ノーザンプトンにはシューメーカーがたくさんあります。
各メーカーの工場に隣接するファクトリーショップは、リジェクト品を取り扱うアウトレットのようなお店で、正規品を購入するよりかなりリーズナブルに購入できます。
値段的なメリットを考えると、ファクトリーショップが人気なのも納得です。
そんな我々靴好きにとっては夢のような町・ノーザンプトンへのアクセス方法と、主要なショップの様子などをご紹介させていただきます!
イギリスへ旅行に行かれる際は、是非参考にしてみてください。
ノーザンプトンまでの移動方法
まずは簡単にノーザンプトン駅までの移動方法についてご紹介します。
ロンドンからノーザンプトン
ロンドンからノーザンプトンへのアクセスなら、ロンドンのユーストン [Euston] 駅からなら乗り換えなしでアクセス可能です。
片道£18です。
所要時間は約1時間ですが、電車は各乗車口の扉がボタンで自由に開閉できるせいか、電車の遅れがあるようなので注意が必要です。
僕の時は平日の朝で通勤する人も多く、15分遅れがありました。
ヒースロー空港からノーザンプトン
続いてはヒースロー空港からノーザンプトンへのアクセスです。
僕はヒースロー空港の近くのホテルで一泊したので、そのホテルの側のバス乗り場から140番のバスで、ハローウィールドストーン駅というところまで行き、そこから電車でノーザンプトンへ行きました。1回の乗り換えで、こちらは約2時間。
ハローウィールドストーン駅でバスを降り、電車のチケットを購入しましたが、機械のタッチパネルで行き先を選んでチケットを発行するのはちょっと難しいです。
全くわからなかったので、駅員さんに手伝ってもらいました。笑
ちなみに、バスの乗車にはオイスターカードというプリペイドカードが必要です。(知らずに乗ってしまい降りる時にバスの運転手さんに乗車代をまけてもらいました。クレジットカードも使えますが、カードを挿入するのではなく近づけてピッと決済するタイプのクレカしか使えないのでご注意ください。)
ファクトリーショップ
グリーンもロブもクロケットもノーザンプトン駅の東側にあり、どれも20〜30分の徒歩圏内にあります。(ロブは少しだけ遠いです。)
トリッカーズも駅東側、チャーチは駅西側で、チーニー、ローク、バーカーは隣町です。
ただ、結構坂が多いのと道は石畳(タイル?)でちょっと歩きにくい場合もあります。徒歩の場合はホテルにチェックインして大きな荷物を預けてから行かれるのがいいかと思います。
ノーザンプトンの駅からタクシーに乗ることもできるので、他にも予定がある、もしくは靴を見てたっぷり悩まれたいという方はその方が余裕があっていいかもしれません。
エドワードグリーン・ファクトリーショップ
エドワードグリーンのファクトリーは比較的大きな通り沿いにあります。
Google Map を見ながら近くまでたどり着くことができたら、上の写真の建物は簡単に見つけられると思います。
営業時間は平日の9:00〜16:00。
お店のお姉さんに聞いたところ、店内の写真はソーシャルメディアにアップしたらダメとのことでしたので、一応このブログに載せるのも控えることにします。
サイズは5からありました。
これぞエドワードグリーン!というモデルもあれば、このモデルは見たことがない!というものまで、品揃えは良かったという印象です。
1足あたり£460が相場。62,560円ってとこです。(2019/6/27 £1=¥136 換算)
セールになっているものもあるのでもう少し安いものもありました。レディースの靴も少しありました。
僕の足は左右平均が23.5cmなので、UKサイズだと5か5.5。
5の黒チェルシーと、他に2足購入しました。ツリーのことはすっかり忘れてたので買ってませんが、ファクトリーショップで買えるのかはわかりません…。
あ、シューホーンは売ってたのでお土産にはいいかもしれません。
バーガンディーのカドガンもあったんですが、シャコ留めが縫われている革が完全に裂けてしまっていたので、自分でも直せないだろうと諦めました。
そんな感じで、ファクトリーショップに並ぶのは基本リジェクト品なわけですが、どこかに傷や汚れがあるのかほとんどわからない場合が多いです。
値段的に満足できる買い物ができると思います。
ジョンロブ・ファクトリーショップ
ノーザンプトン駅からは少し遠いです。
鉄の門に設置されたボタン押すとファクトリーショップに繋がって開けてくれると思います。(僕が行った時は集荷作業で門が開いてました)
営業時間は、月〜土曜9:00〜13:00、13:30〜17:00です。
門を入って左側の建物がファクトリーショップ。
中も整っていて、革の椅子が4つほど置いてあります。お姉さんに、5と5.5が置いてある棚をご説明いただき、自由に試着ができました。(そうじゃない場合もあるみたいです)
£670が相場。シューツリーは£70。
セットで£740。ほぼ10万円です。(2019/6/27 £1=¥136 換算)
個人的な感覚ですが、これぞロブ!というモデルはあまり多くなかったように思います。
どちらかというとハイブランドのグループらしいカラフルな靴やシャレオツな靴が多い印象でした。
スエードのサドルのホールカットのスリッポン
ロブでは1足だけ購入しました。
クロケット&ジョーンズ・ファクトリーショップ
クロケットのファクトリーショップは開いている時間がとにかく短いのでご注意ください。
営業時間は、金曜13:30〜17:00、土曜9:00〜13:30です。
上の写真の看板を見つけたら、向かって少し右側にこんな小さな扉があります。建物の階段を登ると2階がファクトリーショップです。
下の写真だとわかりませんが、開いている時間が短いのでそれなりに混雑します。わーッと並んでいる靴の中から好みのものを選び、窓際の椅子に座って自由に試着ができるシステム。
シューホーンも置いてあります。
値段は1足£200。27,200円です。(2019/6/27 £1=¥136 換算)
日本だと6万7万、もしくはそれ以上するのでかなりリーズナブルです!
僕の知ってるところだと、オードリーもキャベンディッシュもアシュフォードもありました。ドレスシューズもローファーもあれば、カントリーやブーツも多いです。
僕はローファーを1足購入しました。Cウィズのかわいい靴です。
バーカー・ファクトリーショップ
バーカーのファクトリーショップは、正確にはノーザンプトンではないのでアクセスも大変なのですが、かなり広いスペースにたくさん靴が並んでいます。
我々のような靴好きの客というよりはUKの大衆向けというイメージです。
バーカーブラック [BARKAR BLACK] というUS向けに展開しているブランドの靴も見せてもらいましたが、5と5.5は圧倒的に数が少ないみたいです。
個人的には5もフィットするものがなかったので、オペラパンプスみたいな靴を購入しました。
オペラパンプスは£50だったので、だいたい6,800円。(2019/6/27 £1=¥136 換算)
安い!
残りの日程のホテルの室内履きとして活躍してもらいます。笑
最後に
こちらの記事の最後でも書きましたが、ファクトリーショップは値段的なメリットは大きいです。しかし、気に入ったものが必ず見つかるとは限らないので、リスキーといえばリスキーなのは間違いありません。
ただ、ロンドンからなら2時間かからないのと、ロブ、グリーン、クロケ、トリッカーズ、チャーチであれば、徒歩で回れないこともないので1日たっぷりノーザンプトンを周るのも悪くないと思います。
営業時間だけは事前にご確認ください。クロケットに行きたいなら金土で予定を組まなければなりません。
また、どこでもすぐにタクシーを捕まえられるわけではないので、タクシー移動をお考えの場合は、ちょっと注意が必要です。
ご紹介できませんでしたが、他にもチャーチ、トリッカーズもノーザンプトン市内の徒歩圏内にあります。
なので、気になった方は是非そちらもチャレンジしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
グリーンとロークのファクトリーツアーの様子は、また後日ご紹介します!
・英EU離脱問題と日本の増税から考える、革靴を買うタイミング
・イギリス現地ショップに、僕の足に合うサイズの靴はあるのか聞いてみた
・ヨーロッパで快適に革靴を買うために必要な準備と持ち物を考える
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いつもブログを読むのを楽しませてもらってます。
今年のGWで念願のノーサンプトンへ行きましたのでコメントしました。
どこのファクトリーショップもシューツリーは買えますよ。
値段は忘れてしまいましたが、日本よりお安く手に入れられます。
あとタクシーでの移動の場合は、ショップの定員さんに手配してもらえます。
行き先聞かれて他のブランド名出しても嫌な顔はどこもされませんでした。
自分はロブ、グリーン、トリッカーズ、チャーチの順で回りましたよ。
グリーンでヒラリーさんと記念撮影できたのが思い出です。
ミドグリーンさま、コメントありがとうございます!
ツリーの情報ありがとうございます。記事更改後、他の方からもツイッターで購入できることを教えていただきました。
たくさん回られたみたいですね!タクシーの情報もありがとうございます。
その辺りの情報はすごく助かります!
はじめまして
イギリスはキャッシュレス化が非常に進んでいるようですが、ノーザンプトンの各ファクトリーショップではクレジットカードは使用できましたでしょうか?
旅行で行くのですが、あまり現金を持っていく予定はなく、教えていただけると助かります。
コメントありがとうございます!
僕は全てカードで払いましたよ!ご安心ください!