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裏表贅沢に革を使った靴磨き用レザーマット、ようやく完成しました【敷革】

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シューケアライフをより豊かなものにできればと靴磨き用のレザーマット作りました。
オンラインショップで年末から販売を始めて、おかげさまで少しずつ購入していただいてます。
気に入って楽しんで使っていただけたら嬉しいです。

 

 

プロダクトに込めた想い

 

このプロダクトには2つの想いを込めました。
ひとつめは、レザーマットの使い心地の良さ・贅沢さを感じていただきたいということです。
以前こちらの記事でご紹介した試作のレザーマットは、色はイマイチですがめちゃめちゃ使い勝手がよく満足度の高いものに仕上がりました。裏表に革を使っているのでクッション性や弾力があり、シュリンクレザー特有の柔らかさと触り心地がありました。
別に磨く靴はなくてもつい広げたくなるそんなマットでした。色はイマイチですが…
そんなマットがあると靴磨きの時間が少しだけ贅沢な時間になるんじゃないかと考えました。

 

もうひとつは革本来の雰囲気を感じていただきたいということです。
ご存知の通り、革は動物から取れるものなのでシワや血筋など、動物個体の模様が存在します。普段我々が目にする革製品にはシワや血筋が比較的少ない部位が使われているわけですが、このレザーマットにはそういった模様のある部位も積極的に使い、綺麗なところばかりではなく革本来の味や雰囲気を感じていただきたかったという想いがありました。
また、模様を積極的に使うことで、革を無駄に余らせないというのも目的のひとつです。

 

プロダクト詳細

 

サイズは 500mm x 400mm。
本当は 600mm x 400mm にしたかったのですが、そのサイズでは革の取り都合が悪く、単価が上がってしまうだけでなく、より多くの革を余らせる。革の種類によってもサイズが違うので、半裁の最大公約数的なサイズ展開で落ち着きました。

 

サイズ 500 × 400 (mm)
厚み ハードステア:4 (mm)
オイルドシュリンク:3.5 (mm)
鞣し コンビ鞣し
仕上げ セミアニリン
価格 16,500円(送料・税込)

 

 

 

付属のベルトで丸めることができるので、収納もしやすく持ち運びにも便利です。

 

革を贅沢に使っているためそれなりに原価も高いことと、大量生産をするようなものではないので、多少高くなってしまいましたが、個数を絞って細々と製造してまいります。気に入っていただける方が納得して使っていただければ十分かなぁと思っています。

 

革は基本2種類展開

 

現在は2種類の革で展開しています。
ひとつは大判のハードなステアを使ったもので、ブラックとダークブラウン。そしてもうひとつはナチュラルシュリンクのオイルドレザーを使ったものでネイビーとダークブラウン。
前者は固くハリのある革らしい革で、後者は柔らかくしなやかな手触りが魅力です。

 

 

ハードステアは丸めると銀面のシワが目立ちクセもつきやすいですが、何と言ってもその硬さが魅力です。最初はめちゃめちゃ硬いですですが、靴と同じで徐々に柔らかくなっていくのが楽しみのひとつでもあると思います。
一方オイルドシュリンクは、ほんのりコシがあって柔らかく高いクッション性が魅力です。ナチュラルシュリンクで仕上げられているので、丸めてもシワが目立ちにくくクセもつきにくい革です。

 

ハードステア・ブラック

 

オイルドシュリンク・ブラウン

 

どちらもセミアニリン仕上げなので、使っていくうちにクリームやオイルを吸い込み汚れも残りますが、最初にデリケートクリームやレザーローションを塗ってあげると多少軽減されます。
ハードステアは表面が平らなので傷が目立ちやすいですが、オイルドシュリンクはシュリンクのシボ模様によって傷は目立ちにくいです。

 

ハードステアの方が人気が高いため、ダークブラウンに加えてベーシックカラーのブラックも追加し、ようやく弊メディアでもリリースのお知らせをさせていただくことと相成りました。

 

経年変化

 

経年変化についても簡単にご紹介します。
左が新品の状態のもの。そして右が3ヶ月間使用したものです。馬毛ブラシでホコリを払った状態ですが、後者の方が傷や多少の汚れがあるのがわかります。

 

同じ革を使った同じ製品です

 

また、新品の状態だとかなり硬さがありますが3ヶ月間使うと若干柔らかくなり、より細く巻けるようになります。しかしシワなどもより強く出ていることがわかります。(写真右)
おもしろいことに靴と同じで、クリームやレザーローションを塗って優しく揉んであげるとかなり柔らかくなります。

 

表も裏も同じ革を贅沢に使うので、場所によって模様が様々で使っていくうちに少しずつ模様が浮き出てきたり、柔らかくなったりする経年変化を楽しめます。
革の綺麗な部分だけを使うのではなく「革らしさ」を存分に感じていただけるプロダクトであると自負しています。

 

 

最後に

 

情報発信をさせていただいているとちょくちょく敷革が欲しいというお声をいただくことがあり、そんな方にちょっといい敷革をお届けしたいなぁと思って始めたプロジェクトでした。
2つの革にはそれぞれ特徴があり、それぞれのおもしろさや魅力がありますので、気に入っていただけたら嬉しいです。

 

オンラインショップご覧になってみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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