クリーム・オイル靴磨き・お手入れ

革は水が抜けて乾燥するときに繊維が収縮する

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クリーム・オイル
足の甲が革靴タン部分と当たるのでデリケートクリームを内側に塗って、すぐにシューツリーを入れました。翌日シューツリーを抜く時、シューツリーが内側の革とくっついている感じですごく抜きづらくなるります。
シューツリーを入れるタイミングは塗った後すぐがいいですか?それともデリケートクリームを乾燥させてからの方がいいのでしょうか?

 

 

こんなご質問をいただきました。
ご質問ありがとうございます。

 

ご存知の通り、革は水や油を含むことで柔らかくなるわけですが、油分より革に止まりにくい水分はある程度時間が経つと蒸発するため、「デリクリの革を柔軟にする効果」というのも、ある程度一時的なものでしかないと考えます。

 

さらに革は、水分が抜けて乾燥するときに繊維が収縮します。
僕も同じ経験があるのですが、フルケアを施した靴から数日後にシューツリーを抜いたら、くっついているような抜けにくさ感じたことがあります。

 

それはつまり、クリームなどに含まれていた水分が蒸発して革が収縮し、靴が引き締まったことによって、ツリーに靴が食いついているように感じるのだと思うのです。

 

水分を含むクリームを使い場合はある程度仕方のないことだと思うので、靴の形を保つという意味では「ケアの後はツリーを入れる」で正解だと考えています。

 

 

 

というよりはむしろ、甲の痛みを軽減するためにデリクリを塗ったあとは、足の形を靴を覚えさせるために、しばらく足を入れておいたり、少し歩いたりする、というのがベターかもしれません。
また、タンの部分や痛くなる箇所周辺の革をほぐして揉み込んであげると、革の繊維がほぐれて柔らかくなります。
僕の経験上、1回や2回ではなく、何度か繰り返していただくと馴染むのが効果を感じやすいです。

 

 

それでも痛みが取れない場合は、オイルを多めに含んだクリームを使ってみたり、加脂剤のようなものや革を伸ばす系スプレーを使ってもらうと、より効果が見込めると思われます。
参考になれば幸いです。

 

 

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