先日カスタマイズでオーダーした靴が届きました。(こちらの記事)
もう開封後、プレメンテまでひととおり楽しんでしまったので、だいぶ興奮は落ち着きました。しかし、今は賢者タイム…とはいかず、悪天候で履き下ろせないフラストレーションと戦っています。
そしてこの靴が今年初めて買った靴だったことに驚いています。
そりゃブログの投稿も滞るわいな…なんて言い訳が真っ先に思い浮かびます。
さて、こちらの靴。
実は同じモデルを2年半ほど前に購入しておりました。
ちょうど脱サラする前のタイミングで、さらに自分の誕生日だったこともあり、ちょっとええ靴を買おうやないかと息巻いて新宿伊勢丹のメンズ館で見つけた靴でした。そんな思い出深い靴。
その時は自分の足に合う靴がよくわかってなかっただけじゃなくて、0.5〜0.8cmの柔らかめのインソールを入れて靴を履いていたということもあり、本来は5の靴が合う足に7を履いていました。
自分でもびっくりです。僕の靴選びに対する成長が垣間見える…いや、正しくはカルミーナに成長させてもらっていると言うべきでしょうか。
そして、ようやくマイサイズに巡り会えました。
常々申し上げていることですが、僕はキツめのサイズで靴を履くのが好きです。しばらく履いて馴染んだ頃にユルくなるのがイヤなので。
今回はこの木型のサイズ5を事前に履いたわけではないので、本当に5で合うかという心配がありましたが、とっても気持ちの良いキツさでした。それが何より嬉しかったことでした。
色はちょっと濃くなってました。薄い色からエイジングをしたかったというのはありますが、この履き心地を見せつけられたらもう何も言えません。男女の関係を『胃袋を掴まれた』なんて表現することがありますが、僕は完全にこの靴に『足を掴まれた』状態です。ちなみにどちらかと言えば尻に敷いてもらうタイプの人間です。
ちなみにこの靴はジョレットという木型で作られています。百貨店でよく目にするカルミーナの靴は、紐靴だとレインとかシンプソンとかフォレストが多いです。(伊勢丹にはジョレットあるみたいです)
僕は何よりこの木型がすごく好き。
高さを抑えたラウンドトゥで、甲のあたりから緩やかに持ち上がっている感じ。メリハリがあってよき。
そしてカッコいいというよりは『かわいらしい』感じの丸みがあって、ロングノーズが苦手な方には好まれる形ではないかと思うんですが、いかがでしょう。
なぜこの木型をオンラインショップで販売しないのか!そこが疑問で仕方ない。
と、ついつい語気を荒げてしまうほど魅力のある木型だと思ってます。
この記事では他の木型との比較はしませんが、動画の中で簡単にしてますので気になる方はご覧になってみてください。
つま先の形状はサイズが小さくなったことによって少し丸みを増したのかな、という気がします。
こう見ると7の方がつま先が少しシャープで、コバも抑えられているかなって感じですね。そのあたりの細かい仕様は7の方が好みかもしれません。
セクシーなの?キュートなの?と聞かれると難しいですが、ドレス?カジュアルか?と言えば前者が好きです。なのでコバはそんなに出てない方が好き。
木型の話に戻りますが、もう少し尖ったつま先だと指に圧迫感を感じる靴もあります。でもこの靴のサイズ5だと指の圧迫感はありません。でももし7のようにつま先をシャープにしてしまうと、もしかしたら圧迫感があったかも…。
昔、僕の靴をご覧になって「どれもサイズが小さいからブランドの魅力が発揮されてない」みたいなことを仰った殿方がいらっしゃって、その時はハイハイって思ってたんですが、サイズが小さくなることで靴の構造上多少違いが出てくるところはあるのかもしれないなぁと今は思っています。例えば、靴のサイズが違っても革の厚みや芯材の厚みが一緒だと、相対的にサイズの小さい靴の方が革や芯材が分厚いことになりますから、つま先の丸みに影響が出てくることもあるのかなぁとか。もし同じ厚みの素材を使っているならの話です。
でもこういうのって比較しないとわからないことだったりします。
コーヒーの味もビールの味も同じタイミングで飲み比べてみて、はじめてその違いがわかったりします。僕はだいたい何を食べても美味しいのと、アルコールはすぐに酔ってしまうので違いなんてわかりませんが。笑
なのでこうやってサイズ違いで見比べられるのは非常に贅沢なことだったのかもしれないと思っています。
とにかく、この23.5cmの足にはちょうど良いサイズでしたので、大変満足をしております。
動画でも少しお話させていただきましたが、パンチドキャップトゥの穴のサイズと穴の間隔が5と7で違うんですね。
なるほどでした。そういう細かい作り込みの違いもおもしろい。
特に色の明るいこの靴の場合、パンチドキャップトゥが顔の一番目立つ部分ですから。全てのサイズで穴飾りの大きさが同じだとサイズごとの靴のイメージってきっと変わってきますね。作る側からしたら当たり前なのかもしれませんが、そういうところも考えられているんだなぁといちいち感心します。
あと、明るいつながりですが、この靴は他のカルミーナの靴と比べるとステッチが細かい方だと思います。
明るい色の靴って暗い色の靴に比べると、若干ではありますがカジュアルに見えやすいんじゃないかって思ってます。合わせる洋服にもよるのかもしれませんが、多少関係ある気がします。
明るい革なのでステッチも目立ちますよね。人は「え!?あの靴は色は明るいのになんか繊細…(ドキッ」みたいなギャップにやられるっていいますもんね。
もともと靴全体に少しだけ焦がしの入った仕上げがされていました。クリームなのかワックスなのか、ちょっとだけ濃い茶色が乗っていた印象です。
プレメンテナンスでレーダーオイルを塗ったら、その仕上げの色が落ちてほんの少しだけ明るくなりました。
早くも革らしい柔らかい表情をまとっております。
クレームブリュレみたいです…(生唾
鳩目は6つ。一番上に金具がついてます。
遊びです。何事も余白が必要で、バランスです。正解なんてないし白か黒かじゃない、グレーを楽しもうよと、そういうことをこの靴から学び取ることができます。
装飾が少ないからこそ、この遊び(装飾)が際立ってると思います。
5/20〜24まで靴を注文すると同じ革・同じ色のベルトをプレゼントしてくれるキャンペーンをしてます。
カルミーナ純正のシュークリームもついてくるみたいですので、気になった方は是非ご覧になってみてください。20日の21時とか22時頃のようです。
しばらく天気悪いみたいなので、室内でプレ履き下ろし中です。今日は寒いしちょうどいい。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。Uber Eatsさんもいつもありがとうございます。
そうか、ベルトも良かったなぁ…(ボソ
新品の靴には絶対プレメンテしてくれよなッ
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