FUGASHINというブランドについて、お話を聞く機会がありました。
最近、西武池袋とそごう横浜で取り扱いが始まり、ブランディングにも力を入れられているということで、僕個人も興味を持ちました。
3万円台で買えるコスパブランドのひとつだと認識していましたが、良い意味でそうではありませんでした。簡単にブランドのご紹介をさせていただきます。
履き心地の提案
グッドイヤー ¥35,000
FUGASHIN というブランドに興味を持った一番の理由は製法の種類が多いことでした。
- グッドイヤーウェルテッド
- ボロネーゼ
- ボロネーゼグッドイヤー
- ノルウィージャン
- ハンドソーン
もちろんブランド名は知っていましたが、主にこの5つの製法を展開されていることは知りませんでした。
そもそも、5つも展開しているというのはなかなかに珍しい。
グッドイヤーについてはご存知の方も多いと思いますが、あまり聞き慣れないこのあたりの製法が非常に興味深いところです。
- ボロネーゼ
- ボロネーゼグッド
- ノルウィージャン
簡単に言うと、この3つはリブテープを使っていない製法です。
リブテープについては別の記事で説明していますので詳細は割愛しますが、リブテープがないことによって、靴底の屈曲が良くなり、履き心地はかなり柔らかいものになります。(ハンドソーンもリブテープはないですね)
つまり、どちらかというとビジネスシーンを想定したオーソドックスなドレスシューズが多いブランドではありますが、製法の種類をいくつか提案することで、ユーザーの好みや履くシーンによって様々な履き心地を提案してくれるという感じです。
ボロネーゼとボロネーゼグッド
ボロネーゼ ¥32,000
次はボロネーゼとボロネーゼグッドイヤーについて。
ボロネーゼは靴底の修理はできないことはないけど、何度も修理をする製法ではないようです。
一方、ボロネーゼグッドイヤーという製法は、グッドイヤーというワードの主張は強いものの、リブテープが使われていません。
ボロネーゼにウェルトをつけた製法なので靴底の交換ができるというものです。
ボロネーゼグッドイヤー ¥45,000
ちなみに、ボロネーゼグッドイヤーのモデル、THE AMBASADOR は全店舗で展開されています。
アクセス可能な方は是非履き心地を体験してみてください。
店舗については後ほどご紹介してまいります。
ノルウィージャン
ノルウィージャン ¥45,000
こちらもリブテープのない製法。
ご覧の通り、ウェルトが特徴的な製法ですが、案外柔らかい履き心地が魅力です。僕も1足だけノルウィージャン持ってますが、履き心地に関してはかなりいいです。
この靴は池袋と横浜で展開されている模様。カジュアルには合わせやすそうですね。
ちなみに、底もFUGASHIN ソールです。
ハンドソーンは九分と十分
ハンドソーン九分 ¥55,000
FUGASHIN は3万円台で買えるブランドだと思い込んでいたので、ハンドソーンを展開されているのは意外でした。
55,000円のこちらの外羽根のウイングチップは九分仕立てなので、出し縫いは機械で縫っています。革質は非常に透明感のある僕好みなものでした。デザインバランスも素敵。
単純にこの靴を見て、外羽根のウイングチップが欲しいなぁと思わされました。
ハンドソーン十分 ¥140,000
一方こちらは、十分仕立てで140,000円。出し縫いまで全て手縫いです。
こっちはもはやビスポークシューズに近いようなレベルのもので、こだわりと技術力が詰まった1足です。トウスプリングがおさえめのラストで、いい意味で尖ってます。
履くのもちょっともったいなく感じてしまうほど、存在感ありますね。
しかし実際は、20万のハイブランドの靴買ったけど合わなくて、この靴をリピートするお客さんもいらっしゃるようです。
百貨店やセレクトショップでの取り扱いが結構あるブランドですので、関東圏、関西圏の方は是非足を運んでみてください。
取り扱い店舗
- 西武池袋本店 5F紳士靴売り場
- そごう横浜店 5F紳士靴売り場
- ワールド フットウェア ギャラリー 銀座店
- クインクラシコ 丸の内店
- クインクラシコ 神戸店
- クインクラシコ ルクアイーレ大阪店
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