先日Brift Hさんのイベントにお邪魔して、長谷川さんのお話をうかがったときのことです。
アッパー(足の甲の部分の革)がキレイでも、コバがキレイじゃないとバランスが悪いんですよね。
っておっしゃってたのを思い出しました。
そこで、今回は教えていただいた方法を参考にソール(靴底)のお手入れをガッツリやってみたいと思います!
僕も普段はそんなにやらないので、たまにはちゃんとやってみようかなと。笑
よければお付き合いください!
コバを紙やすりで整える
靴底のコバって放っておくと毛羽立ってきてしまい、見た目にもあまりいいものではありません。
長谷川さんのおっしゃるとおり、ここだけボロボロになっているとバランスが悪いです。
この靴はまだそれほど毛羽立ちは目立ちませんが…
こっちの靴は結構ケバケバしてきてますね。
なので、紙やすりで毛羽立った表面を削って、整えていきます!
今回使ったのは、240番手の紙やすりです!
この時、注意すべきはアッパーを削らないということ!
紙やすりよりも少し指を出しておくと、アッパーに直接紙やすりがあたらないので、便利です!
こんな感じで表面が整えば十分です!
左:ビフォー、右:アフター
ヒールも整える
この靴の場合、ヒールは樹脂でできているので問題ありませんが、ヒールの毛羽立ちもヤスリで整えましょう!
ヒールはカーブがあるので、コバと比べるとヤスリがかけくいはずです。
靴をしっかり固定して気をつけて作業してくださいね。
コバインキを塗る
コバインキを塗ります!
こちらはブートブラックのエッジカラーです。
液体が垂れないよう、しっかり絞って塗っていきます。
これもアッパーにインクがつかないように気をつけながら…。今回は黒なので特段問題はないですが、茶色の靴でコバが濃い茶色のような場合はインキがアッパーについてしまうと大変です。
慎重に。
ソールガードを塗る
僕はここでソールガードを塗ります。
レザーソールの場合、ソールにも栄養を与えて柔軟に保ちたいというのが僕の考え方です。
硬い硬いソールよりも、柔軟で柔らかいソールの方が長持ちする気がしませんか?
単純にすり減りの防止にもなりますね!
2〜3回ソールガードを塗ります!
僕はこの後、サフィールノワールのレノベイタークリームを塗ることもあります。ミンクオイルが入っているのでしっかり栄養補給ができるので。
ただ、雨じゃなくても滑りやすくはなります。笑
ここでいつも通りのフルメンテナンスをしていきますが、コバのお手入れのみの場合はこんな感じで放置しておきます。
靴底にカビが生えた場合
雨に濡れたり濡れた地面を歩いた後、靴を放っておくと靴底にカビが生えることがあります。
そうなった時は、アルコールで消毒するか、革製品専用のカビ取りスプレーを使います!
特に革底の場合、雨に濡れたら靴を壁に立てかけるようにして、靴底の水分を蒸発させるようにしてください!
これだけ全然カビの発生は防げるようになります。
ワックスでツヤを出す
整えたコバとヒールにもワックスを塗って、アッパーと同じようにツヤを出していきましょう!
コバによっては結構難しい場合もありますが、結構楽しい作業です。
特にヒールがパキッとキレイに仕上がった時は快感!
是非お試しください!
茶色のコバの場合はその色に近いワックスを使ってみてください。
靴底、整いました!
こんな感じに仕上がりました!
上:ビフォー、下:アフター
それほどひどい状態ではありませんでしたが、やっぱり滑らかに整った状態のコバはキレイです。
人はここまで見てないと思うのでそこまで気にする必要もないかもしれません。
でも、ここまでキレイになると何より自分が一番気持ちがいいのです!笑(ここ大事
自分が気持ちよく履ける状態をキープするというのはすごく手間ですが、大切なことだと思います。
人との出会いモノとの出会いも、家の外にあるじゃないですか。だから気持ちよく履ける靴で是非外に出たいと僕は思います。
コバの毛羽立ちが気になった方は是非試してみてください!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

COMMENTS コメントを投稿する