“みなさんは革靴のかっこいい写真、撮りたくないですか?”
僕は撮りたい。
革靴のブログを運営させていただいておりますと、普段から革靴のお写真を撮る機会が多ございます。
せっかく撮ったらインスタに載せたいしー
載せるなら映える写真のがいいしー
と。
そういうことです。
どうもはじめまして、ワタクシ革靴写真研究家のくすみと申します。いかにこの靴を美しく撮るか。そんな事ばかり考えております。
“インスタ映える”要素
いくつか”映える”要素を考えてみました。
前回の記事と多少重複する部分もありますが、個人的にはアップデートしてるつもりです。
②シーンを演出する
③ツヤや鏡面の輝き
④独創的な構図
ざっくりこんなところではないでしょうか?
プロでもないのに大変恐縮ですが、僕なりの映える写真の撮り方をご紹介させてください!
やばい、楽しくなってきた!!
①革靴の形やデザインを活かす撮り方
以前もご紹介したのですが、その革靴の魅力を認識してあげることが、その靴を美しく撮るポイントのひとつと考えます。その革靴ならではの魅力…すなわちその靴のフォルムだったり、特徴的なデザインだったり。それを写真に表現してあげるということです。
なので、靴を撮影するとき、この靴の魅力はどこだろうか?と考えてみてはいかがでしょうか?
例えば、つま先から甲への立ち上がりが表現したければ、そのためのアングルを探してあげたり。
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靴全体の色味だったり質感を出したい場合は、それが一番表現できる角度にしたりと。
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靴の形以外にも革質や装飾など、フォーカスできる部分は他にもたくさんあるかもしれませんね。
②シーンを演出する撮り方
シーンを演出するとは要するに「日常感」を出したり、その写真から何か物語を感じられるような写真を撮るということです。
例えば靴を道具として捉え、それを使うシーンやお手入れするシーンを撮る、みたいなイメージです。クリームやワックス、ブラシなんかを散りばめてあげると、簡単にそれなりになります。
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服とのコーディネートを撮るのも日常感のひとつでしょうか。スーツのズボンと靴下を日替わりで撮られてる方を見るとすごく羨ましいです。
僕は服そんなに持ってないので撮れない写真なのですが、ジャケット、パンツ、ソックスと靴を白いシーツの上に並べて撮るのも憧れますね!
そして、やはりシューサークルはそれなりに映えます。
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いろんな靴が規則正しく並ぶというのは、やはり美しいです。それも磨き上げられたものばかり。カラフルでゴージャスな写真が簡単に出来上がります。
なので、靴好きの方々とであったときは必ずシューサークルを撮りましょう!
おすすめなのは飲み会の前に撮っておくことです。終電が早くて途中で帰ってしまう方の靴ももれなく撮影できるのは、このタイミング。
ちょっと明るいところで撮るのがおすすめです。
③ツヤや鏡面の輝きを活かす撮り方
靴のツヤや鏡面の輝きを活かして撮るのもおもしろいです。
まずは革靴の革質を表現するツヤについて。
これは①の靴の形を写す話にも繋がってくると思いますが、光の反射をうまく撮影してげるとその靴のツヤだけでなく、形も表現することができます。
たとえば、このふたつ。
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こちらは靴の形に沿ってツヤが出ているため、靴の形がより表現されていますが…
こちらの写真は光の当たり具合がイマイチで、ツヤが一箇所に偏っています。光の当たり方も非常に大切です。つま先から甲の部分に流れるツヤを意識してあげるのが一番シンプルでわかりやすいのではないかと思います。
鏡面については、一番つま先の部分に光が反射するように写してあげるだけ。この靴はつま先の形が特徴的なので、そこだけを見てほしい!という写真です。
もう少し寄っても良かったかもしれないなぁ…。
映えるライティング
例えばこちらの写真。
背景が白い壁とシャレオツなインテリアが多少ボケているのと、長谷川さんの磨きなので間違いなく映えるんですが、ライティングはちょっともったいないかなって思ってます。
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蛍光灯のラインが2本見えますね。
これが1本だったり自然光だったりする方が、写真としてはより靴の美しさを表現できる写真になるんじゃないかと思っています。
そうそう、やはり自然光が一番です。しっかり明るいのにやわらかい光が出るのはやはり自然光です。
ほんとはレフ板か何かを使って光をふんわり散らして撮影するのがいいんでしょうけど、自宅の狭い部屋でひとりで撮影する場合、そこまで労力をかけるのは大変です。
そこはもう諦めてます。笑
④独創的な構図で撮る
安直ではありますが、ひとつご提案したいのがこちら。
「背景ボケてたらぽい」
そうです、背景がボケてたらそれなりにぽく見える。笑
最近はiPhoneの背景ぼかし機能とかあるじゃないですか、あれがすごく羨ましいです。
僕は基本一眼レフで撮ってるので。めんどい。
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実家で祖父の靴を磨いた時の写真です。
背景がボケると被写体に自然と目がいくようになるんですね。あと、言うほどボケてないですね。笑
これは逆光の効果もあって”映え”というよりは”エモ”ですね、正しくは。笑
とにかく、背景のボケる構図で撮りたいんですが、ボケればなんでも良いというわけではないのかもしれない。あまりにも生活感が出てしまうのは映えにくいのではないかと考えます。シャレオツなインテリアが我が家にもあればいいんですが、ない。
なので、僕の場合はボカした背景に頼らないような構図で撮るしかないわけです。
いろいろやりました。今思えば、失敗に失敗を重ねた涙ぐましい努力ばかりでした。アクロバティックな姿勢を強いられるので、ときには腰を痛めたり…。涙
それがこちらです。
真上から撮る
これはちょっとしたスペースさえあれば、空間的な背景に頼らなくて撮れる構図なのでおすすめです。
光源の向きさえ意識すれば、靴に対していい感じに光が反射するような気がしませんか?
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正面から撮る
これはすごく難しい構図です。
つま先から撮影すると、なんだかのっぺり見えてしまうことも多いので。
唯一映えたかなって思うのはこの写真だけでした。
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後ろから撮る
これはさっきもご紹介したものですが、かかととウエストにフォーカスしたものです。
真後ろから素直に撮ると、なんでもない写真になってしまうので、ちょっと斜めからの写真にしてみたら意外とおもしろく撮れたという例でした。
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一箇所にこだわっていろんな靴を比較できるようなものもおもしろいかもしれないと思い、今はヒールカップ写真集を作ってます。笑
もちろんウエストのくびれも込みです。
加工も忘れずに
写真がちょっと暗いなぁって思ってもインスタでもフィルターをかけたり明るさを調整できますが、最近は自動で調整してくれるアプリとかあったりするんですよね。
とにかく自動で調整してくれるのが魅力。
稀に、ちょっとパリッとしすぎかなってくらい補正してくれるときもありますが、そのときはキャンセルして自分でやります。笑
Photoshop Express の App Store へ
もちろんタダです。
たしかAdobe(開発会社)のアカウント登録が必要になるかもしれませんが、便利ですよ。
Lightroomっていうアプリもあって細かく補正できるんですが、個人的にはやはり自動なのが魅力。で上のPhotoshopを使っています。
僕はフィルター無しのこだわりは一切ないので、バンバン使います!笑
メルカリなどに商品として出す場合
僕はメルカリで靴を売った実績は3足しかございませんので、あまりあてにならないかもしれませんが、こういう写真だったら気になるなと思う目線で話をさせていただきます。
背景を敷く
商品感を出すには最強だと思ってます。
背景と靴のコントラストがしっかりつけられるので、他の写真と差もつけやすいからです。
3,000円です!安い。笑
背景があれば、あとはプロの写真と同じ構図で撮ればいいだけ!
好きなブランドのwebサイトへ行って、どんな構図で撮っているかをパクれ…勉強すればいいのです!
余白を設ける
ここまで余白が多くなくてもいいのですが、余白があった方が見せたいものに自然と目がいきます。
ほら、ひとつだけすごく目立つ商品ありません?
この一覧画面でいかに商品を目立たせるかっていうのが一番大事だと思います。(実際に販売はしてません)
かかとや靴底も撮る
写真の枚数が多い方がよいでしょう。
かかとも磨り減っていたとしても、ちゃんと写真を掲載してくれたほうが安心です。
写真の枚数が少ないと、この角度にキズがあるんじゃないの?みたいな不安を抱いてしまうかもしれませんからね。
あれ、なんか話が変わってしまいましたね…
失礼しました。
革靴写真のフリー画像素材
こちらの記事にも書きましたが、写真使っていただいても大丈夫です。
別にそんなに需要あるとは思ってませんが、革靴のフリー写真素材ってあんまりないですからね。
多くの人に靴の楽しさを知って欲しいと思っています。
最後に
靴の経年変化を楽しむという意味でも靴の写真を日々撮影しておくのは、後から見たときにとってもおもしろいです。
特にインスタは、我々にとってそのためのツールと言っても過言ではない。笑
だからせっかくなら映える写真撮りたいじゃないですか!
またこれからも革靴写真研究家として、いろんな靴の撮り方を研究していきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
COMMENTS コメントを投稿する
ブログを書く身として、映える靴写真はいつも考えてますので、勉強になりました!
そしてフリー素材の記事も面白かったです。こんな発想があったとは!さすがです!
Shogoさま、コメントありがとうございます!
いえいえ、恐れ入ります!Shogoさんのインスタもいつも光の具合や角度すごく素敵です!!
フリー素材の記事は、若気の至りといいましょうか…笑
そんな良い素材ではありませんが、良い素材と思ってもらえるよう、写真の腕も上げていきたいと思います!