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雨の日には、スエードでゴム底、そして栄養と撥水 [Paraboot]

とにかく雨の日の外出が嫌いで、寒いし窓も開けられないしで、ソファーでゴロゴロとキャラメルポップコーンでもつまんで憂鬱な1日をやり過ごしたいけど、そうも言ってられないのが我々オトナというものだ。
外出の予定が入っている雨の日の朝は、とりあえず早々に靴と洋服の選択を迫られる。

今回の革靴

  • Brand : Paraboot
  • Design : Suede Double Monk “Vogue”
  • Size : Womens 4.5
  • Leather : Gray Suede
  • Sole : Rubber Sole



雨の日の朝、もう悩まない

学生の頃は一限に遅れようが構うことなく、シャワーを浴びて必ずコーヒーを飲むという単位という犠牲のもとに生まれた優雅な朝を過ごしていたけど、大人になるとそうもいかないわけで、朝時間に余裕がないのが我々日本人の常だ。
結婚して子供が生まれるとその時間の無さに拍車がかかり、オムツとミルクそしてお風呂と、諸々のルーティーンをこなしながらその日の靴と洋服を考えるのが理想だけど、スーパーシングルタスクのハイパーロースペックな処理脳しか積んでいない僕の頭ではそんなことができるはずがなく、いざ風呂を上がったタイミングで、あ…時間やばいぞと焦り出す。
そんな日が季節に1度はある。

ただ、さすがに35年も生きると人間学ぶもので、雨の日用の靴があれば靴について悩む必要はないじゃないかと気付く。
レザーソールのドレスシューズを雨の日に履くわけにはいかず、カルミーナのラバーソールのプレーンダービーをしばらく雨の日用の靴にしてきた。ただ、やはりカーフは銀浮きができるので、なんか申し訳ない気持ちになってしまい、ラバーソールでスエードの靴があるといいなぁと常々思っていた。
ちなみにカルミーナのwebサイトに載ってる、CFステッドのワクシーコマンダーというオイルドヌバックみたいな革が雨の日用にいいのではとすごく気になっている。

さらにいうと雨の日は傘という荷物が必ず増えるし、水を吸った紐靴は脱ぎ履きがとてもしづらいので、脱ぎ履きが簡単なローファーなんかいいんじゃないかと思うのだけど、足首が濡れるのもいやだなぁなどと考えだすと、紐靴よりも楽なモンクが良さそうだ。

そこで、たまたま出会ったのがこのパラブーツ [Paraboot] のウィリアムではなく、レディースのダブルモンクのヴォーグ [Vogue] というモデル。
メンズの一番小さいサイズのものは僕の23.5cmの足でも大きかったので、レディースで同じ仕様の靴を購入。
雨の日にスーツを着るとセンタークリースが気になるし、これならデニムにも合わせられて、尚且つ子供が大きくなって公園でサッカーをするときも、まぁ多少気兼ねするけど履ける。

パラブーツといえば底材へのこだわりだけど、このゴム底は硬過ぎず柔らかすぎないので、安定感もあり疲れない。この足当たりを知ってしまうと人はダメになる…そう思うほど雨の日の悪路でも気持ちが軽やかになる靴底だ。

スエードのお手入れ

雨の日にしっかり履くと、浸水というわけではないけど革が水を吸って内側も湿った状態になる。
スエードの起毛が潰れてきたらオイルドヌバックみたいにオイルとワックスで毛を固めてしまってもいいとすら思っているけど、せっかくこんなかわいい色のスエードなのだから、もうしばらくは良い状態を保ったまま履いていきたいところ。
靴用の乾燥機で2時間くらい乾かすと割としっかり乾く。ただ、革が硬化するので乾かすだけじゃなくてちゃんと栄養補給をして革を良い状態に保ちたい。

とはいってもスエードのお手入れはとっても簡単。
まずはベランダでスエード用のスプレーを満遍なくかけたら、少し時間をおいて馬毛ブラシで馴染ませるだけ。ニュートラル(無色)のスプレーなので、革の色も気にすることもない。

サフィールノワールのスエード&ヌバックスプレーのメリットは、栄養補給もできてさらに防水効果があるところ。
スムースレザーの場合、防水スプレーをかけると艶が損なわれるので僕は好きじゃなかったけど、こういう撥水効果があるタイプのスプレーは汚れをつけない効果もあるので、スエードとの相性はいいに違いない。

ソールが当たったのか、かかとの内側に毛が潰れている部分が見られるので、そういうところは真鍮ブラシで毛を立たせる。
目立った汚れがある場合は先にクレープブラシやオムニローションで汚れを落としておくのがいいけど、目立った汚れは目立たないこの靴はこれで十分。

なんか簡単すぎて味気ない気もしつつ、乾燥して硬くなっていたアッパーがスプレーで柔らかさを取り戻すと、それだけで安心したりもする。
じっくり時間をかけて靴の状態を見ながらするシューケアも贅沢だけど、時短を求められる日常生活の中では何かと気をつかうスムースレザー以外の選択肢も大いにアリだ。ただ、このパラブーツは色も仕様もカジュアルすぎるので、次の雨の日用の靴はオイルドヌバックとか型押しレザーの革なんかもいいんじゃないかと目論んでいる。
雨の日を楽しむための知恵も必要だ…というのは靴を買う理由が欲しいだけだということは理解している。

使用シューケアグッズ

  1. サフィール – グランドホースヘアブラシ
  2. サフィールノワール – スエードヌバックスプレー
  3. サフィール – スエードブラシ

大事な革靴が雨に濡れて、それが乾くと… ほらーーー(;´༎ຶД༎ຶ`) 塩吹...

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革靴ジャーナリスト/ブロガー

Kohei Kusumi

『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。
シューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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