革靴ジャーナル.
LEATHER SHOE JOURNAL.
雑記

今夏、ようやくチラ見えを許さないフットカバーに出会う

今夏、ようやくチラ見えを許さないフットカバーに出会う

雑な性格なので細かいことはそんなに気にしないけど、これだけは許せないというものがある。
ひとつは酢豚のパイナップルと、もうひとつはローファーを履いた時にチラ見えするフットカバーだ。
結構前にびっくりドンキーでパイナップルの乗ったハンバーグを食べたら案外美味しかったので、少し大人になって今後は前者も前向きに許容していきたいと思っているが、後者だけは許せない。

 

これ…

 

フットカバーとは文字通り足を覆うソックスの役割を為すものではあるが、多くのフットカバーは足の甲まで覆ってしまうので、ローファーを履くと履き口からはみ出た部分がチラ見えしてしまう。僕にとってはフットカバーが脱げることよりも、素材の厚みよりも、価格よりも何よりも、チラ見えするのがとにかく気に食わないのである。
理由はすごく簡単で、特にこういうフットカバーは黒が多いので、茶靴でチラしてしまうとすごく悪目立ちするし、靴の輪郭を損なわないための僕なりの靴に対する敬意でもあると主張したい。

 

ただ、今回の話は「図らずも出ちゃってるタイプのチラ」だと捉えているけど、鼻毛のそれ、すなわち身だしなみ的な話とも少々違うものでもあるように思う。だから不快にさせるチラでもなければ、興奮を煽る故意のチラでもない。気にしない人は気にしなくてもいいと思うし、気にしたきゃ勝手にすればいいと思っている。

 

 

 

ここ数年、初夏を迎えて最初にすることといえば、ユニクロとamazonと楽天、そして思いつく限りのソックスブランドのwebサイトを覗くことだ。今年こそはと期待を抱いてwebサイトを巡回し、できる限り浅くて薄いフットカバーを探す。しかし、なかなか浅いものに出会えず、amazonの商品写真を見て浅そうなフットカバーを買ったりしたけど、最初にご覧いただいたように全然チラである。チラどころの話ではく、もはやガッツリ見せにいっている。

 

そして今夏、とうとう見つけたのがこのユニクロのフットカバーだ。商品名はベリーショートソックス(シアー・3足組)というもの。3足で¥990(税込)なので、やはりユニクロ様様である。
レディースの商品ではあるが、23〜25と記載があるので僕の足のサイズなら問題なく履けるし、商品ページを見るとレディースだけど25〜27もあるみたいなので男性でも履けると思う。

 

履いてますよ

 

本当に足裏をカバーしただけという浅いフットカバーで、厚みもほとんどなく、これなら履かなくてもいいんじゃないかと思うほど薄くて浅いフットカバーだ。
内側には滑り止めが付いていて、どちらかというと脱げにくい。脱げない時は脱げないけど、脱げる時は脱げる。
ただ、履いてなくてもいいんじゃないかというのは大きな間違いで、こんなに薄くても靴と足が直接触れることがなくなるので多少なりとも足を保護してくれる効果はあるわけだし、中底が黒ずんでいく悲しさからも逃れられる。カビは皮脂や汗の成分を媒介として繁殖するので、靴の内側を少しでも綺麗に保つためには履いた方がいいに決まっている。

 

ちなみに、前足部足裏に数ミリのクッションが入ったベリーショートソックス(スクエアカット)というものも浅くてよさそうだけど、タイトフィッターなので甲を圧迫されないかと不安で購入には至っていない。

 

とりあえず1セットをお試しで購入したので3足しかないが、今まで購入してきたフットカバーを全て処分して買い直しても良いと思えるくらい気に入っている。
ただ欲を言わせていただくと、少しゆるく感じるローファーを履くときのために、気持ち厚めの素材の同じサイズのフットカバーを展開していただけたら嬉しい。

 

 

 

 

なぜそこまで素足風にこだわるのかと言うと、長い靴下は暑いから履きたくないという理由以外に、靴下の色合わせを考えなくて済むからだ。色がひとつ増えると家を出るのが15分遅くなる。なので、長いソックスを履く季節はいつもより15分早く起きる。
冗談はさておき、とにかく浅いフットカバーというのは機能的にも組み合わせ的にも楽だというのが僕の考える最大のメリットだ。

 

でもおもしろいのは、インスタでは海外の人からのコメントが案外多く、素足風にローファーの投稿に対して “disgusting” とご意見をくださる方もあるので、海外では「風」であってもノーソックスに見えるものは相手を不快にさせるものらしい。しかし一方でそんな素足風とローファーのスタイルを好意的なコメントをくださる海外の方もいて、文化の違いなのか国の違いなのか、単純に個人の好みなのかイマイチわかりかねる次第である。

 

とにかく石田純一氏は浅いフットカバーを探すことはなかっただろうから楽でいいなぁと思いつつ、血眼になってでも浅いフットカバーを探し出して流行りのSNSに投稿する僕のこだわりを「相手に対する」ものではなく「靴に対する」敬意と表現するのは、僕の小さな小さなプライドを正当化するためのものだということくらいは理解しているつもりではいる。
引き続き素足風で投稿をしていきたいが、でもやはり人によっては不快に感じるものなんだなぁということも十分認識はしておきたい。

 

 

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楠美皓平
EDITOR / 運営者

楠美 皓平Kohei Kusumi

content creater, web marketer, videographer
革靴の取材は累計250件以上。記事や動画制作の傍ら、革靴ブランドのメディア運営・マーケティングサポートに携わっています。