革靴ジャーナル.
LEATHER SHOE JOURNAL.
その他のブランド

とにかく端正でまっすぐな靴とお人柄

とにかく端正でまっすぐな靴とお人柄

気持ちの良い人たち。
そんな表現がピッタリだと思ってます。

 

先日、腕時計のベルトをオーダーしに、吉祥寺のFYSKYの井出さんに会いに行きました。
以前取材をさせていただいたこともありますが(こちらの動画)、ドレスからカジュアルまで幅広いデザインサンプルがあって、さらに木型の調整や型紙の修正など、制作側にとっては割とめんどくさいこともちゃんとやってくださる、靴に対してすごくまっすぐなブランドです。(というか井出さんのお人柄です)

 

所謂MTM(Made To Measure)をサービスとして展開されています。

 

PRの石黒さんも井出さんも、いつ行っても他愛のない世間話をしながら、すごく落ち着いた和やかな雰囲気で迎えてくださり、「最近何やってるんですか?」みたいな質問から始まって、何話したかは覚えてないけどすごい楽しい時間が過ぎていくみたいな。
さらにお人柄もすごく正直でまっすぐ。裏表もなくて、飾り気もないというか、こちらも良い意味で変に気をつかわず時間を共にできるというか、そんな人たちでもあります。そんな気持ちの良い人たちです。

 

FYSKYのデザインバランスは個人的にすごく好きです。
僕はどこか尖った独創性のある靴を好む傾向にありますが、FYSKYの靴はクラシックなドレスシューズでありながら、少し現代的なバランス感や雰囲気があると感じてます。黒とか茶のスムースでオーダーしたら間違いなく使いやすい靴に仕上がるでしょみたいな、そんな印象です。

 

 

ちなみに、ライトブラウンのバッファローの革で作ったレディースのUチップがあるんですが、それがめっちゃ好きです。

 

 

とにかく端正でまっすぐな「オーセンティック」って言葉が似合う靴です。
井出さんは、アウトワーカーとしてのご経歴も長い上に、ハンドメイドの工程はだいたいご自身でできるおかげで、今までいろんなOEMや外注仕事をされてきたそうで、その結果「靴の大喜利がめっちゃ得意なんですよ」っておっしゃってました。

 

最初は何のことかまったくわからなかったけど、その人が思い描いてるイメージどおりの靴を作ること。ときにはサンプルと作ったり型紙を起こしたりすること。どんのぴしゃを一発で当てるのが得意。
というのがご本人曰く「靴の大喜利」らしいです。

 

でもそれも納得で、どのデザインサンプルを見ても「いやぁ素敵だなぁ」って結構本気で思えるのは、多分デザインバランスが僕好みだからということ以外に、そういういろんな靴を今まで作ってこられてその中でご自身の心地よい感覚を育んでこられたんだろうなぁっていうのがあるんじゃないかと。
以前取材させていただいたときは、結構ロジカルに靴の構造について説明してくださってましたけど、僕はロジックだけでこのバランスが生まれるとはどうしても思えないのです。
それに加えて、話しててなんか心地よいとか、この人たちの雰囲気が好きみたいなフィルターもある気がしますけどね。

 

靴が素敵なのはいうまでもないけど、別に許可も取ってないし頼まれたわけでもないのに、こうやってFYSKYの動画を見ながら、こんなことを書いてるのは、きっとあの時間が楽しかったからなんだろうなぁと思ってます。

 

僕はこのデザインバランスにスムースじゃない、それこそバッファローみたいな特殊な革を乗せてみたい。
YouTubeに出てくるコードバン3穴のプレーントウもめっちゃ素敵ですよね。

 

でもやっぱりバッファローの少しスクエアのUチップ、好きだなぁ。

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楠美皓平
EDITOR / 運営者

楠美 皓平Kohei Kusumi

content creater, web marketer, videographer
革靴の取材は累計250件以上。記事や動画制作の傍ら、革靴ブランドのメディア運営・マーケティングサポートに携わっています。