、正直少々物足りないところもあります。

 

靴クリームと比べると、レザーローションは水分比率が多いため、成分が薄いです。
なので、必要十分のお手入れはできますが、効果としては少しだけ弱めです。

 

また、ローションタイプのものは基本的に無色(ニュートラル)で、革の補色ができません。使っていてどんどん色落ちするというわけではありませんが、長く使っていると経年変化と共に、革が徐々に色抜けしてくることもあります。

 

もちろん道具を増やしたくない方はレザーローションだけでも十分なのですが、少し物足りなくなったとか、色抜けが気になってきたという方は、靴クリームをご利用いただくことをおすすめします。
いずれにしても、初心者の方が使う分には最初はローションが手軽で安価で、すごくよいと思いますので、クリームは必要に応じて、という感じです。

 

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汚れ落とし専用のローションをお探しの方へ

同じ「ローション」と付いた商品名でも、こちらの4商品はオールインワンではなくクリーナー(汚れ落とし専用)タイプです。素材ごとに使い分けたり、洗浄力の強さが違ったりと、商品ごとにまったく役割が違いますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

 

 

 

よくある質問

Q. レザーローションだけで靴磨きは完結する?

A. オールインワンタイプであれば、日常のお手入れはレザーローション1本で完結します。ただし、鏡面磨きなど本格的なツヤ出しをしたい場合は、別途ワックスが必要です。

 

Q. クリームと併用しても大丈夫?

A. 問題はないと思いますが、クリームをお持ちならクリームだけで十分だと思います。革に吸収される水分や油分にはある程度限度がありますので、どちらか一方で問題ないです。
ただし、雨に濡れて乾いた後のような場合は、レザーローションを薄く塗ってからクリームを塗ったほうがシミになるリスクは低下させられるかもしれません。

 

Q. どのくらいの頻度で使えばいいの?

A. あくまで目安になりますが、月に1度程度が最適な頻度と言われています。
ただし、これは革によっても、履く頻度によっても、気候によっても変わりますので、あくまで目安として捉えていただき、ご帰宅後のブラッシングと定期的に革の状態を見て、乾燥してそうだなぁと感じたタイミングでお手入れをしていただくのがよいでしょう。

 

 

まとめ

メリット

・ケアが簡単
・これ1本で完結
・塗り伸ばしやすい
・安価なものも多い
・失敗しにくい
・革小物全般使える

 

デメリット

・補色はできない
・成分は控えめ

 

デメリット、もう少しあるかなと思いましたが、案外これくらいですね。
僕は素材で靴を選ぶことが多いので、デリケートな素材にはこういったローションやデリケートクリームなどが相性が良いので重宝しています。
デリケートクリームについてもこちらの記事で、メリット・デメリットをご紹介していますので、よければ参考にしてみてください。

 

 

靴磨きの基本的な手順を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

 

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執筆者:楠美 皓平(革靴ジャーナリスト)|電子書籍『いちばんやさしい革靴入門書』著者(Amazon 7部門で1位)。革靴・靴磨きに関する取材は累計250件以上。詳しいプロフィール 靴磨きは革靴を美しく保つだけでなく、長持ち...

 

 

ローション以外の道具も揃えたい方は、靴磨きセットのおすすめ10選が参考になると思います。

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EDITOR / 運営者

楠美 皓平Kohei Kusumi

content creater, web marketer, videographer
革靴の取材は累計250件以上。記事や動画制作の傍ら、革靴ブランドのメディア運営・マーケティングサポートに携わっています。