
最初は「こんなのできたらいいなぁ」程度の思いつき企画だったので、正直需要があるか全く未知な状態でのイベントでした。
でも結果、やってみてよかったです。
イベント概要はこちらの記事でご紹介しています。よければそちらもご覧になってみてください。
あと、また来月も再来月もこのイベントやると思います。笑
ご参加いただいた方の感想
ご参加いただいた方の感想を簡単にまとめてみました。
- 販売員さんから普段履かない靴を提案してもらって発見があった
- 履いたことのない靴が履けた
- 狙っていた靴が履けた
- 気になっていたブランドの靴が足に合わないことがわかった
- 合わないと思っていた靴が案外足に合うことがわかった(購入された方も!)
- 靴の濃い話ができて楽しかった
- 靴クラスタの方に会えてよかった
- 三越のマネージャーさんとお話ができてよかった
- 事前のアンケートは改善の余地がありそう
こんな感じでした。
実は僕もステファノベーメルを試着させていただき、販売員さんからおもしろい話を聞くことができました。それについては後ほど。
あと、個人的にはよくお会いする方以外にも、はじめましての方が参加してくださったのも嬉しかったです。
知らなかった靴を知る

アンソニークレバリー
やっぱり我々は、靴好きと言えど靴を試着させていただくことに対して遠慮してしまうことがありますね。
コレ!って決まってるものがあればもちろん履くんですが、そうでなければ買うかどうかもわからないのに次から次へとバンバン試着するのはなかなか勇気が必要です。
ただ、やっぱり履いてわかることは多い。
ご参加いただいた方の感想を聞いてみると、このイベントでそれを実感された方が多くいらっしゃったようです。
企画した側としては何よりでございます。
上にも書きましたが、合わないと思っていたブランドの靴が案外合ったと仰っている方もいらっしゃいます。
その中には販売員さんに提案されたものがあったという方も。
『履いてみたい靴を試着する』という僕が想定してた目的以外にも、『知らなかった、もしくは意識していなかった靴を知る』という結果にも繋がりました。
これは間違いなくいろんなブランドを取り扱う百貨店だからこそ。そして、販売員さんやシューフィッターさんの接客があってこそ。ネットで見ているだけでは味わうことのできない体験です。
そういう意味では今まで僕がやってきた試着会よりは濃い内容になったんじゃないかと思います。
エポックなイベント

また、三越のマネージャーさんからも我々カスタマーの意見を積極的に聞いてくださる姿勢を感じました。なんか偉そうな書き方ですが、そういうつもりじゃないんです。
でも僕はそれが嬉しかったんです。
それをご覧になって「エポックなイベントになりましたね」と言ってくださった方がいらっしゃいました。(シューシャイナーミーティング主催のmaezawaさん、いつもありがとうございます)
エポックの意味を知らなかったんですが、調べてみるとこういう意味みたいです。
それまでの時代とは違った意義・特色を持つ時代。新時代。
引用:Google
百貨店に我々の考えを積極的に知ってもらうことって、今までだとあまり想像できなくないですか?それによってお互いの距離も近くなるし、より良い関係になれたらなれたらいいなぁと思ってます。
革靴においては個人輸入もできる時代です。
ただでさえネットでいろんな情報が手に入るわけだし、個人輸入での値段的なメリットだけを考えると、日本の靴屋で革靴を買うことの意味すら問われるのではないかと。
靴に限らずどんな業界でも、ただただ人を介するだけの機関は淘汰されていくはずですし。
ただ革靴の種類が豊富なだけではなく、靴に詳しい販売員さんや足に詳しいシューフィッターさんがいる百貨店だからこそ提案できる価値があり、それを感じられたイベントだったのではと思っています。
これからもこういうイベントを通してその価値を発信していきたいと感じました。
価値って言葉がよくないのかな…なんか偉そうですよねぇ。笑
試着体験
なんか興奮してきたので、僕の試着体験から先に書かせてください。
ご対応いただいた販売員さん、靴好きが興奮するポイントをご存知です。笑
足の特徴
ステファノ・ベーメルの木型がなんとなく気になっていたので、5か5.5でサイズあれば履かせてくださいとお願いしましたが、「足を測ってからでもいいですか?」と。
これが素晴らしい体験でした。
僕は左足の小指の付け根だけ少し出ていて、いつもそこが当たって痛いんです。
よく見る測定器で足を測ってもらったら、見事にそれを言い当てられ、さらに左足だけアーチが落ちていることが原因だとご指摘いただきました。
左足に体重がかかることが多いことが原因のひとつと。
カバンを右肩にかけたり、重い荷物も右手で持つことが多く、その反動で左足に体重がかかることが多いです。
昔からずっとそうなので、その習慣が積み重なった結果、左足だけアーチが落ちてしまったのではないかと。
若い頃からの習慣を一瞬で見抜かれた感動と驚きで、占いで「あんた寂しがり屋でしょ?」と言い当てられたOLの「当たってますっ」みたいな表情になってたと思います。
だから、アーチを持ち上げるようなインソールを入れてあげるとだいぶ改善しますよとアドバイスをいただきました。
土踏まずの部分だけに入れる簡易的なインソールではなく、ちゃんと足を計測してもらってオーダーメイドで作るくらいのものでないといけないと。
そういうのはプロに見てもらわないと絶対にわからないですからね。
そのうちインソールオーダー探して行ってみようと思います!
ステファノ・ベーメル

ベーメルのことを何も知らなかったんですが、またまた販売員さんに貴重なお話を聞くことができました。
ベーメルの靴って、作る工程で3回釣り込みをしてるんです。
釣り込んで寝かせて…を3回繰り返すことで革が伸びる。つまり革が伸びきった状態でようやく製品になるので、これ以上アッパーの革が伸びません。

また、靴底の中物もコルクではなく革が使われているので沈み込みがほぼないのだそうです。だからひとつ前の写真のとおりなんですが、羽根が閉じ切っていても大丈夫なんですって。
また、土踏まずのフィット感も良い感じです。
がっつり持ち上げる感じではないですが、平坦なつくりではなく全体的に優しく足に沿うような履き心地でした。
土踏まずの部分のアッパーの釣り込みとリブの縫い方でもこの辺りの履き心地が変わってくるんですって。
こういうのそそられますね。
困った…。笑
また、これは参加された方とも話をしてたんですが「ベーメルのブローグってなんか他と雰囲気違いますよね」って。
そうなんですよね。そこも気になってたポイントのひとつであります。
はい、僕の体験でした。
こんな感じで靴好きの喜びそうな情報をたっくさん教えてもらって、だいぶ靴欲しいスイッチを刺激されましたね。
試着された靴たち
この他にもたくさんあるんですが、一部を紹介させていただきます。
ほんとは靴を靴を購入された方のお写真とかも載せたいのですが、僕が載せない方がいいかな…。笑

カルミーナのウェタム(木型)。
良い色ですね。僕もスエード欲しいです。

J.M.ウエストン、ゴルフ。
確かBウィズっておっしゃってたかな…。足が細くてお悩みの方でした。

蹴られたら痛い系革靴、認知度No.1のステファノブランキーニ。

タッセルローファー3兄弟。
チャーチ、クロケ、カルミーナ。この眺め、贅沢ですね。

完全にローファー狙いの方がいらっしゃいました。笑
良い眺めです。

足の測定。
これ一回やってもらった方がいいです。ほんとに。

パラブーツ、ウィリアム。
この日はパラブーツ人気でしたね。

アンソニークレバリー、チャーチル兄弟。
遠近法とかではないんです。笑

カルミーナのレイン(木型)。
甲の低い方だったのでレインよりはフォレストが合うかもと販売員さんからのアドバイス。
最後に

毎度のことながらシューサークル一緒に撮れなかった方、ごめんなさい。
三越さんともまた相談させていただき、2回目以降とできたらいいですねとお話しをしてますので、是非興味のある方はご参加ください。
次回以降の開催について毎回記事は書かないと思うので、SNSで発信をさせていただきます。
よかったらチェックしてみてください。(インスタの方がアクティブです。)
・インスタ
予約していったヤンヤンは他の人が我々の席に座ってたっぽいですが、なんとか入れました。笑
焦った!
安くて美味しいヤンヤン、好きです。また行きたいのでまたやりましょう。笑
最後までお付き合いいただきありがとうございました!























 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
										 
								 
								 
								 
								 
								
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