今週、ロンドンのセレクトショップ・Drake’sからメルマガが届きました。特集されていたのは、フランスParabootのボートシュー。
我々が知ってる言葉だとデッキシューズって言葉になると思います。
先週はBaudoin & Langeが新色「Fiji Taupe」を発表したメルマガもありました。
靴の種類もブランドも異なる2通のメルマガですが、読み比べると少し共通点がありました。「都市から海辺へ、境界なく動ける靴」というテーマです。
Drake’s が語るParaboot
Drake’sはロンドンを拠点とするセレクトショップで、靴のメルマガは珍しいですが、定期的に厳選した靴をラインナップしています。あと、ファッション以外のコンテンツもおもしろかったりします。
今週のメルマガはフランスのParaboot。
“The arrival of warm weather usually calls for a change of pace. Lighter fabrics, fewer layers, and shoes that can handle a little more time spent outside.”
暖かい季節の訪れは、いつもペースを変える合図だ。軽い素材、少ない重ね着、そして外でもう少し長く過ごせる靴
Parabootのデッキシューズが紹介されながら、こんな一文が続きます。
“One of the styles was originally commissioned for the French Royal Navy, though these days it is just as suited to long lunches, coastal walks, and days spent nowhere near a boat.”
このモデルのひとつは、もともとフランス海軍のために作られた。だが今や、長い昼食や海岸の散歩、ボートとはまったく縁のない日々にも同じくらい似合う
フランス海軍のために生まれた靴が、今はランチや海辺の散歩、つまり日常靴になっていることを語っています。
今期のDrake’sでは、デッキシューズを中心とした数モデル。Barth、Maloなど、いずれも夏の外出に向いたラインナップで、「Drake’sがParabootを推す」という構図がおもしろいのは3つ。
海外でも同じようにカジュアルな靴が取り入れられるシーンが、トレンドとして増えていること。あと、ドレスショップがそれ推していること。
最後に、今まで定番だったコインローファー、タッセルローファーは割とお腹いっぱい感があるのかも?とも取れるのではということです。
先日、三陽山長でもデッキシューズが3点りリースされてましたし、グリーンでもデッキシューズの投稿が見られました。
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Baudoin & Langeが提案する色
先週、Baudoin & Langeが発表した新色「Fiji Taupe」のメルマガはこんなコピーでした。
“Introducing Fiji Taupe: a soft, earthy neutral developed to move effortlessly between the city streets, country or coastal escapes, and everything in between.”
Fiji Taupeをご紹介します。都市の街並みから、田舎や海辺への逃避行、そしてそのすべての間を、軽やかに移動するために生まれたソフトなアースニュートラル
続いて、
“Neither brown nor grey, it carries the warmth of sunlit stone and the versatility of a true summer neutral.”
ブラウンでもグレーでもない。日光を浴びた石の温もりと、真夏のニュートラルとしての万能性を持つ
「ブラウンでもグレーでもない」という表現。既存のカラーカテゴリに収まらない、新しい夏の色を作ったという宣言で、ボードインはこういうところ、毎度見せ方がうまいよなと思います。
“Crafted in supple suede and finished with the Stride’s lightweight sole, it delivers the comfort of a sneaker through the lens of a loafer. For the days when elegance should feel effortless.”
しなやかなスエードで仕立て、Strideの軽量ソールを合わせることで、ローファーの形を通じてスニーカーの快適さを届ける。エレガンスが力みなく感じられる日のために
同じ場所を指している
Drake’s×ParabootとBaudoin & Lange、この2つのメルマガを並べると、いくつかの共通点が見えてきます。
① 「海岸」という場所
Parabootは「coastal walk」、Baudoin & Langeの新色は「coastal escapes」として語られ、2つのブランドが今夏の舞台として同じ「海辺」を選んでいます。
② 「どちらにでも使える」が最大の価値
Drake’s:デッキシューズは海軍由来の靴でありながらランチや散歩にも似合う
Baudoin & Lange:ローファーはスニーカーの快適さをローファーの形で届ける
と書かれていて、カテゴリを横断しています。
③ 素材はやっぱりスエード
Parabootはカーフやシカもありますが、ベージュのスエードも展開されていて、Baudoin & LangeはスエードでFiji Taupe。
先日の海外メルマガのまとめでもありましたが、やはりスエードが強い印象です。

まとめ
フランス海軍由来のデッキシューズと、スニーカーの快適さをまとったローファー。ドレスシューズの文脈を持ちながら、外に出ていく靴として扱われています。
どちらも「ちゃんとした靴」の世界から生まれながら、海辺に向かっています。
日本はまだ梅雨ですが、暑い夏を少し楽しみにさせてくれる、そんな言葉が散りばめられているように思いました。ヨーロッパも暑いらしいですからね。
参照: Drake’s メルマガ「Paraboot at Drake’s」(2026年6月25日配信)、Baudoin & Lange メルマガ「A New Taupe: The Stride of the Summer」(2026年6月14日配信)





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