革靴用クリーナーは一般家庭にあるもので代用できるのか?

革靴のクリーナーには大きく分けて2つの役割があると思っています。

ひとつ目は革表面についた汚れを落とす役割。
そしてもうひとつは、革靴のお手入れをするとき、古いクリームの成分を落とす役割。

それって家庭にあるもので代用できないのでしょうか?

そもそも、靴磨きには汚れ落としだけでなく、クリームも必要だし、ブラシも2本必要だったり、さらに靴の色で使いわけろなんて言われたり…
はじめるにはなかなかハードルが高いと思うんです!

なので、家庭にあるものでクリーナーを代用できたらいいなぁと思った次第です。
簡単な実験をしてみましたので、よければお付き合いください!

クリームと汚れを革に塗布!

先ほども申し上げた通り、クリーナーの用途は主に汚れと古いクリームを落とすことです。
なので、それぞれを革の端切れに塗って、それをクリーナーの代わりとなるもので拭き取っていく、という実験をしてみます。

今回使用するのは、こちらの4種類のクリーム。

左から油性のクリームの黒と茶色、乳化性クリームの黒と茶色。
市販されている代表的なクリームです。色も、黒と茶色という一般的なものを選びました!

そして汚れ役として、オリーブオイルとウイスキーの2種類を用意しました!汚れ役ってなんかかわいそうですね…笑

革靴用クリーナーの代わりとなるのは

革靴用クリーナーの代わりとなるのはこちらです!
弱酸性・無添加のボディーソープ!

そのままだと粘性が高いので、水で薄めて混ぜました。
ランベンダーの香りが部屋中に漂います。
奥さまが選んでくるものなので、何を使っているかわかりません!ただ、二人とも乾燥肌なので、ちょっといいやつを買ってた気がします!

どうでもいいですか?

こちらを塗って汚れを落としていきます!

結果:油には効果が薄い?

右半分だけ汚れを落としてみました。
油性のクリームは色の成分こそ多少薄くなってはいますが、それほどしっかり落ちている感じはありません。また、オリーブオイルもしっかり落ちている感じがしませんね。

乳化性のクリームは黒も茶色もサラッと落とすことができました。
ウイスキーもそれほど落ちている感じはしないです。

オリーブオイルは全く落ちる気配がなく、かなりこすりましたけどね!笑

乳化性クリームをお使いの場合は、それなりにはボディーソープでもクリーナーの役割を果たしてくれそうです。

革靴専用のクリーナーで効果検証

次に、革靴専用のクリーナーで効果を見てみましょう。

今回はクリーナーとしてはどちらかというと強力な部類に入り、油性のクリームでもある程度落ちるものを使います。
こちらのブートブラックのツーフェイスプラスローションです!

ツーフェイスプラスローションのご紹介

これで、残った方を拭き取っていきます!

結果:オリーブオイルは無敵!笑

クリーム系は油性でも乳化性でもほとんど落ちています!
クリームには補色効果があるためどうしても多少色は残りますが、ボディーソープと違い色の成分を拭き取れているのがわかります。特に油性のクリームはよく落ちてますね!

また、オリーブオイルを溶かそうと思い結構クリーナーを染み込ませましたが、オリーブオイルを逆に広げてしまった感があります。
オリーブオイルもかなりたっぷり染み込ませたので、仕方ないのですがボディーソープよりも油分を溶かす効果はありそうです。

石鹸とクリーナーの役割の違い

石鹸やボディーソープは人の手に触れるものなので、それほど洗浄力の高い成分は使ってないと思われます。

また石鹸やボディーソープは、専用クリーナーのように染み込ませて汚れを落とすものというよりは、泡だてて表面の汚れを浮かすイメージの方が正しいのではないでしょうか。
だからボディソープの方が粘性も高いし泡立ちも良いですね。

というように汚れの落とし方がそもそも違うので、落とせない成分があるのは仕方ないと思われます。
もしかすると、重曹のようなものであれば革に浸透して、より汚れを落とす効果を発揮してくれるかもしれません。

結論:代用はできる!

ボディーソープでも古いクリームを全く落とせないわけではないと思います。
なので、結論としては、代用「は」できる、が適切かと。できるっちゃできる、みたいな。

ガシガシ革をこすらなければ革に悪いものでないと思いますし、過剰にワックスなどを乗せず、必要最低限のお手入れをするだけという方なら、古いクリームを落とすために使われてもいいかもしれませんね。

ただ、油汚れを落とすにはもっと強力なクリーナーを使った方が良さそうです!

革靴用クリーナーの比較

革靴の水洗いの方法もこちらの記事でご紹介しています。

サドルソープで革靴の丸洗い

もしボディーソープやハンドソープを使われるという場合は、弱酸性の無添加の方が安心かと思われます。
かなりマニアックですが、クリームやクリーナーのpHを測定した記事もありますので、興味のある方は読んでみてください!

クリームやクリーナーのpHを調べる実験

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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コメント

  1. 鈴木啓太 より:

    くすみさん、こんばんは。
    いつもブログ楽しく拝見させて頂いております。
    インスタグラムもフォローしております(笑)

    今回の記事を見て個人的に気になることがあり、勇気をもってコメントさせて頂きます(笑)

    クリーナーの代用ですが、そもそもクリーナーを使わない方も多くいらっしゃるのが現実かと思います。
    数年前にスコッチグレインを購入した際の説明にもクリーナーの記載がなかったと記憶しており、jmウェストンでは布を水をつけ拭いたり、プロの方でもデリケートクリームを使われたりしていますよね。

    何がお伝えしたいかというと、実際には数年後どう経年変化しているかが大事なのでブログを発信される方は大変ですよね、これからも頑張って発信下さいということです(笑)

    大阪在住なのでお会いする機会はないかもしれませんがこっそり応援しております。

    鈴木

    • くすみ より:

      鈴木啓太さま、コメントありがとうございます。
      プロの方でも使われる方、使われない方いらっしゃいますね。僕は、楽しく靴のお手入れをしれもらえれば、それが一番素晴らしいことだと思っています。
      なので正直使っても使わなくてもいいと思います。いろんな考え方がありますしね!
      ただ、今回記事にさせていただいたのは、クリーナーを代用できるのか?ということに疑問を抱かれている方がいらっしゃることがわかり、少しでのその疑問にお応えしたいと思ったからなのでした。それがおっしゃる通り、経年変化につながると思っています。

      はい、お察しいただいた通り大変なこともあります!笑
      でも楽しくやっていますので、誰になんと言われようとこれからも革靴について情報発信していこうと思っています!
      励みになるコメント、ありがとうございます!

  2. 藤井 より:

    楽しく読ませていただいてます。
    普段は地下足袋(忍者シューズw)や雪駄を仕事で履いています。はい、左官職人です。
    おかげで履くだけでウキウキする素敵な革靴が欲しくなりました。

    セスキ炭酸では強すぎるでしょうか?
    台所の油汚れなど簡単に落ちます
    シャツの襟や袖の汚れなど家では大活躍です。
    油性クリームなど落ちそうに思いますが
    どうでしょうか。

    • くすみ より:

      藤井さま、コメントありがとうございます!
      残念ながら、セスキ炭酸は使ったことはないのでわかりません。
      靴のために開発されたクリーナーを使っていただくのが安心かと思いますが、どの程度落ちるのか気になりますね!

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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