スエード・ヌバックのお手入れはこれ一本!起毛革に栄養補給のできるスエードリッチモイスチャー

新品の靴、硬い靴、キツめの靴の柔軟剤的な役割として平素から大変お世話になっているブートブラック のリッチモイスチャー。
特にコードバンのお手入れにも使えて大変重宝しているのですが、リッチモイスチャーのスエードバージョンがあるのをご存知でしたでしょうか?

案外通気性が良いことでも知られるスエードですが、夏に履かれる方も多いと思います。スエードのローファーとスエードリッチモイスチャーで、暑い夏を乗り切りたいところ。
よければ参考にしてみてください。



スエード・ヌバックのお手入れ方法

まず最初に、スエードやヌバックなどの起毛革のお手入れ方法について、お話させてください。
スエードやヌバックののお手入れって基本的には汚れ落としがメインだと思ってました。っていうか、クリーナー系のもの以外知りませんでした。

  • 汚れ落としとしてのローション
  • 色落ち防止のスプレー
  • 起毛革用補色スプレー

などなど、このあたりが一般的なスエードやヌバックのお手入れ用品だったと思ってます。あと起毛革専用のブラシ(クレープブラシ、ワイヤーブラシ)や防水スプレーなども起毛革のお手入れに使われますね。
ちなみに、僕が持っていたのはコロンブスのスエード用ローション。
液体をスポンジであわ立てて毛の中の汚れを落とし、カビを防ぐためのクリーナー的用途のローションです。

また、一般的なロウや油脂を含む革靴用クリームは起毛革には使えません。ロウや油脂で毛がくっついたり寝ちゃったりするだろうということはなんとなく想像がつきますね。

つまり何が言いたいかというと、スエードに対して今まで栄養補給ができる商品があったのか?
いやなかった!
ということ。(すんません他のを知らないだけかもしれません

これ大事なことじゃないですか?

こんなにも興味深い商品を1年以上も前にいただいたのに、ようやくレビュー記事を書いた僕をお許しください。スエードの靴持ってなかったのでこればっかりはしゃーない。でもリッチモイスチャーにお世話になっているので、このスプレーに対する期待もかなり高まっているのです!

スエードリッチモイスチャーの効果

スエードリッチモイスチャーは起毛革靴のための保革剤です、とあります。
なので使えるのは当然、スエード、ヌバック、ベロアのような起毛革です。

効果としてはこの2つ。

  • 柔軟性と潤いを与える
  • 色彩を鮮明に保つ

スプレーの中身は無色(正確には乳白色)なので、どんな色にも対応できるスプレーです。補色をするというよりは、革を良い状態に保つことで色を保つというようなイメージでしょうか。

成分

左:リッチモイスチャー

乳化性タイプのスプレーです。なので含有成分は水分と油脂。起毛革なのでロウ分は含まれていませんね。
起毛革に柔軟性と潤いを与える天然アルガンオイルが配合されています。このアルガンオイルはリッチモイスチャーにも含まれている成分です。

ちなみにこちらの記事でもご紹介していますが、リッチモイスチャーは油性のデリケートクリームのようなポジションと勝手に位置付けています。なので一般的なデリケートクリームよりはねっとりしたオイリーな使用感が特徴で、さらに潤いの持続力も長い印象です。

リッチモイスチャーはロウ分が含まれているせいか、ローションらしい質感。しかしこちらのスエードリッチモイスチャーはスプレーとして使用するためか、かなり水っぽい質感。
しゃばしゃばしています。

記載はありませんが、どちらも有機溶剤が含まれているものと思われます。なのでたっぷり塗りすぎてしまうとほんの少しだけ色落ちする場合もあります。

っていうかこの容器、そしてこの見た目、化粧品とかで使われてるやつとすんごい似ている。

スエードリッチモイスチャーの使い方

スエードリッチモイスチャーの使い方です。

  1. 容器をよく振る
  2. 靴にシューツリーを入れる
  3. ホコリや汚れを落とす
  4. 20cmほど離してムラなく吹きつける
  5. 乾燥後ブラッシングをして毛足を整える

ということは、もしかして…

このスプレーとブラシだけあればお手入れができてしまうということか!

素晴らしい。
馬毛ブラシをお持ちの方は多いと思いますので、すごく便利な商品です!

注意点

  • シミや色落ちする革もあるので目立たないところで試す
  • 高温、直射日光を避ける
  • 使用後は噴射口を布やティッシュで拭いてしっかりフタをする
  • スムースレザー、エキゾチック、素仕上げヌメ革、エナメル革等には使用不可

スムースレザーとスエードのコンビシューズの場合、スムースレザーにかからないように、という注意書きがあります。
なのでそういった靴の場合は、ちょっと面倒ですが布などで起毛革以外の部分を覆ってあげるとよさそうです。

スエードリッチモイスチャー使ってみた

こちらの記事でもご紹介していますが、アンラインドなので普段はシューツリーは入れてません。
かかと側の革が伸びてしまうのが嫌だからです。なので今回も先っぽだけ入れておきます。

まず馬毛ブラシで土やホコリを落とします。

ちなみにですが、スエードってブラシングをすると毛がちょっと落ちるんですね。

毛の繊維が落ちてる図

容器をよく振ってスプレーを吹きかけます。
スプレーがどれくらい飛び散るかわからなかったので、ベランダで噴射します。

6〜8回ほどプッシュしました。結構細かいミストがシュッと出ます。結構細かい霧が舞うので、室内でやる場合は新聞紙などを敷いておいた方がいいと思います。

ちょっとだけ色が濃くなりましたね。

左何もしてない / 右噴射後

香りは無香です。リッチモイスチャーもそうですが香りが少ないというのは個人的にはすごく好きです。というかありがたいです。嗅覚が敏感なので、クセのある香りだと使いたくなくなってしまいます。

乾燥を待つために10分ほど放置して、再度ブラッシングをして毛足を整えます。

買って間もない靴だったので、それほど色褪せたり傷んでいる状態ではありませんが、やっぱりお手入れするのとしないのでは見栄えが違いますね。
毛足が整った感じがしていいですね!

左ビフォー / 右アフター

何より簡単にお手入れできるのがいい!(これまじ

近くで噴射して、ムラができてしまった部分がありました。

噴射ムラ

スプレーの噴射ムラに気づかず10分くらい放置してしまったので、噴射ムラに気づいた方はティッシュやクロスで拭き取ってあげるといいと思います。

ちなみに、ちょっと薄い色のパンプスに使ってみましたが、ちょっとだけ色が濃くなりましたね。
でもこれは一時的なもので、しばらくすればそれほど気にならなくなりますし、まぁ両足に吹きかければそもそも左右差はそんなに気になりませんよね。

最後に

これがあったからスエード用のブラシとかクリーナー系は買わなくていいかなっていう安心がありました。使ってもないのにアレですが。笑
なので、これ1本で僕はリッチでモイスチャーなスエード靴ライフを送ることができます。これからどんなスエードが来ても大丈夫です。あと2足くらいほしい。ローファーでほしい。

2019年の4月に名古屋の靴磨き職人・佐藤我久さんにいただいてようやく使う機会ができました。思えばリッチモイスチャーも我久さんに教えていただいて購入したものでした。我久さん、ありがとうございました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
リッチ&モイスチャーなスエードライフ、いかがでしょう?

はじめまして、くすみ(kusumincom)と申します。 こちらの記事では、革靴を綺麗な状態で履いてもらえるよう、簡単な靴...

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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