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指にアタリが出る場合、サイズを上げるべきなのか…【Q&A】

小さいサイズのスエードタッセル入荷!
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自分はサイズを測ると26.5cm、3Eです。
どこのブランドも26cmが、好み(ちょっとキツイ)なのですが、店員さんに聞くと、
指のあたりが出てしまっているので、26.5cmが良いとすすめられます。
店員さん曰く、横幅は伸びないので・・・と説明をされるのですが、そういうもんでしょうか?

 

というご質問をいただきました。ありがとうございます。

 

足の出っ張っている箇所が、靴に圧迫されているような状態を「アタリが出る」と言ったりします。
特に小指の指先や付け根周辺は痛くなりやすいところですよね。

 

 

短時間では痛みは出にくい

 

ご経験ある方も多いと思いますが、店頭で少し試着しただけでは痛みが出にくい場合もありますよね。5分〜10分くらい足を入れてると、ようやく痛みが出てくることがあります。
靴選びが不慣れな方は、是非知っておいていただきたいところです。

 

また、横幅について言及されているので、今回の「指のあたりが出る」というのは恐らく指の付け根なのではないかと予想しますが(違ったらすみません)、しばらく靴に足を入れておかないと痛みが出てこないというのが難しいところです。

 

とはいえ、購入するかわからない靴に5分も10分も足を入れておくのは、販売員さんに嫌な顔をされかねないわけですが、できることならそれくらい慎重に靴を選んでもいいと思います。

 

また、座っているときと立っているときでは、足への体重のかかり方が違い、当然立っているときのほうが足に荷重がかかるので、足が広がります。
さらに、歩行時は足が少し前に出るので、指先も当たりやすくなりますね。なので、サイズを下げることで捨て寸が無くならないよう気をつけていただきたいところです。

 

 

痛みの度合い

 

例えば、仮に好みのサイジングで痛みが出たとしても、それが我慢できる程度の痛みなら、革は伸ばして馴染ませることもできかもしれません。
逆に、耐えられない痛みなら、サイズを上げた方がいいかもしれません。

 

革靴がきつくて痛いときは革の柔軟剤で伸ばすと幸せになれるかも
...

 

 

横幅は伸びないという説明があったようですが、革には伸びやすい方向があって、一般的にはその伸びやすい方向を「靴の横方向」に使うことが多いと言われています。(メーカーや職人さんによって考え方が違う場合もあるようですが)
なので、横方向には伸びやすい場合が多いんじゃないかなぁと思っています。グッドイヤーの靴なら底の沈み込みも相まって、多少痛みは軽減されてくるはずです。

 

 

いや、でもその沈み込みとか伸びを想定して靴選びをしなきゃいけないって、やっぱり難しいですよね。

「これ!」という正解があるわけではないし、さらにご自身の好みも関係してきますからね。

 

 

大きすぎるサイズもどうかと思う

 

スーツの量販店とかでよく聞くのが、キツめで販売するよりもやや大きめで販売することが多いという話です。
スーツ量販店の靴は安価なのと、スーツ屋さんは靴についてそれほど詳しいわけでもなかったりするので、クレームになりにくい大きいサイズでおすすめされる場合が多いとのことです。

 

でも、大きめだと靴の中で足が動く可能性があるので、前滑りして指先が当たって痛くなる、みたいなことも起こりうるわけです。
ただ、靴紐をしっかりキツく結んでいれば、足を甲で固定できるので、前滑りはかなり軽減できます。
あとは、インソールを入れて調整するのもアリですかね。

 

 

 

好みのフィッティングは、ある程度経験を積まないと理解できないこともあるかと思いますが、最終的に決めるのはお客さんなので、ご予算の範囲内でいろんな靴を履き比べてみてください。
やっぱり履き比べると、ブランドごとの違いもわかりやすいですよね。

 

好みのフィッティングがわかってくればいいのですが、そうでない方は試着を惜しまず、できる限り時間をかけて靴選びをしていただくことをおすすめしたいです。

 

名前は伏せてありますが今回は国産ブランドとのことでしたので、足長が26.5cmでしたら3Eを作ってるところも少なくないので、是非できるだけたくさんの靴を履き比べしてみてください。
素敵な靴に出会えることを願っております!

 

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