今やスマホでシャツやスーツをオーダーする時代。
自分の立ち姿を正面と横から撮影すると、その体型に合わせて洋服を仕立ててくれるらしいじゃありませんか。
今回はオーダー編。オーダーの流れ以外にも、計測値の精度とか選べる仕様なんかを詳しくご紹介したいと思います。スーツが完成したらまた後日ご紹介させていただきます。
よければ参考にしてみてください。
ハイ・テーラー [Hi TAILOR] とは
まずはハイ・テーラーについて簡単にご紹介させてください。
三越伊勢丹が展開する、スマホ1台でシャツやスーツがカスタムオーダーできるサービスです。
去年の10月にシャツのオーダーサービスがローンチし、先日シャツのオーダーをしました。3週間ほどでオーダーシャツが届き、そして今年6月にスーツのオーダーもローンチしたとのことで、つい先日体験させていただきました。
オーダーは簡単だけど結構細かい仕様までカスタマイズしてオーダーできます。
しかし、僕みたいなスーツに詳しくない人間にも、おすすめの形や仕様をすべてレコメンドしてくれるので安心。スーツに詳しい人はもちろん、詳しくない人にも優しい設計です。
スーツ | シャツ | |
価格 | ¥35,000〜¥75,000 | ¥8,900 |
納期 | 最短3週間 | 最短3週間 |
生地種類 | 約90種類 | 約100種類 |
※価格は税別価格、商品の仕様によってアップチャージが必要な場合もあります
スーツの開発に関しては、伝統的なブリティッシュスタイルをベースに、堅くなりすぎず今の時代に合わせたシャープな印象に仕立てられるとのこと。
また、世界的に有名なドレスクロージングブランドのディレクター:エンリコ・メッツァードリ氏が商品の監修されてるそうです。
計測誤差約1%未満
でもやっぱり一番気になるのは、自分に合ったサイズで仕立ててくれるのかってことです。
聞いた話では、スマホで撮影して算出されるヌードの寸法と実際の体型の誤差の平均は1%未満とのこと。なので、自動とはいえ精度が高く、侮れないというのがまずひとつ。もちろん正しい方法で撮影する必要があるので、その辺りは後ほど。
ただ、採寸値がいかに正確だったとしても、好みのサイズ感とはまた別の話ですよね。細身の仕立て、ゆったりめの仕立て、それに流行なんかもありますから。
なので、1から10まで全ての数値を指定して完璧な好みのスーツが作れるというわけではく、あくまでプロが提案するその体型に合ったスーツが作れるということです。ただし、その中でもパーツによって細身とかゆったりめとか選べる部分もあるので全く融通がきかないわけでもないですね。
初回購入はお直し無料
初回購入時はお直しを無料でしてもらえます。
フェイストゥフェイスでなければ詰められない細かい部分を補填してくれる嬉しい仕組みです。お直しを無料にしてるのは、逆に言うと一発で良いものが提供できますというブランドの自信のあらわれでもあると思うのです。
お直し無しで一発で気に入るものができあがる可能性も当然ありますが、2回目以降もオーダーされる場合はお直しの数値は記録されるので、生地を変えてオーダーするというような場合には便利なサービスですね。
オーダーの流れ
マスクよし換気よし
スマホ1台でっていうのはどういうことなのか?って話。
ざっくりとした流れとしてはこんな感じです。
- スマホ1台で商品(生地)を選択
- スマホ1台で会員登録
- スマホ1台で体型撮影
スマホ1台でっていうところをしつこく強調してみました。
1.商品(生地)を選択
商品を選びます。生地から選ぶこともできますし、スタイルから選ぶこともできます。
スタイルはこんな感じ。スーツの用途や目的から選ぶという感じですね。
- 定番 [The BASIC]
- トラベラー [TRAVELER]
- 個性 [SENSE]
- 冠婚葬祭 [CEREMONY]
僕は今回生地から選ばせていただきました。そのときの流れはこんな感じ。まずはたくさんある中から生地を選びます。
明るめのネイビーは持っているので、落ち着いた暗めのネイビーで大人っぽさを主張していく作戦。
定番かつ、防シワ、耐久、ストレッチと3種の機能性のある生地を選びました。繊細な生地だと気をつかってしまうので、バンバン着られる生地ですね!
生地を決めたら仕立ててもらうスーツの細かい仕様を選んでいきます。『パーツをカスタマイズする』ボタンから。
いろいろ選べます。例えば裏地の色、背抜きとか。ボタンの色とか数とか。
とにかくいろいろ選べるのでスーツ好きな方はこだわるんだろうなぁと思ったんですが、僕みたいな初心者にはこれがおすすめですよと教えてくれるので、だいぶ安心です。
あんまり余計なことはしないように、ほぼおすすめで決めました。
2.会員登録
生地を選び、細かい仕様を選んだらいよいよ体型の撮影ですが、その前に会員登録をしましょう。
カスタマイズが済んで『カートに入れる』ボタンを押すと、ログイン画面に進みます。会員登録がまだの方はそちらから登録してください。クレジットカードとかEメールとかを入れて、登録完了です。
もしくは、生地を選んでカスタマイズする前でも、左上のメニューボタンから『会員登録』ができます。
メニューの一番上
3.体型撮影
撮影は1人でも完結しますが、僕はオーダー体験会にお邪魔したので、担当の方に撮影してもらいました。
他の人に撮影してもらうか自分で撮影するか選択できます。
身長と体重もスーツのサイズを決める重要なパラメータになっていますので、恥ずかしいからといってサバを読むようなことはやめましょう。(自戒
そして、下の絵のように、服装、撮影環境、撮影方法の説明をしっかり読んで撮影した方が、より正確な自動採寸を行うことができます。
撮影前にこの画面が出てきますので、必ず目を通してください!
まずは正面。
足を肩幅に開いて、手を45°に開きます。
体のラインがしっかり出るようにシャツをインしたり、首元、手首、足首がちゃんと見えるようにしましょう。自動採寸はマスクを外した方が精度が上がるとのことでしたので、撮影時のみ外しました。
一緒に参加したなおやん氏
次は側面。
側面撮影時は手が長い方をカメラ側にすると、長い方の腕に袖の長さを揃えられます。右を向いていても左を向いていても大丈夫です。
僕もTシャツをインして撮影していただきました。
どっからでも撮影してこいやの図
オーダーシャツのレビュー
シャツは先にオーダーしていたので、一足先に届きました。
スーツとかジャッケットの下に着るようなビジネスシャツとしては、全く問題ないとおもいますが、好みで言うともう少し細身にしたいところ。
お直しをお願いしました
先ほどもお伝えした通り、初回購入時のお直しは無料ですのでお願いすることにしました。
内容によりますが基本2〜3週間で出来上がるみたいです。
Hi TAILOR のサイトの一番下のメニューの『SHOPPING GUIDE』から、『お問い合わせ』を選択。
お問い合わせ種別を『商品について』にしてお直しの依頼をすれば、あとは登録したメールアドレスで担当の方とのやり取りがはじまります。
僕は胴まわりと腕まわりをもう少し絞っていただくように依頼をしました。
最後に
スーツも靴もスマホ1台でオーダーができる時代になってきてますね。
やっぱり体型に合うか見て決めたいと思われる方も多いと思いますし、僕もどちらかというとそっち側ですが、そんなのは提供する側もわかってるはずです。だから、採寸の精度が高いとか店舗や接客をなくすことで安価に提供できるとか、そういうところで勝負しているわけですね。
テーラーの実店舗で仕立ててもらったら普通なら10〜20万するものが、このサービスなら3.5〜7.5万で手に入るわけですから、そう思うと価格的なメリットはすごく大きいですね。
試着して納得して買うのではなく、自宅で届くまでのドキドキ感を味わいながら買うという、これからの時代の買い物の仕方を垣間見た気がしました。
仕上がったスーツもご紹介していますのでご覧になってみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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