靴磨きをするときに、ご自身で布をカットされてお使いの方、少なくないと思います。
僕も靴をお手入れするときの布は、古くなったTシャツをハサミでカットして使っています。
こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
> 靴磨きの布のサイズやおすすめの素材、巻き方をご紹介します!
布も洗って何度も使うものではないから使い切ったら処分しています。
まぁ古くなったTシャツで作れるし買わなくていいから経済的なんですが、ひとつ困ったことがあるのです。
繊維が落ちる…
Tシャツはコットンのものをカットするので、布の断面からポロポロと繊維が落ちてきます。
ほつれるって言うんですかね?
掃除するのはそれほど大変じゃないんですが、これ、困ったことに鏡面磨きとかしてると布の繊維がワックスの中に入り込んでしまったりするんですよね。
こんな風に。
これはいただけない。
てか、ちょっと入りすぎですよね。笑
この写真をご覧いただくのはだいぶ恥ずかしいのですが、無心に磨いてたらこんなことになってました。
ただ、ちょっとだけ見方を変えてみると、なんというか…
夜空に浮かぶ星みたいでちょっとロマンチックじゃありませんか?
これは『星空仕上げ』なんだと
オレはロマンチストなんだと
言い張っていきましょう。
断面がほつれないハサミ
ロマンチストだと言い張る勇気が無いという腰抜け野郎(す、すみません!)は、これを使いましょう。
ピンキングハサミ。
個人的にはピンキングバサミの方が言いやすいんですが。
このハサミで切ったら布の断面がほつれにくくなります。
ちなみにこちらは実家にあったハサミで、けっこうゴツいです。
ピンキングはさみを使ってみる
以前ShoeShinerMeetingという靴磨きのオフ会でいただいたネル生地です。
72cm x 70cm のサイズ。
早速ピンキングはさみを入れてみます!
おぉ、切れる!
聞いたらこれ結構いいハサミみたいで、切れ味はすごく良いです。
こんなに切れました。
では、ピンキングはさみで切った布と普通のはさみで切った布は、ほつれ具合がどれほど違うのか。
確認してみましょう!
30秒間、布を両手で乱暴にモシャモシャーッてやります。
結構乱暴にやります。
すると、普通のハサミで切った布の場合。
そして、ピンキングハサミで切った布の場合。
どちらもほつれるっちゃほつれます。
ただ普通のハサミは断面によって長いヒモ状のほつれがあるのに対して、ピンキングハサミはほつれた繊維が細かいですね。
ただ、かなり乱暴にモシャモシャーってやったので、普通に使った場合でも検証をしてみようと思います。
結果が出たらまた追記してまいります。
そして、普通のハサミで布を切った場合とピンキングハサミで切った場合とでは、見た目も違いますからね。
※普通のハサミ
※ピンキングハサミ
ピンキングハサミってあまり自宅にあるもんじゃないと思います。
僕も実家に行った時に母に借りたので、自分では持っていません。1,000円〜2,000円で購入できそうなので、買ってみてもいいかもしれませんね。
いいものを買えば切れ味もいいんでしょうが、そんなに頻繁に使うものでもないので個人的には安いものでもいいかなって思ってます。
よければチェックしてみてください!
ピンキングはさみか、ピンキングばさみか、最後まではっきりしませんでしたがお付き合いいただきありがとうございました!
革靴の磨き方もご紹介していますので、よければこちらの記事もご覧ください。
はじめてでも簡単!革靴の磨き方(クリーム・ブラシなどお手入れ方法)
靴を磨くことって、靴を美しく保つだけじゃなくて靴を長持ちさせることにも繋がるんです。さらに、靴を磨くことで物や人を大切にする心を養うことにもつながると僕は信じています。
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