就活で履くにふさわしい靴とそうでない靴があります。
就活のサイトには書いてあったりしますが、基本的には誰もこんなこと教えてくれません。僕も学生の頃はそんなこと全く知らず、入学式の時に買った安いボロボロの革靴をずっと履いていました。
そんな失敗を繰り返さないよう、就活にふさわしい靴・そうでない靴を覚えていただけたらと思ってこの記事を書きました。
よければご覧ください。
選び方
例えば、つま先に横ラインや縫い目が入ったデザインの『ストレートチップ(キャップトゥ)』や…
つま先に装飾のない『プレーントゥ』…
一枚の革を丸ごと使った継ぎ目の無いデザインの『ホールカット』…
つま先の部分にU字の縫い目が施された『Uチップ』…
このあたりまでは就活で履いていても問題はないかと思います。
逆に、こういった『ローファー』は、カジュアルな印象なので就活にはふさわしくありません。
また、『ブローグ(穴飾り)』のあるものもドレッシーなイメージなので、就活には向きません。
『ブーツ』類は言語道断。
『モンクストラップ』や『ダブルモンク』も就活では見る人によっては微妙かも知れません。ビジネスではよく見かけますけどね。
こういった『スワールトゥ』もビジネスで履いている人を見かけますが、つま先が長くドレッシーになりすぎるので就活には向かないと思います。
というように、靴の歴史や世間の認識として、就活にふさわしい靴とそうでない靴、さらにはビジネスでは問題ないけど、就活だとふさわしくないという場合もあります。ただ、業界ごとに特徴があると思いますので、そこは事前に調査をした方がよいかもしれません。
ちなみに色は黒一択です。
そして、ビジネスでもフォーマルでもどんなシーンでも使える、最も定番のデザインは
『内羽根式のストレートチップ(キャップトゥ)』です。
こればっかりは世の中の認識なのでどうしようもありません。
内羽根式ストレートチップとは
内羽根式ストレートチップ(キャップトゥ)とは、こういう形のものを指します。
デザインの流行などではなく、靴の歴史としての事実です。
内羽根式?外羽根式?
内羽根式とは、靴紐を通す『鳩目』の部分が、アッパー(靴の甲の部分)より内側に入り込んでいるデザインのものを指します。(上の写真がそれです)
逆に、外羽根式の靴というのは、『鳩目』の部分が、アッパーより外側に出ているものを指します。
内羽根式の靴の方がフォーマルで品格があり、外羽根式の靴の方がよりカジュアルというのが一般的な認識です。
※外羽根式
就職後、社会人になっても履いてほしい
もし革靴の中でも最もフォーマルである内羽根式のストレートチップを購入されるのであれば、せっかくならずっと履ける良いものを選んでほしいのです。
というのも革靴は大切にお手入れや修理をして履けば10年〜20年履き続けられると言われているからです。
さらに、履き続けると靴が足に馴染んで歩きやすくなるだけでなく、風格が出て味のある素敵な革靴へと育っていきます。
内羽根式のストレートチップは、就職して社会人になっても流行り廃りがないので、ずっと履けます。結婚式でも、パーティーでも、さらにお葬式でも、社会人になったら1足は必要な革靴です。
なので、せっかく買うなら数千円の合成皮革の靴ではなく、3万〜5万円程度の本革の革靴を選ばれてはいかがでしょうか?
3万〜5万円のお金を払うのは難しいという方は無理にそうする必要はありません。
別に¥5,000の靴を履いていたからって、それが理由で不採用になることはないでしょう。
あるとすれば、靴のデザインがカジュアルなものだったとか、靴が汚すぎたとかそういったものが理由で、靴の値段が合否を決めることはありません。
●参考記事:就活の革靴の値段は相場なんて気にせず予算に合わせて選べばOKです
ただ思うのは、これから社会に出ていろんな人と接するにあたって、靴が綺麗な方がいろんな面で圧倒的に有利だということです。
靴の汚い人より靴の綺麗な人の方が清潔感があるし、何よりデキる人っぽい雰囲気が漂いますよね。
この記事をここまで読んでいただいた方は良い機会なので、是非人の足元を気にしてみてください。
靴が綺麗な人とそうでない方とでは、何か違いがあることに気付くかもしれません。
●参考記事:靴が綺麗な人が出世するわけではなくて、出世した人は綺麗な靴を履いてる
最後に
もし良い革靴に興味を持った方は是非リーガルのオンラインショップを見てみてください。良いものを大切にずっと使い続けるというのはすごく贅沢なことだと思うんです。
繰り返しになりますが、面接は内羽根式のストレートチップなら問題ありません。綺麗に靴をお手入れをして自信を持って面接に挑んでいただけることを願っています。
綺麗な靴で臨めばきっと良い結果を招いてくれることでしょう。
応援しています!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
革靴の磨き方もご紹介していますので、よければこちらの記事もご覧ください。

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