SOLVE というブランドのシャツを、オンラインでオーダーさせていただきました。
①生地を選んで、②シャツのディテイルを選んで、③各部位の寸法の指定をするだけ。「オンラインのオーダーに対する煩わしさ」みたいなものってなんとなく漠然とありますが、やってみると案外そうでもありませんでした。
さらに、白蝶貝のボタンでも、クレリックにしても、刺繍入れても、SOLVE はオプション料金がかかりません。
というわけでこちらの記事は、「忖度一切無しのレビュー」をご所望いただいた、SOLVEさんからのご提供でお送りしてまいります。
ほんとに思ったことを書きます。
サイズ感にうるさい男です
SOLVEのシャツのサイズを決める方法は大きく3つあります。
- 銀座線・外苑前駅の実店舗で計測
- 気に入っているサイズ感のシャツのサイズを自分で計測
- 気に入っているシャツを郵送して計測
お店に行くのはちょっと面倒。(実際はたまたま立て込んでただけなのですが…)
郵送も、梱包するとなるとなんだかんだ面倒。
じゃあ自分で計測しようじゃないかと。
僕は幸い、サイズ感が気に入ってるシャツがいくつかあるので、それに参考に計測しました。
シャツには合計9つの計測箇所があり、ひとつひとつ動画で解説してもらっているので、計測自体は冗談抜きで難しくありませんでした。
器こそデカいですが身体はそんなに大きくないので、既製品だとしっくりこないことが多く、サイズ感にはうるさい僕にとっては嬉しいところです。
PC画面
ただ、計測値は入力式ではなく、選択式。
「超スリム」「スリム」「ふつう」「ゆったり」という大枠のサイズを選択すると、計測値が選択できない場合がありました。
ここは選択できる数値を選ぶしかないので、気に入っているシャツのサイズ感とは少し違ったものになるかも…と心配だったというのが正直なところ。
実店舗で販売員さんとやり取りできるわけではないので、今回感じたオンラインの難しさはそこですかね。
あとは、シャツの生地を選んで、ボタンや襟などを決めて、サイズを入力をしただけ。
6/6にオーダーして、6/21に到着したので、約2週間というとんでもないスピードでした。海外からの発送ですが、オーダー後にトラッキングもできるシステムです。便利。
最近ではユニクロでもXSを販売してくれてますが、「もう少し、こうだったらいいのになぁ」と思うことは多々あり、やっぱりシャツやスーツはオーダーで作ったほうが満足度が高いなぁという感覚が強いです。
結果満足
仕上がりはこんな感じです。
生地については後ほどご説明したいのですが、赤のストライプを選んだのは、めちゃめちゃ良い選択だったと思ってます。
赤も強すぎないので派手さはなく、かなり気に入ってます。
シャツの仕様はこんな感じです。
- 生地:イージーアイロン レッドストライプのポプリン生地
- 襟:カッタウェイ(ショート)
- カフス:角落ち
- 前立て:裏前立て
- 後身頃:ダーツ・タック無し
- ポケット:無し
- クレリック:無し
- ボタン:白蝶貝
- ボタンホール:おすすめ
- ボタン糸:おすすめ
- 刺繍:無し
首回り、胸や胴回りは全く違和感なしで、好みのサイズ感です。
それほど余裕があるというわけではなく、ぴったぴたでもなくよい感じかと。
唯一、気になったのはアームホールのゆるさでした。
計測値を入力する際、アームホールの太さは、それ以外の計測値の設定で自動で決まるシステムになっているようで、カフスのボタンを締めた時のモタつきが気になりました。
特に左腕。ちょっとモタついて見えますね。
「超スリム」「スリム」「ふつう」「ゆったり」の「スリム」でオーダーしたので、「超スリム」だともう少しスッキリしたのかもしれません。
とはいえ、ジャケットを着たり、腕まくりをすれば気にならなさそう。
春夏にノータイで着る、カジュアルなシャツを想定してましたので、この感じなら全然大丈夫…いやむしろすごくいい感じかと。
ベージュのパンツとの相性がめちゃめちゃいい。
奥様にもこの写真をお見せしたところ、非常に好評でした。うれしい。
ディテイルも大変結構。
ボタンは迷わず白蝶貝にしました。だってオプションかからないんだもん。
ボタンホールのステッチは「おすすめ」で選んで白になりましたが、赤にしてもかわいかったんじゃないかと後悔しています。
ただ、僕個人の感覚としては、ディテイルがどうのこうのと言うほど目が肥えているわけではないので、それよりは体格に合ったサイズ感であるということのほうが重要です。
そういう意味でも全体的なサイズ感はかなり満足です。
ディテイルはわからないとはいえ、シャツに関する知識がない僕にとって嬉しかったのは、例えば「角落ち」のカフスを選ぶと、ちょっとした補足説明が添えられていること。
スポーティーさのあるカフス型です。カッタウェイのえり型と組み合わせるのがお勧めです。
春夏に着るシャツを想定していたので、ノータイでも様になるカッタウェイにしようと思っていたのですが、カフスの形状は「角落ち」だとカッタウェイとの相性が良い…みたいな補足は脳のメモリを消費せず選びやすくてよかった。
他にも、ほぼ全てのディテイルに対して、補足説明がありました。
こんな感じです。
タブカラーの補足説明
僕はPCでオーダーしましたが、ディテイルは項目が多いので、webサイトのナビゲーションも結構たくさんあります。
注意深く見てないと、細かいところを見逃してしまうので、オーダーされる場合はしっかり目を通していただけたらと思います。
超迷ったけど生地選びはほんとに楽しい
今はだいぶ処分してしまったのですが、実は昔からシャツは好きでして、放っておいたら似たようなブルーのストライプのシャツや、ボタンダウンのオックスフォードが増えている…みたいなことはよくありました。
春夏にざっくり着るリネンのシャツも何枚かあるし、せっかくならちょっと冒険してみたいなぁということで、赤のストライプの生地にしました。
個人的には今までと違った色味で、派手すぎず遊び心もあり、非常にときめいた生地でした。
なんせ生地は180種類もあるので、迷って当然。
個人的には【超ノンアイロン】というワードにはハートをぎゅんと掴まれましたが、機能より色と柄重視で選びました。
一応こちらの生地もイージーアイロンなので、ケアも楽かなと期待をしております。
ピンクとか赤は持ってなかったのと、春夏に1枚でざっくり着るシャツならアリかもということで、赤のストライプにしました。
赤の印象がそこまで強すぎるわけではないし、個人的にはちょっと冒険もできて、良い選択だったと思います。
ここに至るまでは、サックスブルーのポプリンもシンプルでいいなぁと思い…
そいえば、ネイビーのストライプも使いやすそうかな…とか
ブルーにイエローのストライプなんかもかわいいじゃない?なんて思ったり…
靴もそうですが、やはりこうやって悩む時間てのはやはり楽しいですよね。
また、イージーアイロンもなかなか便利でした。
アイロンをかけると、一発でシワが伸びる感じ。生地にハリがあり、形状を記憶しやすい素材なのかもしれません。
やはりこういったドレスシャツはパリッと着たほうがキマりますから、ケアが簡単なのはありがたいですね。
気に入ったサイズのシャツがあったのが幸い
僕は気に入ったサイズのシャツを持っていたので、それをもとに計測ができました。
うまく計測できているか、理想のサイズになるか…という心配は多少ありましたが、仕上がったシャツのサイズは全く問題なしでした。
でももしご自分の体型に合うシャツをお持ちでない場合や、そもそも合うサイズがわからないという方の場合は、やはり店舗で計測していただくのがいいと思います。
このサービスのいいところは体型に合うサイズのシャツがオーダーできるというところだと思いますので。
逆に言うと、ひとつ自分の体型に合うシャツを作ることができれば、その後はその計測値を使い回すことができますので、自分のサイズと好みのサイズ感を知っておくのはアリですよね。
あとは歳を取っても体型が変わらない努力をするだけ。(自戒
次回は、クレリックでラウンドのタブカラーとかやってみたいなぁと目論んでいます。
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solve良いですよね、赤のストライプシャツ、素敵です
体感ですが、超ノンアイロンは洗濯後に伸ばして干すだけでもギリギリ行けるレベルなので、すごく重宝してます!(びちゃびちゃに濡らして干すと確実)
超ノンアイロンはビジネス向きのクリーンな表情のものがほとんどな印象なので、そういった機会の多い方は重宝されるかもしれませんね。
ありがとうございます!ちょっと冒険してよかったです。
超ノンアイロンお持ちなのですね。過去にユニクロのノンアイロンシャツを使ってましたが、おっしゃるとおりギリギリいけるのは、結構楽でした。
そうですね。リネンとかスラブ生地も夏用にはいいかなぁと思いましたが、ビジネス向けのほうが、スタンダードなものからちょっと珍しい色味の生地まで種類豊富ですよね。