革靴ジャーナル.
LEATHER SHOE JOURNAL.
クリーナー

革靴用クリーナーは一般家庭にあるもので代用できるのか?

更新: 2026.10.07
革靴用クリーナーは一般家庭にあるもので代用できるのか?

 

革靴のクリーナーには大きく分けて2つの役割があると思っています。

 

ひとつ目は革表面についた汚れを落とす役割。
そしてもうひとつは、革靴のお手入れをするとき、古いクリームの成分を落とす役割。

 

それって家庭にあるもので代用できないのでしょうか?

 

 

そもそも、靴磨きには汚れ落としだけでなく、クリームも必要だし、ブラシも2本必要だったり、さらに靴の色で使いわけろなんて言われたり…
はじめるにはなかなかハードルが高いと思うんです!

 

なので、家庭にあるものでクリーナーを代用できたらいいなぁと思った次第です。
簡単な実験をしてみましたので、よければお付き合いください!

 

 

クリームと汚れを革に塗布!

先ほども申し上げた通り、クリーナーの用途は主に汚れと古いクリームを落とすことです。
なので、それぞれを革の端切れに塗って、それをクリーナーの代わりとなるもので拭き取っていく、という実験をしてみます。

 

今回使用するのは、こちらの4種類のクリーム。

 

 

 

左から油性のクリームの黒と茶色、乳化性クリームの黒と茶色。
市販されている代表的なクリームです。色も、黒と茶色という一般的なものを選びました!

 

そして汚れ役として、オリーブオイルとウイスキーの2種類を用意しました!汚れ役ってなんかかわいそうですね…笑

 

 

革靴用クリーナーの代わりとなるのは

革靴用クリーナーの代わりとなるのはこちらです!
弱酸性・無添加のボディーソープ!

 

 

そのままだと粘性が高いので、水で薄めて混ぜました。
ランベンダーの香りが部屋中に漂います。
奥さまが選んでくるものなので、何を使っているかわかりません!ただ、二人とも乾燥肌なので、ちょっといいやつを買ってた気がします!

 

どうでもいいですか?

 

 

こちらを塗って汚れを落としていきます!

 

結果:油には効果が薄い?

 

右半分だけ汚れを落としてみました。
油性のクリームは色の成分こそ多少薄くなってはいますが、それほどしっかり落ちている感じはありません。また、オリーブオイルもしっかり落ちている感じがしませんね。

 

乳化性のクリームは黒も茶色もサラッと落とすことができました。
ウイスキーもそれほど落ちている感じはしないです。

 

 

オリーブオイルは全く落ちる気配がなく、かなりこすりましたけどね!笑

 

 

乳化性クリームをお使いの場合は、それなりにはボディーソープでもクリーナーの役割を果たしてくれそうです。

 

 

革靴専用のクリーナーで効果検証

次に、革靴専用のクリーナーで効果を見てみましょう。

 

今回はクリーナーとしてはどちらかというと強力な部類に入り、油性のクリームでもある程度落ちるものを使います。
こちらのブートブラックのツーフェイスプラスローションです!

 

 

ツーフェイスプラスローションのご紹介

 

これで、残った方を拭き取っていきます!

 

結果:オリーブオイルは無敵!笑

 

クリーム系は油性でも乳化性でもほとんど落ちています!
クリームには補色効果があるためどうしても多少色は残りますが、ボディーソープと違い色の成分を拭き取れているのがわかります。特に油性のクリームはよく落ちてますね!

 

また、オリーブオイルを溶かそうと思い結構クリーナーを染み込ませましたが、オリーブオイルを逆に広げてしまった感があります。
オリーブオイルもかなりたっぷり染み込ませたので、仕方ないのですがボディーソープよりも油分を溶かす効果はありそうです。

 

 

石鹸とクリーナーの役割の違い

 

石鹸やボディーソープは人の手に触れるものなので、それほど洗浄力の高い成分は使ってないと思われます。

 

また石鹸やボディーソープは、専用クリーナーのように染み込ませて汚れを落とすものというよりは、泡だてて表面の汚れを浮かすイメージの方が正しいのではないでしょうか。
だからボディソープの方が粘性も高いし泡立ちも良いですね。

 

というように汚れの落とし方がそもそも違うので、落とせない成分があるのは仕方ないと思われます。
もしかすると、重曹のようなものであれば革に浸透して、より汚れを落とす効果を発揮してくれるかもしれません。

 

 

結論:代用はできる!

ボディーソープでも古いクリームを全く落とせないわけではないと思います。
なので、結論としては、代用「は」できる、が適切かと。できるっちゃできる、みたいな。

 

ガシガシ革をこすらなければ革に悪いものでないと思いますし、過剰にワックスなどを乗せず、必要最低限のお手入れをするだけという方なら、古いクリームを落とすために使われてもいいかもしれませんね。

 

ただ、油汚れを落とすにはもっと強力なクリーナーを使った方が良さそうです!

定番クリーナー「ステインリムーバー」の使い方と効果はこちら

革靴用クリーナーの比較

 

 

革靴の水洗いの方法もこちらの記事でご紹介しています。

サドルソープで革靴の丸洗い

 

 

もしボディーソープやハンドソープを使われるという場合は、弱酸性の無添加の方が安心かと思われます。
かなりマニアックですが、クリームやクリーナーのpHを測定した記事もありますので、興味のある方は読んでみてください!

クリームやクリーナーのpHを調べる実験

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

クリームや道具の使い方を含めた靴磨きの基本手順と道具選びは、こちらの記事でまとめています。

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楠美皓平
EDITOR / 運営者

楠美 皓平Kohei Kusumi

content creater, web marketer, videographer
革靴の取材は累計250件以上。記事や動画制作の傍ら、革靴ブランドのメディア運営・マーケティングサポートに携わっています。