【TETORI】彫金が魅せる、金属と宝石の織りなす世界観【ENLIGHTMENT・革小物イベント】

3/9(土)大阪、3/10(日)名古屋で行われる ENLIHGTMENT という革小物を取り扱うイベントの事前取材をさせていただいております!
今回は、ブライダルジュエリーのお仕事を経て、現在彫金(ちょうきん)のお仕事をされているTETORIさんのご紹介。

先日、こちらの記事でもご紹介させていただいた7SENSEさんとコラボをしながら、彫金の制作をされている職人さんです。

シルバーアクセサリーなどに興味のある方は是非ご覧になってみてください!



彫金(エングレービング)とは

彫金とはエングレービングとも言われ、いわゆる金属を彫ってこのような模様を描く技術のことです。

エングレービング(engraving)とは版画の凹版技法のひとつで、ビュランという先端にダイアモンド様の固い刃のついたノミのような器具を使い、銅版に線を彫る。 そして、その溝にインクを埋め、それを刷って作品にする版画技術。 鮮明な線が特徴とされる。
引用:wikipedia – エングレービング

wikipediaには版画の技法と説明がありますが、今回ご紹介するのは金属そのものに模様や柄を施すものです。

硬い金属の刃のついた道具を使い、シルバーなどの金属に模様を入れていきます。

こういった柄や模様が入っているものって、型をとって金属を流し込んで作れば量産できそうな気がします。数によってはその方が低コストで済むのも想像できます。

でも、そういう話じゃない。
職人さんが手作業で掘ることで、これほど細かくて精密な模様を描くことができ、それが世界観になって現れるというわけです。
TETORIさんご自身も、量産ではつくることのできない、職人だからできることを追求したいという想いでこの世界に入られたそうです。

模様によって現れる世界観

例えば、これ。

バングルになる前の金属に模様が彫られているわけですが、もともとはシンプルなシルバーの板。
シンプルなシルバーのバングルってあるじゃないですか。それはそれなんですけど、この模様が入ることでこんなにも独特な雰囲気になるわけです!

写真微妙ですみません…

きっとこの模様が入ることによって、そもそもの素材が持つ魅力とは違った魅力が現れるのでしょう。
TETORIさんの作風だと一箇所だけに模様をいれるというわけではなく、全体的に模様が入る場合が多いようなので、見た目の雰囲気も大きく変わることでしょう。

次に、こちらの財布の取手(引き手)の作品。

上から下まで、模様がきれーに彫られています。途中ではみ出ちゃったりしないで、この範囲内にちょうどよく収まっている。
こういうところを計算するのも、正確に彫るのも職人さんの技というわけです。

こちらの黒い部分は、漆(うるし)と似た性質を持つカシューという塗料使い『コールドエナメル』という仕上げが施されています。(カシューナッツに由来)
ツヤによって深い黒が表現されていて、この和風の雰囲気にとっても馴染んでいます。

これ、ほんと残念なんですけど、生で見たほうが圧倒的に雰囲気があります!写真でそれがお伝えできないのが、悔しい!
見た目だけじゃなく、質感や触り心地なんかもそう。是非実物を見ていただきたい…。

また、こう言ったボールペンの持ち手部分。

筒状のものなので全方向均等に模様が入っていて、さらに一部分だけ模様が歪んでる、みたいなことは一切ない。
しかもこの細かさ!

ボールペンの上の部分や、クリップにも模様が彫られています。
ボールペンはポケットに差したりするので、この模様があることで雰囲気が出るんでしょうね。

曰く、彫り模様に正解はないとのこと。
なので、彫る素材にどんな模様を入れるのか、そしてその素材を一番活かすことができるのかを考えるのが非常に難しいのだとおっしゃってました。

量産でなく一点物にこだわるわけ

ベタ(闘魚)が描かれたマネークリップ

彫金が施された指輪やバングルは、あくまで一点物。
同じものはひとつとしてありません。

今、7SENSEさんのお仕事をメインでやられているということもあり、あえてひとつとして同じものをつくらず、コストを重視しない、一点ものだからこそ表現できる世界観と価値を表現されています。

金魚鉢の中にスカル!

ただただ彫るだけの技術でなく、金属の種類によっても膨張率が違ったり、出る色味が違ったり、彫ること以外にも金属の性質なんかも知っておく必要があるわけです。
あとは、先ほどのバングルや財布の取手の部分にターコイズやダイヤモンドなどの宝石を埋め込む技術もお持ちです。単純に掘りだけを専門にやっている人では難しい技術。

そういったいろんな技術を必要に応じて取り入れながら、この財布に合う取手を表現するにはどうすればいいか、どの金属を使うのがいいか、どんな模様を彫るのがいいか、みたいな話を7SENSEさんと話し合いをされながら決めていっているというわけです。

そういうこだわりもあってか、イベントで海外に出品されたとき、日本の倍近い値段が即決でついたそうです。
これからますます彫金の世界の人々の関心が向けられるのは間違いないと予想しています。

すでにいろんなターコイズが埋め込まれた指輪。まだ何も彫られていません。
ここからTETORIさんの手によって、彫金が施されて世界観が生まれていくというわけです。

ちなみにこの指輪、今回のイベント限定で彫りのオーダーの受付をされるみたいです!
普段、指輪のオーダーは受けられていないので、これはチャンス!ただし、サイズが19〜23号だけになります。
数に限りがあると思いますので、どうぞお早めに!

この小さな金属に彫金を施すことって、そのものの使い勝手にはすごく大きな影響を与えるものではないと個人的には思っています。
でもこの模様が入ることによって持っていることで気分を高めてくれる、それ自体が嗜好品かのような独特の雰囲気を醸す存在になります。

洋服でも靴でもなんでもそう。
気に入ったものや希少性の高いものを持つのはやっぱり気分がいいです。
シンプルな大量生産品にも便利なものはありますが、このように凝った一点物を持つのもやはり良い。(僕はゆうほど持ってませんが…

小さな金属や宝石ではあるけれども、そこに世界観を表現するという意味ではものすごく大きな可能性を秘めた文化なんだろうと想いを巡らせるばかりです。

そして今回、TETORIさんの作品は7SENSEさんの作品の一部として、ENLIGHTMENT(エンライトメント)というイベントに出品されます。
大阪と名古屋で開催されますので、よければ足を運んでみてください!

ENLIGHTMENT・イベント概要

大阪会場の情報です

ENLIGHTMENT という革小物ブランドのイベント。
3/9に大阪、3/10に名古屋で開催されます。もちろんどちらも入場は無料です!

大阪会場・3/9(土)

日時 2019年3月9日(土)12:00〜16:00
会場 ギャラリー A stair
場所 大阪市中央区南船場4-5-4 心斎橋OKAMOTO.BLD 2F

名古屋会場・3/10(日)

日時 2019年3月10日(日)12:00〜16:00
会場 カネジュービル
場所 愛知県名古屋市中村区則武1丁目2−1 カネジュービル3F

気になった方は是非足を運んでみてください!

ちらっと出ちゃいましたが、残り2ブランドもまたこのブログでご紹介させていただく予定ですので、しばらくお待ちください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

書いてて思いついたんですけど、これTETORIさんが彫ったからテトリスの柄なのか!!
なるほどねぇ〜!

出展予定の他のブランドもどうぞ

7SENSEさんのご紹介

three2fourさんのご紹介

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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