今年ももう12月末でございます。
もうあっという間ですよね。
年末の、慌ただしいけど世の中がちょっとソワソワしてる空気感、いいですよね。
流れているBGMがヤマタツであっても竹内まりやであっても、なんとなく「クリスマスが舞台のラブコメの洋画」を見ているようなウキウキとした気分になります。
みんながクリスマスのケーキを買ったり、デパ地下が賑わってるあの感じ。好きなんです。
というわけでわたくしごとではございますが、年末なので今年の振り返りと総括をしたいです。
日記みたいな感じになると思います。笑
あっという間ではありましたが、今年はちょっと充実してて思い返すと満足度の高い一年でした。
まずはその充実感や、今年テーマに掲げていたことについて。
2021年に子供が産まれ、2022、2023年は子供中心に生活がまわって、マイペースな人間なので今までのペースで自分の活動を続けることができなかった2年間でした。
子供がきっかけで生活が変わったことを理由にしてますが、これ完全に言い訳です。笑
今になってみたらいい歳して情けない。
動画の本数は少なかったものの、少しずつ勉強をしたり新しいことにも挑戦したりしていました。
失敗もしたし、よい結果に結びついたこともあったし、不器用なりにも学びの多い2022、2023年でした。(当時は失敗ばかりだなぁと嘆いていましたが、今になってみるとその時学んだことが活かせているなぁと思います)
そして今年はようやく今の生活に慣れ、心機一転、改めて初心に戻ると言いますか、動画撮影・制作を通して革靴の情報発信に力を入れて取り組んできました。
改めて動画制作をしっかりやっていこうと決意するにあたり、今年はもっといろんな価値観や視点を織り交ぜて靴を見ていけるようになりたいし、そういう発信をしていこうというテーマを設けました。
それまでは、自室で動画を撮影するというスタイルが多かったのですが、今年はできるだけ外に出て、プロや専門家の方々に直接お話を伺うというスタイルの動画を多く撮影しました。
その人ご自身の価値観を直接語っていただくことが、それにつながると思ったからです。
まず前提として、僕はこの取り組みを通して、革靴というものの魅力を少しでも多くの方に知っていただきたいと思っています。
もう少し掘り下げると、特に最近は革靴を通して「自分に合ったものを探すことの楽しさや豊かさ」みたいなものを感じていて、それをシェアしたいみたいな気持ちです。
例えばコーヒーでいうと、酸味が強い方が好きなのか、苦味が強い方が好きなのか、みたいな。
他には、今まではスムースレザーが好きだったけど、実は今のライフスタイルにはスエードがすごくあっているなぁ、とか。朝ごはん食べない方が午前中集中できるなぁ、とか。あ、kindleは便利だけど紙で読む本も付箋とか貼れて案外いいなぁ、とか。
なんか例えはイマイチですが、経験したからこそわかることってありますよね。
自分の固定概念の外や知らない世界に足を踏み込んでこそ、はじめてわかること。
新しい経験を通してわかること、みたいな。
そういうのって案外おもしろかったりするじゃないですか。
ビジネスではストレートチップ今まで履いてきたけど、ちょっとモンクに挑戦してみようかなぁ、とか。
そういう選択肢とか可能性を、少しでも感じていただける動画を作っていきたい。
だから僕もできるだけ靴は冒険したいと思ってるし(思ってはいるんです)、ときにはちょっと珍しい靴を購入してみたり、時には自分の身の丈に合わないような高級靴を購入してみたりして、自分に合っている・合っていないをひとつずつ吟味していくみたいな、そういうところが色濃く出るような動画づくりに取り組んでいきたい。
まだ失敗することだってあります。全然あります。
ですが、そういう楽しみや豊かさみたいなものを革靴を通して経験させてもらっているし、それをシェアしたいと思ってました。
少なくとも、ここ2〜3年はそういう想いを強く持って取り組んでまいりました。(極端な話、これは靴以外の分野でも体験できると思っているんですが)
最終的な僕の理想は、「俺はこういう理由でこの靴が好きなんだよね。」と何らかの根拠を伴って、靴の値段に関わらず自信を持って「全人類が各々」そう言える世の中になること。
それくらい人の人生のプライオリティを靴(まぁできれば革靴で笑)が占めるほど、世の中の靴に対するリテラシーが高まること。
そんなのが理想です。
you are either in your bed, or in your shoes, so it pays to invest in both.
人は寝てるか靴を履いてるかなんだから、両方に投資する価値がある。
ってジョン・ワイルドスミス氏も言ってたらしいですし。
良くも悪くもディテールや仕様で靴を見る視点、まだまだ僕の頭の多くの割合を占めています。
ですが今年は、「ビジネスのシーンで履くだけのもの」という概念より、もっとライフスタイルとかファッション的な視点を重視して、たくさんの靴を見させていただきました。
できるだけ正解・不正解というものを決めず「こういう選択肢もありますよね!」というスタイルで発信をさせていただいてるつもりです。(させていただいてるというか、今年はそこに挑戦した、という感じですかね)
そんな気持ちを持って取り組んだ1年でした。
ということもあって、僕は賛否がわかれるコメントをいただけるのがすごく嬉しい、というか気持ちがいいです。
「かっこいい!」というコメントがある一方、「おれは好きじゃない」みたいなコメントをいただける動画は僕の中でひとつ目指すところ。
もちろんどちらの意見もとても尊重します。
そこから僕も気付きをいただくことがあっておもしろいし、別に僕の好みが正解だと思ってないので、いろんな意見があるのが理想だし、むしろあって当然だしって思っています。
来年もそこをもっと濃くできるように取り組んでいきたい。
今思えば、今年撮影した動画でも、あのときこうしといたらよかったなぁとか、これ聞けばよかったなぁって思うことだらけです。笑
精進します!
で、ありがたいことに「動画を見てお客さん来てくださったよ」とか、「動画公開後1ヶ月で10足くらい売れたよ」なんていうフィードバックをいただいたりすることがあるんです。
これはほんとに嬉しくてやりがいを感じる瞬間です。仕事をしていて一番嬉しい瞬間かもしれません。
僕は最高級の撮影機材を使ってるわけでもないし、インタビューのプロでも何でもないけど、僕が動画を撮影させていただいたことによって、誰かにとってその靴が価値のあるものだと映ったわけで、その人にとってそれが良い出会いになったら最高に嬉しいし、靴を作ってる人、販売している人の売り上げにもなったらさらに嬉しいじゃないですか。
少なからず誰かの役に立てているという自負が今まで以上に芽生えた、そんな一年でした。
あ、画質とか音質ももちろんですが、YouTubeという媒体で見られる動画として、そのプラットフォームの特性に合った動画づくりは、これからも質を高めていきます。詳細は割愛しますが、自己満ではなくてもっともっと楽しく見ていただけるように努めつつ、僕も自分の動画を客観的に評価していきたい。
ここも動画制作をするなかで楽しみのひとつに感じているところです。
だから僕はこの活動が実はけっこう好きで、靴の価値を発信することに使命と自信とやりがいを持って楽しく取り組ませていただいています。
拙いところも多々ありますが、そのあたりはあたたかい目で見ていただけたらと思います。
と…いうところに、今年ようやくたどり着けました。笑
そういう意味で、今年は暑い夏もよく動いたし、それによる充実感もあるし、満足度の高い穏やかな気持ちで年末を迎えております。
数年前までドレスシューズが多かったですが、今年は革靴というカテゴリの中で、カジュアルなものに重点を置いて撮影させていただきました。
とはいえまだまだ僕の視野も狭いので、もう少しいろんなものを幅広く見ていきたいと思います。
という意味では、積極的に外に出て撮影・活動させていただくのがよかったと思っています。
僕以外の靴の価値観を直接聞けること以外に、その人の人柄みたいなところも伝わりやすいですよね。
全然関係ないけど、最近よくお仕事をさせていただいてるチームの皆さんとは、撮影後に必ずランチにいきます。めちゃめちゃ素敵な人たちで、決まって唐揚げ定食を食べます。僕は彼らが大好きで、こういう時間が人生にとって大事だよなぁなんて思ったりします。
だから人と会うことは疎かにしてはいけない。
出不精なので、自室の椅子の上であぐらをかいて過ごしたい人間ですが(靴履け)、家を出ることで、こういう人たちと巡り合わせてくれたことにも感謝しなければなりません。
ちょっと逸れましたが、動画制作は難しさもあるけどおもしろいです。
具体的には動画制作というよりは企画している時点が一番おもしろくて、さらにその動画がいつもより伸びたときにさらにおもしろいという感じです。笑(正直
僕が考えなくてはならないのは、どういう人に動画をお届けするかということで、ここがすごく重要。
世の中には、まだどんなデザインになるか決まっていないにもかかわらず、来年のロブのイヤーモデルを予約されている方もいれば、一方で革靴なんぞに3万円払ってたまるものかという方もいますよね。
でも僕が一番動画を見ていただきたいのは革靴に興味を持った方々で、その人たちが「何を買えばいいの?」となったときに、その先が深くて暗い沼だったとしても、後ろからそっと抱きしめたあと、優しく、でも少し強目に背中を押してあげられるような動画を撮りたい。
僕はそこを担いたい。
そうなると、必然的にコンテンツが狭まってきます。
もちろんこれからも僕が個人的に興味のあるブランドや好きな靴の動画は撮りたいですが、僕の靴の好みは偏っているし、そこばっかりだとマニアックを通り過ぎて自己満にしかなりません。ま、そういう動画もあっていいと思ってますが。
高価格帯のブランドも靴の世界を知る上では欠かせないので、撮影させていただきたい。(もちろん断られることもあります)
めっちゃ高い靴であっても、「え!めっちゃ高いけど最高じゃん!その靴ほしい!」って感じていただけるような動画であれば伸びなくても別にいいし、いや…それはウソで再生回数ももちろん欲しいけど、その動画のおもしろさみたいなところに重点を置いていきたい。
極端な例ですが、あまり見られなかったとしても、一部の人の心にグッサグサにブッ刺さる動画も撮りたい。
ちなみにエントリーブランドを取り上げさせていただくことが多いんです。
それは、やっぱりまず革靴を試してみていただきたい気持ちが強いから。靴擦れすることもあるかもしれませんが、それを乗り越えて学ぶこともあるし、気に入った靴ならむしろそこは乗り越えてほしいと思ってるし。
でも、やっぱり高い靴にはそれ相応の理由がある。足に合う合わないは置いといて、作りとか履き心地、あとは素材の質という点にもおいても満足度が高いことが往々にしてあります。
だから、ときにはそういうものを多少背伸びして買ってみる、経験してみることのおもしろさみたいなところもシェアできたらと思っています。
それは有名ブランドの「名前」を買うということではなくて、自分のライフスタイルに合っているとか、自分に足に合うとか、素材が素晴らしいとか、そういう目線を重視して靴を楽しんでいくべきだと思っています。
もちろん、はじめて買った一足の靴を大切に大切に履いていくってのも全く悪いことじゃないです。
でも今までランチは必ず日高屋に行ってたけど、テイクアウトのおにぎり屋さんのほうが案外腹八分目で午後もすっきり仕事できるみたいなぁ、みたいなことあるじゃないですか。ケンタッキーはいつもチキンフィレバーガーばっかりだったけど、和風チキンカツバーガー案外重くなくていいなぁ、とか。
そういう感覚で革靴というものの楽しさや魅力もシェアできたらと思っています。
とはいえ、価格帯とかブランドの特徴とかいろんなものをひっくるめて、最終的に何が一番大事かっていうと、「誰に何をどうやって伝えるか」という企画の部分だと、改めて実感しています。
そこがやっぱり難しくておもしろいところです。
革、靴の作り、ブランドの歴史なんかも興味関心を喚起するための重要な要素だと思いますが、そのブランドがどこを目指していて、我々ユーザーにとってどんな価値があって、それをブランドがどう表現していて、さらにそれを僕がどうやって伝えるかというところ。
絶対そこ。
でもそこって事前にヒアリングしないと聞き出せないし、何ならヒアリングしても聞き出せないこともあります。
そうなると苦しい。でもそこを疎かにしてはいけないと思ってますし、僕なりに噛み砕いて情報をお届けすることが僕の役割なのだと、いつも自分を奮い立たせています。粘り強くやっていきます。
ただ、そこの完成度って定量化できないところですよね。僕もそれを判断するひとりではあるけれども、結局は見る人によって感じ方も違うわけですからね。
そこが難しい!笑
そことこれからも戦っていきたい!
孤独な戦いを強いられそうです。精進します!笑
なので、動画が何かしらおもしろかったなぁと思っていただけたら「高評価」を是非お願いします!それが僕にとっての動画の評価にもなります!
別にチャンネル登録はしなくてもいいし、おもしろかったと思ったらで結構ですので!
ほんとは登録もしてほしいけど!笑
動画制作はメインの活動になりますが、ありがたいことに他にもお仕事をいただいて活動をしております。主にwebまわりやマーケティングのお仕事です。
ただ、このあたりは仕事量が増えると手がまわらなくなるので、チームを作りたいと思っています。知り合いに頼もしいカメラマンの友人がいるのですが、そういう人たちと一緒に知恵とアイデアを出しながら精力的に活動したいと計画をしています!
アートディレクターさんとかスタイリストさんとお友達になりたいです。
あとは、小さいサイズの靴ブランドもやっておりますが、こちらは焦らず着実にいいものを作っていきたいという感じです。こちらもすごく楽しい取り組みなのですが、いかんせん時間がかかります。
超簡単に言うと「ドレス感は強めだけど、カジュアルでも履ける靴」みたいなところを目指して作っています。
うまくいかないことも多いですが、イメージをひとつひとつ形にしていく過程はとても楽しくワクワクしながら取り組めているので、靴を通してそんな感情が伝わったら嬉しいなぁと思っています。
すみません、全然関係ないですがNotionってご存知ですか?
今まで何度もトライしては挫折してを繰り返してきたんです。YouTubeで使い方とか見てもちょっとレベルが高かったり自分の使い方に合わなかったりだったんですが、テンプレートがあるってことに気づいてそれを導入したところ、スケジュールとタスクの管理が劇的楽になって、今Notionを使いこなして仕事したいモードになっています。
今まではGoogleのスプレッドシートをメインで使ってましたけど、Notionめちゃめちゃ便利です。便利なのも大事だけど、それ以上になんというか使うことが楽しい!
そういう靴を作りたい。笑
さて、なんだかんだ好き勝手、楽しくやらせていただいてるうちに、あっという間に1年が過ぎました。
良い結果ばかりではないけど、すごく充実していてやりがいを感じられる2024年でした。2025年はこの取り組みを継続しつつ、もっと質を上げて…とかそういうレベルじゃ済まないくらい圧倒的に質を上げて、さらに結果も伴うように自分のレベルアップをしていきたい。
知ってますか?
例えば、今日の自分が「レベル10」だとしますよね。
毎日1%だけでも昨日よりレベルアップしたとすると、
明日はレベル10.1。
明後日はレベル10.2。
その次はレベル10.3…
となるんですが、その日々の1%が積み重なるということは、昨日の自分に1.01を365日かけ続ける(365乗)ってことで、1年後にはレベル378になるって話。
掛け算だから指数関数的に増えていくって話です。「1% 毎日」とかで検索してみてください。この手の話は山ほど書かれてます。
2025年はそういう年にします!
ときどき連絡くれる友人や先輩の皆さま。いつもお仕事を依頼してくださる方々。いつも一緒にランチに行ってくれる方々も。
いつも本当にありがとうございます。みなさん大好きです。
今年も本当にお世話になりました。おかげさまで良い1年でした。
あとは何より、かわいい家族のおかげで頑張れます。
イヤイヤ期の息子を抱えて遠出はしたくないという意見で妻と意見が一致し、今年は自宅でのんびり食っちゃ寝する年末年始になりそうです。笑
最高じゃん。
さっそく今、TVerでM-1見てますが最高です。
人を笑顔にする仕事ってすばらしいよなと、高校生のころから思ってます。
序盤に強い組が出て後半どうなることかと思いましたが、バッテリィズさんすごくおもしろかったですね。(今ここ
スッキリしました。笑
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
来年も良い年にしましょう。
最後に見てください!この感じ!
ナチュラルでつやんとしたソールエッジ。
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良いお年をお迎えください!
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