東京・青山周辺から原宿の方まで靴屋さんを巡って歩いていたのですが、僕の靴屋さんマップに、Yohei Fukudaというピンがあることに気付いてしまったのです。
いつもインスタで拝見するだけのYohei Fukudaがすぐそこに…
ノーアポ・ダメもとですが、これはお邪魔してみたいと。
THE ART OF SHOEMAKING
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こちらのインスタアカウント。
靴好きの方はご存知だと思いますが、Yohei Fukuda というシューメーカーさんです。
福田洋平さんについて
ジョン・ロブ、エドワード・グリーン、チャーチなど名だたるシューブランドで修行をされ、ジョージ・クレバリーやエドワード・グリーンのビスポーク職人として実績を積み、帰国。
その後、ご自身のブランド Yohei Fukuda を設立されます。
厳かな機能美
初めて Yohei Fukuda をインスタで拝見して以来、こんな綺麗な靴があるのかと衝撃を受けた記憶があります。
足の形に合わせ”うねり”と、靴全体に施されたワックスのツヤも相まって、海外の高級スポーツカーのようなフォルム。
正面から見ても足の甲から上の部分がねじれたようなつくりになっています。
足の形に合わせたフォルムでありながら、足を支える台座のような。
フェティッシュな機能的美しさと、無機的な彫刻を思わせるような厳かな雰囲気を漂わせます。
履くものというよりは、ただただ眺めて楽しむのがふさわしいと思わせる、そんな履くのが勿体無く思える芸術作品のような靴です。
Yohei Fukuda には既成靴も!
ただ、Yohei Fukuda の靴はうわさによると2年待ちで、海外からのお客さんも多く、僕みたいな一般人が到底手の出せる靴ではないと思っていました。(お客さんの顔を忘れちゃうから、顔写真撮るって聞いたこともあります。これ本当みたいです。)
なので、工房にお邪魔しても入れてもらえるかどうかさえわからなかったのですが、若い方が案内をしてくださって、いろいろと親切に教えてくださいました。
驚いたのは、Yohei Fukudaにも既成靴の販売があるということ。
サイズもたしか5.5から用意があるということで、個人的にもYohei Fukudaを履ける日が来るのかもしれないという期待と可能性を感じます。笑
既成靴のデザイン
スエードもすごくキメの細かい革でした。
価格一覧
既成靴 | ¥240,000〜 |
既成靴 + パティーヌ | ¥270,000〜 |
ビスポーク | ¥400,000〜 |
さらっとお聞きした程度の価格ですので、もう少し細かい値段の設定があると思われます。
例えば選ぶ革によって、仕上げの方法によって値段が上がるとか。
既成靴とは言え、値段は他のブランドのビスポーク程の値段ではあるのですが、何十万…いえもしかしたら一桁上の価格帯のビスポークしか取り扱っていなかも…という勝手な思い込みのせいで、24万円の既成靴が安いと思えてしまう(※)から不思議です。
※これを”Yohei Fukudaフィルター”と呼ぶ
白いカーフで作られた靴をパティーヌするという靴も非常に魅力的ですし、ビスポークを注文しようものなら2年間ずっとそれを待つ楽しみと幸福感を味わえると思うと、案外コスパいのでは?という気にさえさせられてしまうという。
完全に基準がおかしくなっていますよね。笑
革靴型のキーチェーン
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なんていうんですか、これ。笑
英語だと key chain という表記になっていましたが、こちらもお店で販売されていました。
¥28,000。
これもバッグや財布にぶら下げたい一品です。
確か、福田洋平さんの弟さんがジュエリー関係のお仕事をされていて、そちらで作っているみたいな話を聞いたことがあります。
予約がおすすめ
お店にいつも誰かがいるという訳ではなさそうです。
別階の工房にいらっしゃる場合もあるようなので、是非靴をご覧になりたい方は予約して行かれることをおすすめします。
突然お邪魔して失礼でなかったと良いのですが、本当に良いものを見させていただきました。
親切なスタッフさん、ありがとうございました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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