レザーポーチがめちゃめちゃ好きでして、撮影機材やバッテリー、あと旅行の時は日用品や小物などを入れて持ち歩きます。
ポーチって3つも4つもバッグに入れると、それだけでまぁまぁ重くなるんですが、荷物を整理できる気持ちよさがあるし、レザーのポーチなら尚更、手に馴染むあの革の質感がやっぱり好きですよね。
なんならそんなに使ってないポーチもありますが、革であれば手放すことができません。
なぜなら叶姉妹(恭子さん)がこんなことをおっしゃっていたから。
バッグは何かを入れるためだけのものって思っているのかしら……。
ウフフ……おもしろい美香さん。
実にファビュラス。
思えば靴だってそう。履かないけど持っていたい靴もあるわけですから…。
直立させたい
少し余ってる革があったので、三角ポーチと立体ケースを作りました。
ご覧の通り、どちらも直立します。使い勝手や収納を考えたとき、直立するものにしたかったのです。
少しですがオンラインショップで販売しています。
サイズは次のとおりです。数値は外寸ですので内寸はもう少し小さくなります。
形状 | サイズ(外寸) |
三角ポーチ | W16cm × H10cm × D4.5cm |
立体ケース | W17cm × H10cm × D5.5cm |
1.マチのある三角ポーチ
持ち運ぶものは最低限でいいけど、必要なものは収納したいときってあります。
口は狭いですが、マチがあるので案外使い勝手の良いポーチです。
僕の場合は、充電ケーブルやワイヤレスイヤホンなんかを入れています。
2.ガバッと開く立体ケース
こちらは容量と使い勝手を重視した立体ケース。
見た目の立体感もなかなか良くありませんか?口がガバッと開くので、使いやすさもあります。
僕の場合は、撮影機材やマイク、場合によっては充電用アダプタなんかを入ます。
普段使っているバックパックとトートバッグは割とデカいので、整理整頓をするためでもあり、小物やガジェットを持ち運びやすくするためにはちょうどいい感じ。
バッグ・イン・バッグを想定しているため、割と小さめの設計です。
サイズはすごく悩みましたが、大きすぎても持て余してしまうし、小さすぎても入れるものないし…となってしまうので、ちょっとした小物やガジェットがちょうどよく収まるサイズを想定して設計しました。
僕がスーパー愛用しているこちらのバックパックがネイビーなので、とりあえず余っていたネイビーの革でサンプルを作ったのですが、思いのほか良い仕上がりだったので、僕と同じようにポーチ男子の方に使っていただけたら嬉しいです。
あと、旅行に行ったり実家に帰省したりするときに、最低限のシューケアグッズを入れるポーチとしても使いたいという思いがありました。
ちなむとこれは完全に図らずもなのですが、キュアオールが2つ並んでちょうどよく入ります。笑
手に馴染むオイルドシュリンクレザー
革の話。
通常、革のバッグとかポーチって、顔料多めの革が使われている場合が多いです。
先ほどのバックパックはしっかり顔料なので、ネイビーの発色が良く、やはり色の変化はほとんどありません。
また、顔料や塗膜が多めのコーティングがたっぷり施された革は、手触りがさらっとしすぎていて、手に馴染んでくるまでに少し時間がかかるものもあります。
逆に今回の革はセミアニリンの革なので、顔料も使われてますが染料も使っているので、比較的ナチュラルな質感です。発色がすごく良いわけではありません。
むしろ色味はくすんでいて、使い込んでいくうちに徐々に表面に当たりが出て、ツヤも出てくるタイプの「味が出てくる系」の革ですね。
左が新品、右が2ヶ月使い込んだものです。
新品の状態だとマットな質感ですが、使い込んだものはわずかにツヤも出ています。
育て甲斐のある革ってところに僕はロマンを感じてしまうわけですが、奥さまにからは「女子ウケはしなさそうな色だね」と。笑
いいじゃん、男子だってポーチ持ちたいし…
色展開は3色
というわけで、女子受けしなさそうな色展開は今のところこの3種類です。
- ブラック
- ブラウン
- ネイビー
ブラウンはほんとにいい色だと思っています。
ただポーチにするとちょっと地味ですね。奥様の反応は納得。笑
ミドリ感が強めですが、こちらは一応ネイビーです。
黒は一番パリッとしてますが、やはり女子ウケはしなさそう…。笑
素材選定について
どんな革素材を使うかというのは、非常に悩ましいところです。
パリッとした製品にしたいなら、少々厚めでコシのある型押しの革を使うのがいいでしょうし、手に馴染む感じを優先したいなら今回のようなナチュラルな革もいいでしょう。
ちなみに、試作段階ではコシのある茶色の革(写真左)でケースを作ってみました。
これはこれでパリッとした綺麗な仕上がりになりますが、これだと他にもありそうだし、差別化もしにくい…。
パリッとした見た目を求めるなら、人口皮革でもええやないのとすら思ってしまうので、それならやっぱり、この少々くすんだ色味のナチュラルなシュリンクレザーを使いたいと考えました。
やはりナチュラルな革は少なからず色が変化しますし、雨や水に触れると少なからず色抜けする可能性もあります。(でもこの革は少量の水ならほぼ色抜けしません)
それでも革らしい「ねっとりとした質感」と手に馴染む感じは存分に味わえる革です。
ちなみに、レザーマットで使っているのと同じ革なので、革の柔らかさと肉厚な質感は魅力です。レザーマットをお使いいただいてる方は是非同色でどうぞ!
裏地はナイロン
サンプルの段階では裏地は別の素材を使っていました。
もともと柔らかい革なので、ポーチにしたときにクタッと感が出ないよう、ちょっと厚みのある裏地を選んでいましたが、革がくすんだ色味なので裏地もくすんだ色味だとちょっとぼやっとするかなと…。
ただ、裏地を柔らかいナイロンに変更してもちゃんとポーチが自立するので、だったら裏地には綺麗な素材を選んだ方がいいかなということで、ナイロンを採用しました。
色はすべて黒で統一しています。
カードが入るサイズのポケットもついてます。
内と外のメリハリがあっていい感じです。シンプルなのってやっぱり使いやすいと思います。
形状はシンプルだけど、少し独特な色味と質感で、なおかつ手に馴染む、そんな使いやすさがあると自負しております。
ポーチ男子の方、もちろんポーチ女子の方も是非お手に取っていただき、シューケアグッズやガジェットなんかをお好きなように収納していただけたらと思います。
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