オリエンタルのアルバースを購入してみました。
ご覧の通りシンプルで使いやすそうな見た目で、きれいめなローファーです。
個人的に好みなのが、このデザインバランス。
そしてもうひとつは木型の履き心地というかフィット感です。
ちょっと変わった靴を追い求めてきましたが、やっぱりこういった使いやすいものは必要です。
洋服を選ばず何も考えずに履けますからね。
簡単ですが、しばらく履いてみた感想をご紹介してまいります。
木型
ジム帰り
まず、とにかく足の収まりがよいですね。すごく気に入っているポイントです。
インポートシューズで結構硬い靴だと欧米人の足に合わせているせいか、なかなか辛いことがありますが、こちらはすっぽり足が収まります。
キツい靴を馴染ませていくってのもまぁ確かに楽しみではありますが、いえ…正確には以前は楽しみと感じていましたが、この靴は僕の足にとっては最初からストレスフリーでした。
甲も比較的薄く、足の肉がすっぽり収まる感覚。サドルの部分でしっかり足を押さえてくれます。
強いて言うなら、内側のくるぶし下が僅かにキツく感じますが、それ以外は「ちょうどいい」です。
かかとも履き口が内に入っているのでかかとの食いつきもよく、過度に圧迫されません。
キツい靴を馴染ませていくというプロセスは必要なさそうで、個人的には嬉しいところ。
サイズ USの5.5
5½ 旧ロゴ
23.5cmの足でUS5.5を選びました。過去に一度試着させていただいたことがあったので、そこは心配はしていませんでした。
普段はUK5の靴が多いですが、こちらはUS表記なので普段のUKサイズよりハーフサイズ大きい数字になっていますので、そこはご注意ください。
スチールをつけてから、バルコニーで少し馴染ませる期間がありました。
まぁグッドイヤーなのである程度底の硬さはありますが、結構トウスプリングの効いた木型になっているので、底に返りがついてない新品の状態でもそこまで歩きにくさや負担を感じることはありませんでした。
以前、「履き始めから柔らかい」というコピーの同社の広告を見て、どれくらい柔らかいんだろうかと気になって購入に至ったという経緯もありますが、申し上げた通りグッドイヤーなのでめちゃめちゃ柔らかいというわけではないのです。
確かにアッパーも他の靴に比べて硬すぎるということはないけれども、それ以上に足が収まる木型と、トウスプリングで歩きやすい・ストレスが少ないというのがかなりデカい気がします。
そう、決してネガティブな意味でなくて、とてもよいということです。
ローファーは合わないと辛いので、このフィット感に関してはとても満足しています。
「あ…これなら部屋履きしなくていいかな」って思ってプレメンテも早々に履き下ろしたので、まだまだグッドイヤーの硬さは残っていますが、それでも快適に履ける安心感。
良い買い物でした。
デザインバランス
スチールつけたばかりの新品状態
さて、ここからはますます僕の好みの話になりますが、きれいめで使いやすいと最初に申し上げたのが、そのままだと思ってます。
僕は足元は割とスッキリさせたいタイプでして、特にローファー頻度の高い夏場は短パンなので、あまりゴツい靴は選びません。
それでいうとこの靴は、すごくキュッとまとまっているので、短パンでも全然履けるだろうと汎用性の高さを期待しています。
そして、フロント部分と履き口のバランスも絶妙です。
サドルも薄く漉かれているので主張が強すぎず、繊細な印象で素敵です。
ドレスのスタイリングでもいいでしょうけど、カジュアルな洋服が多い僕としては、これくらいがすごくちょうど良さそうです。
革
アンティークブラウンという色味です。黒も使いやすい気がしますけど、別のコインローファーで黒を買ったので、こちらは茶色にしました。
パッと見セミアニリン系の革かなぁという印象。お手入れもしやすいと思います。
ちゃんとクリーム入れると浸透していく、打ったら響く系のいい革ですね。
あと細かい仕様は割愛しますが、これが6万円台なのはいいですね。高すぎず良心的な価格で、なおかつすごく満足度も高い、そんな買い物でした。
12月にファクトリーショップもオープンされたとのことですので是非。

ありがとうございました。

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