このブログでも何度か登場してきました、サルトレカミエ(Sarto Recamier)のシューツリーをレビューさせていただきたいと思います!
シューツリーファンの方はすでにご存知かと思いますが、もしご存知ない方は是非この機会にブランドだけでも覚えて帰ってください!
サルトレカミエとは
まずは簡単にサルトレカミエのご紹介です。
サルトレカミエはM.モウブレイでご存知、R&D(アールアンドデー)さんが立ち上げたブランドです。
Sarto はイタリア語で「仕立て屋・仕立人」、Recamier は歴史上最も美しい女性と云われたレカミエという名に由来します。Sarto Recamier は、『歴史上最も美しい靴木型を造る仕立屋』という意味を込めたブランド名です。
引用:R&D webサイト(※)
確かにこの名の通り、美しく仕上げられたシューツリーです!
次は、シューツリーの種類のご紹介です。
シューツリーの種類
サルトレカミエのシューツリーは大きく分けて3タイプ。
- SR100シリーズ
- SR200シリーズ
- SR300シリーズ
シューツリーの価格帯の中でも7,000〜9,000円程度と中価格帯より少し高めの設定で、頑張れば購入できるお値段かと。
順番にご紹介していきます!
スタンダードなSR100シリーズ
スタンダードで汎用性の高い形状。
特に、英国靴メーカー系のグッドイヤーウェルト製法のシューズ等にも適したモデル。幅は標準~やや広めで、甲部はなだらかなタイプ。
引用:R&D webサイト(※)
サイズ展開は、35〜43(22.0~27.5cm)の8種類です。
引用の通り、甲はなだらかな設計。こちらの使用感は後ほどご紹介します。
現代的なSR200シリーズ
現代的な木型によりフィットする形状。
イタリア靴メーカー系シューズのシェイプ等にも適したモデル。
幅はやや細め~標準、甲を高く・立体的に設計した形状で、チャッカーブーツ
等にも最適。
引用:R&D webサイト(※)
サイズ展開は、38〜43(23.0~27.5cm)の6種類です。
こちらは、SR100シリーズと似ているのですが、つま先の部分が上に反ったデザインになっていて、SR100シリーズよりも若干ではありますが、甲の立ち上がりがしっかりしています。
ネジ式のSR300シリーズ
ネジ式でジャストサイズに固定可能。ご自分で調節できる万能型で、靴に余計なテンションをかけ ずにシェイプを整えるモデル。
幅と高さをしっかりとっているので、日本製の靴等を含む全般にフィット感良く対応。
引用:R&D webサイト(※)
サイズ展開は、38〜43(23.0~27.5cm)の6種類です。
こちらはさらに甲の高さがあるタイプです。
ネジ式で長さを調整できるので、靴に過度なテンションがかかりません。
シューツリーの素材
SR100、200、300と全てにシダー、ブナ、カバ(パーチ)素材が用意されていて、それぞれに特徴があります。
木材 | 特徴 |
シダー | 香りがあり、防臭・殺菌効果に優れる |
ブナ | 耐久性があり、腐りにくい |
カバ | 耐久性があり、高コスパ |
カバ(パーチ)素材のものはニスが塗られていない素のままの仕上げなので、多少の吸水性が期待できますが、他のふたつはニスで仕上げられているので、吸水性はあまり見込めないかもしれませんね。
他にもプラスチャック製のスクリューキーパーというものもありますが、amazonや楽天ではあまり見なくなりました。
販売店・取扱店
僕は伊勢丹で購入しましたが、東急ハンズにも売ってますし、amazonや楽天にもありますね!
SR100EX(39)とSR200EX(40)
僕はSR100シリーズとSR200シリーズの2種類を使っています。
どちらも新宿の伊勢丹で靴を購入したとき、店員さんが選らんでくれたものでした。
ちなみに、SR100はサイズが39。
SR200は40のサイズです。
こう見ると、SR200はそこまでこうの立ち上がりがしっかりしているようには見えないですね。
先にご紹介したとおり、SR200の方がつま先が上に反り上がっているのがわかります。
かかとに関しては、写真ではほとんど違いがわかりませんが、若干SR100の方がかかとの先端がシャープになっています。
サイズ39はマグナーニに
あまり参考にならないかもしれませんが、このマグナーニの靴とSR100はすごく相性がいいです。
靴のサイズも39。
ちょっとわかりにくいと思いますが、ツリーが甲の部分をしっかり捉えていて、革が伸びているのがわかります。
あ、ただ、この革のベルトは、ツリーを取り出すときにちょっと不便。笑
金属の取手の方が取り出しやすいと感じます。
サイズ40はISETANブランドに
こちらもこのブログで何度かご紹介しているISETANブランドの靴。靴のサイズは39ですが、40のツリーがちょうど、と言う感じです。
しかし、この靴は甲から履き口にかけての立ち上がりがある靴です。なので、甲の革をシューツリーが捉えきれていません。
甲の革とツリーの間に隙間があり、革も柔らかいせいか履きジワが伸びません。
これはツリーがどうこうではなくて、靴に合わなかったというだけの話だと思います。
こちらの記事でシューキーパーの選び方についてもご紹介しています。靴の形を崩さないためにも革が伸びていることをちゃんと確認して選らんでいただくのが良いと思います。
最後に
確かにこのシューツリーは、表面も丁寧に削られていてニスで仕上げられているので、すごく触り心地がよく美しいツリーです。僕も気に入って使っています。
取手の部分はちょっと不便ではありますが、それ以外はストレスなく靴に出し入れできますが、やはり靴にあったツリーを選ぶのはとっても大切なことだなというのがよくわかりました。
3〜4年使っているシューツリーですが、長く使っていて最近ようやくわかってきたことです。みなさんも是非シューツリーを選ぶ際は慎重に選らんでみてください!
こちらで、もう少しリーズナブルなシューキーパー もご紹介していますので、よければ参考にしていみてください。こちらは、サイズが合わなければ返品や交換もできますね。
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