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中古靴には思いがけない出会いと夢がある!【リーガルトーキョー】

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こちらの靴。
中古の靴なのですが、3割引きの16,000円で購入しました。

 

でもそれにしてはちょっと良くできすぎてるなぁという気がしてるのです。
何言ってんだコイツって感じでしょうけど、そんな気がするんです!笑

 

 

中古靴には夢がありました。
その辺もご紹介していきますのでお付き合いください。

 

 

かなり尖ったチゼルトゥ

まず何と言っても一番興味深いのはこのつま先です。

 

チゼルトゥってやつですね。

 

 

このつま先にはあまり意識せず購入に至ったわけですが、買った後プロの靴磨き職人さんに磨いていただいてるときに気付きました。

 

あ、チゼルだ!って。笑

 

 

人様のお靴でチゼルトゥは拝見したことはありましたが、こうやって手にとってまじまじと見たのは初めてで、なかなかの立体感に驚いてます。
あと、プロの方に磨いていただいたこのツヤも相まって余計に立体感を感じさせるデザインです。

 

チゼル(chisel)トゥは、たがねとか彫刻刀を意味する言葉で、その見た目に似た形が特徴的なつま先のデザインです。

つま先デザインのまとめ記事

 

 

ウエストのくびれ

そしてこの形。

 

ウエスト部分がかなりくびれていて、なかなかの色っぽさです!

 

 

こういう形の新幹線ありますよね?

 

 

ヒールカップ

ヒールカップもいいカタチです。

 

 

 

横から見てもかなり丸みを帯びたかかとをしてます。
既製靴でここまでかかとが丸い靴ってあまり見ないですよね。

 

 

トップリフトは限界ギリギリなので交換します!!

 

 

とにかくこの流線型というか、流れるような線に魅せられました。
シンプルなデザインで、こうやって形で勝負してくるタイプ。
僕は好きですねぇ。

 

 

リーガルとはいえこのつくりと革質で16,000円は安かったなぁと。
いい買い物でした。

 

 

細めの編み紐

あと、何気に編み紐になっててシャレオツです。
太すぎないので靴の持つドレッシーなイメージを損なわないのがまたいいじゃないですか。

 

 

 

製法?

ウェルトに縫い目が見えますが、靴底は出し縫いの糸が見えません。

 

 

ある程度ソールが削れるとヒドゥンチャンネルにしている形跡が見えてきたりすると思うんですけどねぇ。

 

 

グッドイヤーでしょうか…

 

 

実は国産メーカーの靴

今回は見た目で選んだのでタグを見て驚いたんです。
これだけ、興味深い形で革質もいいのに。

 

実はこれREGAL(リーガル)の靴なんです。
正確にはREGAL TOKYO(リーガルトーキョー)の靴ですね!

 

 

リーガルとリーガルトーキョーの違い

リーガルとリーガルトーキョーの違いって何だ?って話ですよね。

 

リーガルは、ご存知低価格帯のビジネスシューズやコンフォートシューズを扱うブランド。
リーガルトーキョーは、既製の靴も販売されていますが、いわゆるパターンオーダーやビスポークをメインで取り扱うブランドになります。
トーキョーと言うだけあって、銀座の一店舗のみです。

 

 

僕もそこまで詳しく知らなかったんですが、調べてみたらREGAL TOKYOのwebサイトにいろいろ載ってました。
見た目がすごく似ているので恐らく間違いないと思いますが、ハンドソーンの9分仕立てと言われるヤツなんじゃないかと…

 

先日REGAL TOKYOのお店でお伺いしたらハンドソーンウェルテッドという、グッドイヤーのリブを使わない製法でした。

底付の製法についてはこちらでご紹介しています

 

 

※出典:REGAL TOKYOのwebサイト

 

 

 

 

なので、もしかすると基本価格が12万円程度…
(仕上げやオプションによってはそれ以上!!!)

 

これを16,000円(3割引)で買えたわけですから、これは超ラッキー!もっと高くてもいいはずですもんね!
中古靴にも、このような思わぬ出会いがあると思うと夢がありますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

え、なんですか?

 

高い靴をお得に買うことができたことを言い訳に、自分の衝動買いを正当化しようとしているのがバレバレですか?

 

 

もちろんその通りです

 

 

 

中底にも銀座のアトリエで手作りしましたって書いてあります。
この桜のマークが憎いですね。

 

 

 

ちなみに袋はVASSの袋でした。
これはこれでなんかラッキー。笑

 

 

 

REGAL TOKYOの価格

オーダーシューズの種類と価格を簡単にご紹介します。

 

 

 

オーダーの種類も3種類あり、それぞれお値段も違ってきます。

 

種類 価格 期間
ビスポーク ¥250,000〜 約6ヶ月
工房九分仕立て メンズ:¥120,000〜
レディース:¥105,000〜
約3ヶ月
パターンオーダー ¥44,000〜 約2ヶ月

※価格は全て税抜き価格です
※受注状況により期間が変更になる場合があるそうです

 

ビスポーク

ビスポークは、言葉のとおり『要望通りの世界で1足のオンリーワンシューズ』を作ってもらえます。
もちろん足の採寸をして木型を削ってから靴を作っていく流れです。

 

工房九分仕立て

工房九分仕立ては、9割を手作業で作り込むつくり方です。
木型に沿って時間をかけて釣り込みをするためフィット感の向上に繋がるのと、通常よりも厚い中底を使うため返りの良さと堅牢さを両立させているのだそうです。

木型は既製のものだと思いますが、釣り込みに時間をかけることで、既製靴にはない履き心地を実現できるということですね。

 

パターンオーダー

そしてパターンオーダーもご存知だと思いますが、デザインや色をパターンの中から選び、1足の靴に仕上げる作り方です。
色やデザインはパターンの中から選ぶことができますが、基本的な靴の作りは一般的なREGALの靴を変わらないのではないかと思います。

 

いいですね。
夢がある。

 

 

この靴との付き合い方

買った時に磨いていただいたKENさんという職人さんにうかがったところ、クリームはクレムのコニャックのお色が合いそうです。

 

 

 

クレムの染料で染めてしまってもいいんですが、ここはあえてこの革の色や質感を楽しみながらエイジングを楽しんでみる履き方をしたいかなぁと。
そんな風に思っています。

 

 

すでにこの靴には傷んでるところがあるので、逆にそれを活かしたまま履いていこうかと思っています。

 

 

これをある程度残したまま。
クレム1925のニュートラルでお手入れをしていきたいと思ってます。
クレム・ニュートラルの4つの使い方

 

 

超個人的な話で恐縮ですが、こういうのが靴のお手入れの楽しみ方のひとつかなと思っているのです!
自己満の世界ですね。笑

 

 

中古靴ならでは

コメ兵以外にもたくさん中古靴を扱っているお店はあります。

 

僕もそんなに詳しくないんですが、高円寺のsafariさんというお店を教えてもらいました。奥さまが高円寺に古着買いに行きたい!って騒ぎはじめたらついでに行ってみようと思ってます。
あと、昔永福町のstudio.CBRさんにお邪魔したこともありました。笑

 

 

 

中古靴に関して言わせていただくと、何これ!っていうデザインのものが結構あるぞって思ってます。

 

もちろん中古靴にサイズ展開は無いです。笑
あたりまえですが、売られてる靴はその一点のみですからね。

 

靴を道具として見ることもありますが、ファッションとして見ることもできます。
なので、自分の好きな見た目のものを履いて楽しむのも間違いではないと思うんです。

 

 

 

百貨店の靴売り場にはない珍しい靴も結構ある気がします。
そんな中古靴ならではの出会いを楽しんでみるのも、たまにはいいんじゃないかと思うのです。
よければ探してみてください。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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