硬くなってしまったワックスはそのまま硬いワックスとして消費されるか、もしくは湯煎をしたり柔らかいワックスと混ぜたりして柔らかくして使われるか…
それとも、ワックスソフトナーを使うか。
ミラーグロスみたいな固めのワックスにも使えるというワックスソフトナーのご紹介です。
ご覧になってみてください。
ワックスソフトナー
可愛らしいパッケージのスプレーです。
緑の背景にはうっすらと葉っぱの葉脈の模様が描かれています。単純にパッケージとしておしゃれだなぁという印象。今までのサフィールノワールのゴージャスな感じとは違ったアース感がありますね。
PLANT BASED という2単語が枠で囲われて強調されていますが、裏側には 100% Vegetable Origin と書かれていて、100%植物由来の材料が使われていることがわかります。
値段はちょい高め
お値段は ¥2,500(税別)です。
なので、商品によっては新品のワックスを買って混ぜた方が安価に済むっていうのはヒミツです。
ミラーグロスは ¥2,200(税別)なので、悩みどころ。まぁでも、混ぜて使うほど柔らかいワックスではないので、硬めのワックスがたくさん余ってしまった場合はソフトナーで柔らかくして使うのが便利かもしれません。
ワックスソフトナーの使い方
よく使うワックス、特に黒なんかは乾燥して硬くなりますよね。
硬いワックス専用として購入したものすら必要なくなってしまうくらい十分硬くなります。まずはとにかく、ソフトナーでどれくらいワックスが柔らかくなるのか、試してみましょう。
僕は柔らかいワックスも好きなので、柔らかいものと硬いものを併用します。
なのでこちらの硬くなったワックスもそれはそれで使い心地がいいのですが、今回はその使いやすいワックスを犠牲にしてソフトナーの検証をしていきます。
まずは5プッシュ程度硬いワックスにソフトナーを吹きかけます。
5プッシュ後
その後、プラのスプーンとかがあればよかったのですが、無かったので割り箸でワックスを潰します。
5プッシュだとちょっと足りないようだったので、最終的に合計15プッシュほど吹きかけました。
15プッシュ + 混ぜる
柔らかい。確かに柔らかい。
割り箸で崩してる段階でソフトナーがワックスに馴染んでいくのがわかります。大きなかたまりがなくなるくらいに混ぜて、成分を馴染ませるために数日間ほど放置してみました。
その後、普通にワックスとして使ってみましたが、問題なく使えます。
今回15プッシュしましたが、ワックスの量にもよって最適なプッシュ数が変わってくるはずです。なので、数プッシュして混ぜて…という感じで様子を見ながらやっていただくのがいいと思います。
溶剤で柔らかくなりすぎると、革の表面に定着するまでの時間も長くなりますから、極端に柔らかくなってしまうと使いにくくなるかと思われます。
ブラシのクリーニングにも
ブラシのクリーニングにも使えると書かれていますので、クレムで真っ黒になったペネトレイトブラシを綺麗にしていきたいと思います。
試しに5プッシュほど吹きかけて、手のひらでぐるぐると溶かして落とします。
ワックスやクリームの成分が溶けていくねっとり感がすごい…!!
ぬるぬるしてブラシの毛の根元までどんどん黒くなって、早々に諦めました。笑
ワックスが溶けていく感がすごいので根気よくやっていれば落ちるとは思いますが、溶けた成分で手がどんどん黒くなっていくのでわあぁぁああ!ってなります。笑
つまりすごく溶けるということ。
思った以上に手が真っ黒になってしまったので、途中の写真は取れませんでした。笑
諦めたブラシ
ブラシの毛、最初は黒い部分が半分くらいだったんですが、全部黒くなってしまいました。笑
最後に
ざっくり言うと溶剤なので、もしかしたらワックスソフトナーで鏡面を落としたりキズ補修とかもできるかもしれませんが、そこまでは欲張らなくてもいいと思うのでご紹介はしません。笑
スプレーをかけすぎると柔らかくなってしまいますが、お好みの硬さに調整して使えるのは便利ですね。
ワックスが硬くなってしまった方は是非試してみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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