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革靴がきつくて痛いときは革の柔軟剤で伸ばすと幸せになれるかも

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サイズがぴったりで気に入って買った靴だけど、左足だけ痛い靴があるんです。原因はわかっていて、左足の方が若干大きいからなんです。

 

 

でもこのまま我慢して履くのはちょっと辛い…
先日も朝から晩まで1日履き続けたら、左足だけいとーていとーて…涙

 

なので、ちょっとだけ革を柔らかくして伸ばしてあげたいなって思っていたんです。

 

 

デリケートクリームでも可

水分の多いデリケートクリームでも、革を柔らかくすることは可能です。
ただ、成分のほとんどが水分なので保湿の持続力がありません。

 

だから、油分の多いこちらのブートブラック・リッチモイスチャーを使うことが多くなっていました。

 

 

 

僕の経験上、痛い部分にデリケートクリームを塗り込んで、その靴を履いて、乾いて、また塗って…ていうのを繰り返していると、いつかは革が伸びて足に馴染みます。
もちろんデリケートクリームでもリッチモイスチャーでもいいんですが、毎回毎回塗らなきゃいけないのも面倒ですよね。

デリケートクリームの使い方について

 

 

というわけで、これを買ってみました。
革の柔軟剤。

 

 

 

安直なネーミング好きです!(失礼

 

 

革の柔軟剤について

SEIWAさんという、レザークラフト用品を販売している企業さんの商品です。レザー関係のクリームやオイルを豊富に販売されています。

 

革に柔軟性と弾力を与える効果があります。
タンニン鞣し・クロム鞣しのどちらにも使うことができ、変色や革の日焼け防止効果も期待できるようです。染色の前に塗っても効果を発揮してくれる優れものです。

 

成分

水溶性合成油』と書いてあります。
あと、手工芸以外に使用しないことって書いてあるので、本来靴に使うものではないかもしれません。使いますけどね!

 

革の柔軟剤の使い方

本品を50℃程度のお湯で10〜20倍に薄め、刷毛で銀面からたっぷり塗ってください。床面からも塗ると効果的です。』とのことです。

 

50℃のお湯で薄めるって書いてありますが、個人的にはがっつり柔らかくしたい!もう痛い思いをしたくないので、薄めず直接塗ってみたいと思います!
※正しい使い方ではないので、お試しの際は自己責任でお願いします。

 

 

柔軟剤を塗って対処!

柔軟剤を塗る前に、まずは痛いところを知る必要があります!
実際に履いた時、痛い部分をちゃんと覚えておきましょう。そこに柔軟剤を塗っていくわけですが、そこだけに塗ってもそれほど効果がないんじゃないかと思うわけです。その周辺部分に広く塗ることによって、広い範囲で革を伸ばしてあげることができるんじゃないかと思います。

 

僕の痛い部分は黄色くなっている部分です!左足の小指の付け根部分の骨と、その反対側の親指側の付け根の骨!

 

 

 

外側にも塗って…

 

 

 

もちろんライニング(内側)にも塗っていきます!

 

 

この靴はあまり油分を入れてない靴だったので、結構浸透していくのがわかります!
黒い靴なので気になりませんが、茶色の靴などで試される場合はシミになるのが怖いので、必ず見えないところでお試しください。
しばらくすると、革が柔らかくなったのがわかります。実際に履いてみるとさらによくわかりますね。

 

履いてみると痛かった部分の革はそれほど気にならなくなるんですが、今度は他の部分が気になりはじめます。笑
そこにも柔軟剤を塗ってあげましょう!

 

ひとつ注意なんですが、アッパーに塗りすぎるとツヤが出なくなってしまう可能性があります。
なので、様子を見ながら慎重に塗ってみてください。
僕は2〜3回、アッパーに塗りましたが、それくらいであればツヤは大丈夫でした。革にもよるかもしれませんね。

 

心を鬼にして伸ばしまくる!

もちろん、塗っただけで安心してはいけません!
油分が多いので持続性は高いと思いますが、乾いてしまっては同じことです。

 

ここは心を鬼にして、内側から押す!
柔軟剤を塗った周辺を満遍なく押したおす!!

 

 

靴が悲鳴をあげようが、なんだろうが知ったこっちゃない!

 

 

これを使って…

 

 

 

こうです。

 

あくまでこれも愛の形。
いろんな愛があって、いろんなコミュニケーションがあっていいと思うのです。ナンバーワンじゃなくて、オンリーワンです(?
とにかく硬いものでグイグイ押しましょう。

 

ちなみにですが、押し込む前に柔軟剤の成分が革の繊維の層までしっかり染み込むように5〜10分放置するのがおすすめです!

 

 

むくみの対策に

朝と夕方だと足のサイズ違うってよく言いますよね。
人は1日生活しているとむくんで、足のサイズも少し大きくなるからなんです。ご存知の方も多いと思いますが。

 

さらに、先日聞いた話なんですが、夏と冬だと夏の方がむくみやすいらしいです。だから、単純に夏と冬だと足のサイズが違うんです。
なので、冬に買った靴を夏に履いたらちょっと小さく感じる、なんてご経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに、僕は年中足はむくむので、季節による違いを感じたことはないです。笑

 

もし履くタイミングによって靴がきついなぁとか小さいなぁとか感じた時は、季節によるむくみが原因かもしれませんね。
そんなときは、この柔軟剤は有効かもしれません!

 

 

後日…

この工程を2回試してみました!
足に当たっていた部分は結構強く、グリグリ押し込んだのでかなりマシになったかなって思います。実際に履いてみると、明らかに左右の圧迫感が少なくなっています!これはほんとに効果がありました!

 

しかし今度は、反対の足がきつく感じるようになる始末。笑
右足も痛かったけどガマンしてたんだね。ごめんね。

 

どうしても履きたい革靴があるけど、きつくて痛くて履けないという方。
革の柔軟剤でグイグイ伸ばしてみてはいかがでしょうか?ちょっと手間はかかりますが、おすすめですよ!

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

革製品や革靴におすすめのデリケートクリーム!【使い方と効果比較】
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COMMENTS コメントを投稿する

  1. […] →革の柔軟剤についてのくすみんさんの記事 […]

  2. 名崎 陽太 より:

    初めまして。いつもYouTubeを見させていただいている者です。お手入れのことなど、大変勉強になります。
    トリッカーズの靴を伸ばしたくて、今修理の業者にもお願いしています。それでも明らかに縦の長さが足りず、指の先端が当たってしまい、なかなか改善されません。捨て寸を考えずにスニーカー感覚でぴったりすぎる革靴(バートン)を選んでしまいました…
    なかなか改善されないまま使わなくなるくらいなら、靴がおかしくなることも覚悟で、自分でもドライヤーなど熱を加えながらオイルを塗って伸ばしてみようかと思うのですが、くすみさんはどう思われますか?プレゼントしてもらった靴なので、どうしても履けるようにしたいのです…
    いきなりで申し訳ありませんが、ご意見お聞かせください。よろしくお願いします。

    • くすみ より:

      名崎さま、いつもありがとうございます。
      足長が足りないというのはなかなか難しい問題です。構造的に爪先やかかとや芯材が入っていることと、その芯材が硬い底材に縫い付けられているわけですので(トリッカーズは特にです)、足長を伸ばすのは難しいとお考えいただいた方がいいと思います。
      しかし、どうしても履きたいというお気持ちとても共感しますので、一度お試しいただいてもいいかもしれません。ドライヤーで熱を加えるのはクリームやオイルを浸透させるためで、必要以上に熱を加えすぎないようご注意ください。オイルも少量を塗りのばす程度で少しずつ靴全体を伸ばしてください。底も沈みこませるように部屋履きをして、足が当たるところやキツイところのみを伸ばしていただくのがよいと思います。
      経験上、伸ばすのもある程度限界がありますので、そこはご理解いただいた上でお試しください。ご健闘をお祈りしております。

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